Readings:8月の読書

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 今月の読書、読み終えたのは9冊。

・白戸圭一『ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄』(再読)
・ル・クレジオ『悪魔祓い』
・三田格・監修『アンビエント・ミュージック 1969-2009』
・加藤周一『読書術』(再読)
・三田格・監修『裏アンビエント・ミュージック 1960-2010』
・小黒一正『2020年、日本が破綻する日』
・松本仁一『アフリカで寝る』(再々読?)
・T・ピンチョン『メイスン&ディクスン』上巻
・旅音『インドホリック インド一周一四二日間』

 読了した上記9冊など今月は15冊ほど読んだが、あまりまともな読書ができなかったという印象が強い。難解な『メイスン&ディクスン』に相当エネルギーを持っていかれたのと、年内のスケジュールが予想外に密になってきた分その準備に時間を取られているのとで、今月は箸休め的な本の選択になっている。





 白戸圭一さんと直接お目にかかって、疑問点全てについて丁寧にお答えくださったのは、貴重な体験だった。新書を出される予定もあるそうなので、今後のご活躍も楽しみ。

 ル・クレジオ『悪魔祓い』の視点は極めてユニーク。著者の抱くイメージが独得なので、満足な理解ができたとは言いがたいが、重要な指摘が響いてくる。少数民族が奏でる音や歌を「音楽として素晴らしい」と語るだけでは何ら本質を捉えていないことを、特に自己反省させられた。この方向でも自身の考察を深めたい。

 三田格『アンビエント・ミュージック』2冊は3日間で全部読んで、気になったディクスをまとめ買い。しかし、自分が今求める音とは出会えなかった。必要とする音と巡り会うことは簡単じゃないな。1冊目の方は笑ってしまうくらい誤植が多かった。これほどの本、初めて(失礼…。雑誌ベースでこれだけの情報量を詰め込むには仕方なかったのかも知れない)。が、基本タームをおさらいするには結構有益だった。

 荻原和也さんの『アフロ・ポップ700』も買って、10分くらいかけてざっと眼を通してみた。欲しい/聴いてみたいと思う盤はさすがにもうあまりなさそうで、そのことに安堵すると同時に、一抹の寂しさも。執筆に3年くらいかかっていそうな情報量で、今アフリカのCDを集めている人にとっては刺激的かつ罪作りな本だろう。アルテスの本は評判の良い『ニュー・ジャズ・スタディーズ──ジャズ研究の新たな領域へ』も購入。鈴木茂さんのところの本、ようやく初めて買ったが、どちらもいつ読めるのだろうか。特に後者はいろいろヒントを与えてくれそうなので、何とか読む時間を確保したい。アルテスは他にも、『ジャズ歴史物語』、『音楽の未来に蘇るもの』などの名著復刻、着眼点が良いと思う。

 『片山杜秀の本1 音盤考現学』、『ジョニ・ミッチェルという生き方 ありのままの私を愛して』(ミッシェル・マーサー)なども気になりつつ、やはり今月もパス。これらは読む機会ないのかも知れない。

 『インドホリック インド一周一四二日間』はツイートした通り、今時珍しいオールド・スタイル(?)の周遊旅。そのためか、文章よりも写真の方に魅力を感じた。また、自分がチベット的なものに惹かれていることを再確認。

 さらに今読み進めている本の一部を写真右に積み重ねてみた。いろいろな意味でヘビーな本ばかり。年初、今年は日本の古典・名作を読むことを目標にしたはずなのに、違う方向に進んでしまっている。どこかの時点で軌道修正せねば。
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by desertjazz | 2010-08-31 23:59 | 本 - Readings

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