Readings:Chimamanda Ngozi Adichie, Orhan Pamuk

d0010432_22342795.jpg
 最近好きな小説家と問われて思い浮かぶのは、カズオ・イシグロ(イギリス)、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ Chimamanda Ngozi Adichie(ナイジェリア)、オルハン・パムク Orhan Pamuk(トルコ)の3人。そのうち2人の新しい翻訳書が今週出版された。もちろん即購入!

 C・N・アディーチェの『半分のぼった黄色い太陽』は "Half of a Yellow Sun" (2007年) の待望の和訳。ビアフラ戦争(1967〜70年)に翻弄される人々の悲劇を描いた作品で、若干30歳の女性が書いたとは思えないようなリアリティーと切迫感に圧倒される。現時点で彼女の最高作であり、また近年これほど読んでいて引き込まれた作品もない。原書で読んだ時には読解しきれなかった部分も多かったので、この翻訳書は首を長くして待っていた。冒頭部分で挫折してしまった長編初作 "Purple Hibiscus" の日本語版も熱望。
 アディーチェは来月来日予定で、「日本ペン東京大会」の朗読&スピーチ(9/24 早稲田大学大隈講堂)にも出かける予定(参加が申し込み先着順なので、登録済)。

 O・パムクは2006年度ノーベル文学賞受賞者。『新しい人生』(1994年) は彼の5作目の小説とのこと。『白い城』(1985年) 、『わたしの名は紅(あか)』(1998年) 、『雪』(2002年) 、『イスタンブール 〜思い出とこの町〜』(2003年) と、どれも楽しませてもらった。中でも圧巻だったのは『イスタンブール』と『雪』で、ノスタルジックな憂愁(ヒュズン)感とモノグラフィックな色彩感が素晴らしかった。



 今月は2〜3日に1冊ペースで読書が進んでいる(流し読みの本も含めてだが)のに加えて、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』、ミシェル・レリス『幻のアフリカ』など長編数作も併読中(それら以外の幾つかの作品が何かはまだ書かない)。今日読み終えた『メイスン&ディクスン』の上巻は結局2ヶ月近くかかったように、どれも長期戦必至の状況なので、さきほど入手した2冊に至っては、いつ読めるのだろうかと嬉しい悲鳴が上がりそうだ。他にも今読みたい本が山積していて、ディスク紹介やスキヤキのリポートを書く余裕が全然ない。最近楽しいことが多すぎる!




[PR]
by desertjazz | 2010-08-26 22:00 | 本 - Readings

DJ
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30