週末旅行 XIII : 富山(1)

d0010432_15551151.jpg 今年13回目の週末旅行は4泊5日で富山へ(8/20 - 8/24)。一番の目的は、南砺市福野で開催された "SUKIYAKI MEETS THE WORLD 2010"。

 今年で20回目となるこのフェスティバル、やっと初めてやってくることが出来た。感想は、とにかく楽しかったことと、当地からのツイートした通り「プロフェッショナリズムと手作り感が理想的に融合したすばらしい「祭り」だった」ことに尽きる。






8月20日(金):フローラルステージ

 夕方リハーサル終了した頃に会場入り。プロデューサーのニコラ・リバレ Nicolas Ribalet くんと再会。彼とは7年前にフランス、アングレームの FESTIVAL MUSIQUE METISSES に一緒に行ってからの知り合い。そのときは Orchestra Baobab のインタビューの通訳もやってくれた。彼と会って話をするのは、もう5年振りくらいだろうか、会えてとても嬉しかった。

d0010432_1671289.jpg 初日の今夜は無料ステージ。始まると、地元の有志にプロのアーティストが交わる編成のグループが続き、なんともまったりした雰囲気。音楽フェスというよりも地方の盆踊り大会にやってきたような気分になる。こうしたプロとアマの交流(何日も費やしてリハーサルしているらしい)、イベントの地元民への解放といった姿勢も、スキヤキの持ち味のひとつであると感じる。

d0010432_15585537.jpg 今回一番のお目当てのデバシシュ・バタチャルヤ DEBASHISH BHATTACHARYA(インド)が登場。顔見せ程度の演奏時間だったが、彼のスライドギターを生で聴けて満足。
d0010432_16133853.jpg 今夜のトリは Sukiyaki Allstars。デビュー時から大好きなチウォニーソ Chiwoniso(ジンバブウェ)を観るのは初めて。彼女のンビーラ(親指ピアノ)も楽しみだったのだが、今夜は演奏なく明後日の本番に期待。

8月21日(土):フローラルステージ

d0010432_1615333.jpg マリアナ・バラフ Mariana Baraj(アルゼンチン)。ほとんどソロでのパフォーマンスで、独唱に太鼓などのパーカッションを合わせる程度。それでも、歌声がとても魅力的で、生でサンプリングした声を重ねていくといった実験もあって、曲ごとに彩りを変えていく。フォルクローレをルーツにもつヴォーカル・ミュージックの可能性を探求している姿勢が伝わってきた。

d0010432_16154537.jpg ラジェル Rajery(マダガスカル)は竹製の楽器ヴァリ Valiha の名手。右手に障害をもっている(手首から先がない)とはとても思えない素晴らしい演奏だった。そして盛り上げ方が実に巧み。おかげで、すっかり踊らされてしまった。彼のステージを観るのは7年振りだが、ここまで良かっただろうか。見直した。

d0010432_16164430.jpg ラジェルに踊り狂う子供たち!

8月22日(日):ヘリオスステージ

 最終日トップで登場はスキヤキ・スティール・オーケストラ。これが驚くほどかっこ良かった。一見スナックの美人ママ集団かと思いきや(失礼)、間違いなく相当練習している。6曲目 'True Lies(Fay Ann Lyons) ' のアレンジにはぐっと来た。

 デバシシュ・バタチャルヤは長尺の古典曲が聴きごたえたっぷり。このまま朝までやって欲しいくらい。4弦に持ち替えて演奏した民謡調の曲も、メロディーに日本の音楽と通じ合うものが感じられて面白かった。

d0010432_16170100.jpg 大トリはスキアフリカ“スキヤキ・オールスターズ”SUKIAFRICA "Sukiyaki Allstars"。チウォニーソ、ピーター・ソロ Peter Solo(トーゴ)、エリク・アリアーナ Erik Aliana(カメルーン)らアフリカ勢、チャン・ジェヒョ(韓国)、それに日本が世界に誇るサカキマンゴーとンダナが合体。プロデューサーのニコラ発案のこのユニット、単なる寄せ集めなどでは全然なくて、しっかりした準備とセッションを重ねた成果がはっきり現われている。恐らくは各人の持ち曲をベースにしているのだろうが、どれもが完成度の高く、ひたすら楽しいライブ・ミュージックとして弾けていた。このまま進めば、大化けするかもしれない(彼らはその後韓国に移動。来年には、タンザニアやカメルーンでの公演も予定されているそうだ)。
 個人的には初めて聴いたチウォニーソのンビーラ弾き語りに感動し、サカキマンゴーのバンド全体を巧みにコントロールする縦横無尽の活躍振りと気遣いに感銘。


 今回はいつもの海外フェス訪問とは違って、インタビューやミーティングのアポを一切入れなかったので、一眼レフやレコーダーも持っていかなかった。やっぱり、ビールをガンガン飲みながら、踊ったり、寝転がったり、仲間と語り合ったりして、身軽に振る舞うのは楽だし楽しい。それでも、ブラブラ歩いていると知人やアーティストと遭遇して、紹介されたり立ち話したり。金沢大学の粕谷さんや、マリアナに帯同してきたアオラの高橋夫妻とも久しぶりに会って話ができたし、海外勢のアーティストのほとんどとも、挨拶したりお話したりできたのではないだろうか(不思議な縁?なのが山北さん。約20年前の函館時代から共通の友人・知人がたくさんいるはずなのに、彼の演奏を聴くのはこれが初めてで、声をかけるきっかけもなかった)。

 予想していたよりもずっと楽しく、素晴らしいフェスだったので、できれば来年以降も通いたい。その時には、今年はパスした深夜のクラブ・ステージにも参加してみようと思う。

 …スキヤキ特製ビール、美味かったなぁ。来年も飲みたい。




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by desertjazz | 2010-08-29 12:00 | 音 - Festivals

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