Dubai / Maroc 2010 (3)

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 ドバイではモールと空港のレコード店を覗いてみたものの、さしたる収穫はなし(CDより Blu-ray が多い)。例外はフェイルーズ Fayrouz の新作 "Eh Fi Amal" とウンム・クルスーム Umm Kulthūm の格安ボックスくらいだった。後者は、BOX 1 が16枚、BOX 2 が15枚、BOX 3 が15枚(14枚だったかも)で、それぞれ15ディルハムほど(約3400円)。3セット全部買っても1万円強なので、一瞬迷ったが見送り。たとえ買っても、重いし、聴かないだろうし、これでコンプリートでもないだろうから。いや、それ以前に、クルスームの音楽を十分理解していない者が、こういった価格破壊に反応してしまうのは、彼女に対しても彼女の歌を愛する人々に対しても失礼であるようにも思えたのだ。

 20世紀を代表するエジプト/アラブ圏の女性歌手としては、クルスームやフェイルーズ、同じくレバノンのアスマハーン Asmahan が断然有名だと思うが、ライラ・ムラード ليلى مراد ( Layla Mourad / Leila Mourad / Laila Mourad / Layla Morad ) もかなり知られた大物歌手/映画スターである。調べてみると、彼女の父親はモロッコのユダヤ人とのこと。今回マラケシュではライラ・ムラードのコンピレーションを新たに2タイトル見つけた。

・ Layla Morad "Habeb Kalbe" (Fassiphone 6111245618609, 2009)
・ Leila Mourad " (タイトル不詳) " (Marocainmedia 415-628-10, ? )

 前者はファッシフォン盤なので、入手はさほど困難ではないだろう(余りに安いのでブートかと思ったのだが、インレイなども見開きでしっかり印刷されているので、明らかに正規盤)。後者は電話番号からマラケシュのレーベルと類推される。

 彼女のCDは1999年の EMI 録音の復刻シリーズ(Virgin 盤)以来なのではないだろうか。このシリーズ、アラブ古典を手軽に楽しめるので、フランスで買い集めた。リリースからもう11年になるのか。
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・ Layla Mourad "Sanatain" (Virgin 724384836627, 1999)

 帰国してから毎夜、久し振りに彼女の歌声を楽しんでいる。たまにはこういったエジプトの古典歌謡もいい。




 入手盤は後でまとめて紹介しようかとも思ったが、一部は旅の時制に関わらずに、先行して取り上げてみることにした(音楽関連の情報もたまには挟んだ方がよいかと考えた次第)。








(追記/雑記)

 ライラ・ムラードについて調べ直してみよう、エジプトの古典も聴き直してみようか、などとも思うのだが、やるべきこと山積で全然時間が取れない。まあ、余生の楽しみが次々生まれてくるのは嬉しいことです。

 試しに数えてみたら、最近1ヶ月の入手盤(CD, DVD, Blu-ray など)は81枚。間もなく海外から届くアイテムもあって、しばらくは聴き終えられそうにない。本は読み始めたら面白くて止まらなくなっているものばかりだし、今月は京都と吹田と東京と北海道に行きたいし…。本当は、Springsteen の"The Promise" セットとペルーのリイシュー群に集中したいところなのだが。

 100枚買っても2万円、200枚買っても4万円。モロッコにはもう一生行かないかも知れない。ならば、眼についたCDをもっと積極的に買ってきても良かったのかも知れないと、日本に帰ってきてからそう振り返る。だけど、今回の旅も欲張らずに出来る限りのんびり過ごすことが大切だったので、ショップに足しげく通うことを避けて正解だったのだろう。

 いろいろな人たちから頼まれている忘年会とホームパーティー、さっぱり目処がつかず。新年会で許してもらおうかなと、ほとんど弱気になっている。


 処理能力の高い方々が羨ましい……。





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by desertjazz | 2010-12-03 03:00 | 旅 - Abroad

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