春季キャンプ(1):準備編

 迷い出した時には原点に立ち戻ることが必要。自分の身体の訴えかけに正直になるべきだ。これが散々悩んだ末での結論だった。

 私が愛するもの、根源的欲求とでも言うものは、自身のウェブサイトの名前に込められている。Forest Beat / Desert Jazz 。熱帯の森や砂漠、そこの空気感や響きがとにかく好きで溜まらない。2年ほど前に音楽を全然受け付けなくなってしまった時も、自然な音を愛でている自分に気がつき、「なんだ元に戻っただけじゃないか」と苦笑し拍子抜けしたのだった。

 ただ熱帯にも砂漠にもしばらく行っていないからなのか、森や砂漠に帰りたい、そこの音を存分に浴びたい、自然環境の中で身体をいじめ喜ばせたい、という欲求が年々強まっているように思う。そうした我慢がずっと続いている。



 大震災を受けて5月のマレーシア旅行はキャンセルした。しかしその後、自分にできることをコツコツ重ねる中、そうした作業が長期戦になること、即座にできることは限定されていること、そして過度な自粛は無意味であることを悟った。また、被災地に入る心の準備ができていながらも、なかなかその機会がつかめない。

 ならば、自分の身体を活性化させる旅に出ようと考えた。ターゲットはモロッコの砂漠かボルネオの熱帯林。猛烈な勢いで情報収集しプランを練ったのだが、やっぱり無理だった。満足できるプランを組み上げるには時間が足りなすぎた。

 それでも軌道修正して、長年の憧れの島に踏み入り、大自然の中に身を浸してこれたのは幸いだった。私は CD やライブを聴くだけでは満足できない。自然の中の音や熱や香りを体感することで、自分がどんどん元気になっていくこと、心身のバランスが戻っていくことを感じる。



 準備中に考えたのは、まず身体を存分に動かそうということ。毎日早起きして走り込んだら気持ちがよいだろう。ランニングシューズとランニングウエアは必携。もちろん山歩きもしたい。トレッキングシューズはどれにしよう。珊瑚の海に入るので、マリンシューズやマスク、フィンも用意(今回ライフジャケットも買った)。世界中を供に旅した Timberland のサンダルは絶対必要。これは普段履きにもビーチサンダルの代わりにもなる。せっかくならロードバイクを持って行って走ったら気持ちよいだろうな(だけど、さすがにこれは無理か?)。

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 さらにはテントも持っていきたくなる。そんなことを考えているうちに、シューズだけで5足になってしまった。もちろんこんなに持って行けないので、出発前には荷物を減らす作業に思い悩んだのだった。


(続く)





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by desertjazz | 2011-05-13 22:00 | 旅 - Japan

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