SUKIYAKI TOUR 2011 (1)

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 富山県南砺市福野で開催された SUKIYAKI MEETS THE WORLD 2011 を観に行ってきた。この音楽フェスに参加するのは昨年の第20回に続く2回目。その後もスキヤキ関連のイベントを東京と大阪で追っかけ、結局ライブだけでも7連夜となった。今回はイベントも音楽自体も極めて充実しており、個人的にもとても貴重な音楽体験になったと思う。スキヤキの楽しさ、素晴らしさは、すでに多くの人たちがブログやツイッターで語っているので、ここで繰り返すのは最早蛇足に過ぎないのかも知れないが、自分の記憶を確かにするためにも、(少し長くなりそうだが)日記体で振り返っておくことにしよう。



 昨年初めて行ったスキヤキは実に充実したイベントで堪能させてもらった。これなら毎年通いたいと思ったほど。そして昨年暮(だったか?)にアマジーグとカウシキの出演内定の知らせを聞いてまた行くことを決断。特にカウシキは今世界で一番好きな女性シンガーなので、東京公演と大阪公演も行かないと一生後悔すると思い、必然的に SUKIYAKI TOKYO なども含めて連続7日間スキヤキを楽しむことになった。

 年齢を重ねた今は若い頃に較べると、あらゆる音楽を聴こうとする体力も時間もモチベーションも経済的余裕も足りなくなったり乏しくなったりしてしまっている。特に 3.11 以降は、優先して考えるべきこと、取り組まなくてはいけないことが余りに増えてしまって、音楽のために使える時間や余力が薄れてしまっている(恐らく多くの人たちも似たような状況にあるのではないだろうか)。だからその分、自分が本当に欲する音や音楽に耳を傾けるということを大切にするようにしている。なので、コルカタに行ってでもライブで聴きたいと願い続けていたカウシキが来日するとは、なんという幸運なのだろうと心底思った。この巡り合わせに感謝すべし。そう考えて、万難を排して彼女の3公演に臨むことにしたのだった。

 そんなカウシキが日本にやってくるなんて、これは幸運というよりは奇跡に近い。思い返せば、この奇跡は1年前にその予兆があったのかも知れない。昨年のスキヤキでのこと、スライドギターの名手、デバシシュ・バタチャルヤと、彼の弟でタブラ奏者のスバシス・バタチャルヤ(彼は今年も2度来日)と立ち話した際に、彼らのことはそっちのけで、同じコルカタ(カルカッタ)に住むカウシキについてばかり質問してしまった。今年カウシキを招聘した経緯については誰にも聞いていないし、この1年前の話がきっかけになったはずも勿論あり得ない。けれども、奇跡にまで至ったこの巡り合わせには不思議な気分を禁じずにはいられない。



 カウシキのステージを最大の目玉にして参じた SUKIYAKI 2011、結論を先に書いてしまうと、今年は昨年以上の素晴らしさだった。まず世界中から招いたミュージシャンが揃ってハイレベルだったと思う。彼らのパフォーマンスは単に優れているばかりではなく、それぞれの音楽が、民族のアイデンティティーを確認するためだったり、芸術性の追求だったり、新たな表現の探求だったりと、音楽の持っている様々なフェイズについて改めて考えさせられることになった。そして何より感心させられたのは、市民参加型のイベントとして完成度が高かったことだ(このことは昨年も書いたように思うが、改めて書いてみたい)。



 前置きが長くなってしまった。さあ、次からは本題に進んで、ツアー日記を始めよう。

 (2011.08.27 記)

 (続く)





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by desertjazz | 2011-08-19 23:01 | 音 - Festivals

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