SUKIYAKI TOUR 2011 (2) : Day 1 - part I

 夏フェスの大きな楽しみのひとつは、ビール飲んで汗かきながら音楽に合わせて身体をスイングさせること。スキヤキでは特製の白ビールや黒ビールが飲めるのだけれど、これが旨い! 今年も早く会場にたどり着いて仲間たちと乾杯したいと思っていた。だが、北陸地方の豪雨のために富山行きの特急が来ない。結局大阪駅で1時間以上の待ち。車内で飲むために買った500mlの缶ビールも出発前に空いてしまった。何となく雲行きの怪しげな旅立ちで、16時過ぎに福野駅に到着。

 しかしこれはまだラッキーな方だった。飛行機も止まってしまった影響で、羽田経由でやってきた組には23時〜24時入りとなった人たちもいた。

 猛暑だった昨年とは打って変わって今年はずいぶん涼しいし、雨もパラつきそうな気配。それでも順次仲間たちと再会して、いやでも気分が盛り上がる。

 個人サポーター会員証を提示して公演チケットとTシャツを受け取り、事務局に伺って写真撮影&インタビュー用のメディアパスを預かった後は、フローラルパーク屋外に設営されたフローラルステージでビール飲みながら開演を待つ。



 テレビの生中継に合わせて、19時にオープニングステージがスタート! 前半は小学生たちのスチールドラム・オーケストラや合宿トレーニングしてきた一般人のグループの演奏が披露される。スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドについて特に素晴らしいと思うのは、こうした市民参加型のイベントとして定着しているところだと思う。単にミュージシャンを呼んで金を払った人に見てもらう、というのではなく、普通の住民たちを世界的なプロのミュージシャンたちと同じステージに載せてしまい、良い意味での村祭りにしてしまっている(盆踊りの延長のようなものだ)ことが成功に結びついているのだろう。

 そうそう書き忘れそうになったけれど、初日のオープニングステージは無料なのだ。音楽イベントを広く市民たちに開放することで、世界の音楽を供に楽しむ意味やフェスティバルの意義について知ってもらおうという姿勢がありありと窺われる。地方自治体の主催とは言え、屋外で音を出すからには、近隣住民からの苦情がないはずはないし、その対応に細心の神経を注いでいるからこそこうして継続できているのだと推測する。もしその通りだとすれば、地方自治体が運営している芸術イベントとしては最高のモデルケースと言って間違いない。「芸術と文化の街」(だったかな? 後で要確認)を自称するだけのことはある。

(追記)市民参加型という点ではボランティアたちの働きぶりにも感心させられた。皆、親身に対応してくださり、そして楽しそうに動き回っている。そうしたことも気持ちよいフェスティバルだと感じた。



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 サカキマンゴーが指導したリンバ(親指ピアノ)グループ、スキヤキ親指ポロリンズ。

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 ファン・パブロ・ヴィラ&なんとジュニアコーラス

 トップを飾った福野小学校のスチールドラム・オーケストラ、気分はカリビアンの演奏もとても良かったし、続いて登場したサラマレクム!&サムルノリシグ!の演奏にも練習の成果を感じながら楽しませてもらった。リハーサル時点ですでに拍手喝采だった。プロ、アマの分け隔てなく一緒に音楽を楽しむ、そうした姿勢や雰囲気はフェスの最中ずっと通底していた。それは21日のフィナーレを観た方にとっては明らかだっただろう。



 (2011.08.27 記)

 (続く)





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by desertjazz | 2011-08-19 23:02 | 音 - Festivals

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