"rei harakami / わすれもの"

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 今年の夏(7月27日)、レイ・ハラカミさんが急逝された直後に、それまで持っていなかった彼のアルバムをひととおりオーダーして聴いた。やっぱり彼こそは唯一無二な存在、素晴らしいミュージシャンであると思い、そしてこれから生み出させるはずだった楽曲の多くが永遠に失われてしまったことに心が痛くなった。

 その時、中でも素晴らしいと思ったのが、オリジナル・アルバム未収録作品集としてリリースされた『わすれもの』だ。「ほとんど2枚の作品ばかりを繰り返し繰り返し聴いていた」と少し前に書いたが、その一枚がこのアルバムである。なんて美しく、暖かく、心地よい音なのだろう。人間味のあるエレクトロニカの音としては究極のものだろう。

 全曲マスターピースなのだけれど、特に気に入っているのは「まちぶせ」「わすれもの」「おむかえ」といったあたり。しかし、これらの曲名がなんだか暗示的であり、聴いているとなおさら悲しくなってきてしかたない。

 このアルバムは今でも夜になってから聴くことが多い。そして今年の夏に限らず、これからも一生聴き続けることだろう。


rei harakami




 今年の7月28日は、レイ・ハラカミさんから届けられた新しいオリジナル・サウンドクリップを使ったミックスダウンを行っていた。夕方、その作業を終えてスタジオから出た直後に見たツイッターで彼の訃報を知った。

 結局、ハラカミさんとお会いする機会は一度もなかった。ハラカミさんとの共同作業の可能性が芽生えた直後でもあっただけに、突然彼が目の前からいなくなってしまったことが悔やまれる。







 (2枚のうちの残る一枚は? それは言わずもがなじゃっどなー。)





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by desertjazz | 2011-10-01 21:50 | 音 - Music

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