Penang 2011/2012 - (16) : Nyonya Restaurants (1)

 ペナン料理の中でもとりわけ楽しみにしていたのがニョニャ料理だった。

 15世紀頃から中国人たちがビジネスチャンスを求めてマレー半島に進出していった。彼らはここでマレー人女性と結婚し、やがてその一派はババ・ニョニャ、あるいはプラナカンと称されるようになる。中国とマレーの文化が混じり合い、さらには周辺国からの影響も取り込むことで、彼らプラナカン独自の文化・芸術・生活様式が培われていった。そうしたプラナカンの中で生まれたのがニョニャ料理、とのことである。

 プラナカン/ニョニャ料理で知られる街は、シンガポール、マラッカ、そしてペナンの3つ。ペナンでニョニャ料理で名の知られた店を調べてみると、見つかったのは次の5店。

・プル・ルマ Perut Rumah
・ニョニャ・ブリーズ Nyonya Breeze
・ニョニャ・ババ・クイジーン Nyonya Baba Cuisine
・ホット・ウォック Hot Wok
・ママズ Mama's

 紹介文やコメントを読むとどこも美味しそう。幸いなことにプル・ルマを除いた4軒は同じエリアに寄り集まっている。それでも、ホテルからは遠いし、リトルインディアやチャイナタウンからも少し離れている。何とかジョージタウン滞在中にいずれの店も訪れてみたいものだと考えていたのだった。



 最初に行ったのはプル・ルマ(17 Jalan Kelawi)。中心エリアから外れた中途半端な場所にあるのだが、地図を見直すとホテルから歩いて行ける距離。1キロ半弱といったところか。

 1/4の昼、途中でビルマ寺院に立ち寄ったりなどしてブラブラ歩いて行ったら、瀟洒な屋敷を改築したお店にたどり着いた。けれども駐車場には1台の車も停まっておらず、店の中からも物音がしない。そ〜っと入口のドアを開けると、やっぱり客がいない。それでも営業しているらしく、大丈夫か?とやや不安になりながらも席に案内される。

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(これは帰りに撮った写真。その頃にはあと2組ほどがご来店した。)

 店内の様子はこんな感じ。かつて栄えたプラナカンの生活様式が伝わってくる。写真に撮ってこなかったけれど、飾られている食器類を眺めているだけでも眼の保養になった。

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 ヴィンテージもののホーローの器もたくさん陳列。だけどTVモニターだけは、この場にそぐわないと思う。

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 事前に読んで頭に入れた焼き付けばの情報を頼りに数品を注文。

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 真っ先に頼んだのはナシ・ウラム。極細に刻んだハーブ類とご飯をほぼ同量混ぜ込んだチャーハンンのようなものらしいと読んでいたのだけれど、極小タマネギや大葉のようなハーブを刻んだものがほとんで、米はどこにあるのか分からない。綿菓子を口にいれたかのような、フワフワ、サクサクした不思議な食感。実に面白い。とにかくこれを食べてみたかった!

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 その他に注文したのは、カリーカピタン(マイルドな味のチキンカレー)とか…

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 切り干し大根のような料理のジューフーチャーとか(バンクアンという蕪に似た根菜の千切りとスルメの千切りを炒めたものらしい)…

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 最後に黒米のデザート(プル・イタム?)をいただいて〆にする。(ビール代やお茶代含めて RM 62、約1500円)

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 このプル・ルマ、どのガイドブックにも最初に紹介されているし、ネットでも高評価。最近ペナンに行った人もここが美味しいと言っていたし、現地の人にも一番の店だと薦められた。他の店について書く前に明かしてしまうと、今回ペナンで食べたニョニャ料理の中ではベストだった。店員はちょっと冷ややかでフレンドリーさはなかったけれど(たまたまか?)、断然お薦め。また行きたい!(いや、後日再訪したのだった…。)


(続く)





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by desertjazz | 2012-02-04 00:00 | 旅 - Abroad

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