P. Ramlee "Terunggul"

 ペナン滞在記は、日記あるいは旅行記というよりも、自分が後で読み返してあれこれ思い出すことも意図したメモで、備忘録的に綴ったものでした。ですのであまり誰かの役に立つようなものではなかったかも知れません。それでもひとつ驚いたことがあって、それはテレサ・テンの記事へのアクセスが大変多かったこと。紹介したCDを「欲しい」といったコメントもいくつか目にしました。テレサの変わらぬ人気を再認識するとともに、このCDが思いのほか知られていなかったことに気がついた次第です。

 でも自身が興味のあるのはテレサよりもラムリー。ということで、ラムリーのCDに関する追加情報です。


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 ペナン滞在記の中では「P・ラムリーのCDを見かけない」と書いたが、調べてみると数年おきに様々なコンピレーションが発売されてきたようだ。それらの中で個人的に気になったのは "Terunggul" という 2008年に EMI Malaysia からリリースされた4枚組CD。

 日本でラムリーについて認識が高まったのは、シーラ・マジッドが "Legenda" (1990年) をリリースしたことによる影響が大きく、その翌91年に出た3枚セットのアンソロジー "Siri Kenangan Abadi Vol.I 〜 III" や、そこからさらにコンパイルしたボンバ版 "Legenda Malaysia" でラムリーのオリジナルを聴いた人が多かったのではないだろうか。

 "Terunggul" には60曲収録されていて、"Siri Kenangan Abadi" の全54曲よりも多い。従って計算では重複しない曲が6トラック以上あることになる。実際聴いてみると、まずシーラ・マジッドも "Legenda" で取り上げたポップな 'Bunyi Guitar' と美メロの 'Engkau Laksana Bulan' が "Terunggul" にだけ収録されている。また Disc 3 の楽しいマンボ2曲(Tr.1, 15)もこれまでに聴いた記憶がない。Disc 3の Tr.7 と 8、それに Disc 4 の多くの曲も個人的には初めて聴いたように思う。

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 こうしてラムリーの録音をまとめて聴くと、作品の幅が実に広いことがわかる。ノスタルジックな曲あり、エレキギターのロックナンバーあり、まるで日本のムード歌謡みたいな曲まであって、何度繰り返し聴いても飽きない。

 解説等がないのは残念だけれど、価格も安いので、マレーシア音楽ファンにはお薦めのコンピレーションだと思う(私がオーダーしたのはアメリカの某店で、販売価格は約1500円、送料を入れても1900円程度だった)。





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by desertjazz | 2012-02-13 19:00 | 音 - Music

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