Rokia Traoré "Tchamantché"

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 ロキア・トラオレの前作 "Tchamantché"(4作目)を聴き直してみた。

 このアルバムについては具体的印象がほとんどない。というのも、5年前(2008年)にリリースされたとき一度聴いただけで期待外れと感じて、それ以降聴くことがなかったから。自分に響いてくるものが少なく、それまでの3作とは路線の異なる過渡期的作品かと思ったように記憶している。

 改めて聴いてみると、音楽性の幅がぐっと広がっていて、曲ごとの楽器の組み合わせやサウンドアレンジメントも面白い。呟くような歌い口からの変化も認められ、フレンチ風の歌がある一方で、2つほどの曲ではすでに声を押しつぶし叫んでいる(新曲 'Beautiful Africa' の方がずっと強烈だけれど)。"Tchamantché" 相当いい(今さらだけれど…)。今日繰り返し聴くことで、このアルバムの真価や魅力をようやく掴めかけてきた。

 5年前というと自分の身体がほとんど音楽を受け付けなくなっていた時期だった(今はだいぶ良くなっているけれど)。そのときと今とで聴いた印象が異なるのには、そうして影響もあるのだろうか。3作目 "Bowmboi" の後に発表した "Live" の完璧な世界を堪能し尽くした後の作品だったから、そこからの変化が自分の耳には過渡期と映じたのかも知れない。

 5年振りの新作 "Beautiful Africa" は "Tchamantché" の路線をさらに発展させたものになるのだろうか。しかも Nonesuch からのリリースだ。ロキアのようなアーティストにとっては理想的なレーベル。新作を聴ける日がますます楽しみになってきた。




 この記事、昨日やっと買ってきた Gnawa Diffusion の新作 "SHOCK EL HAL" を聴きながら書いている。アマジーグもロキアもこのところ政治的メッセージが目立っていて、まるで外交官みたいだななどといったことも思いながら。そういえば、ロキアの父の本職は外交官だった。




 今日はオーディオの配置を変更して、スピーカーケーブルも定番?のものに変えてみた。しかし、音の情報量が減ったというか、抜けが悪くなったというか、艶が乏しく、重低音もすっかりカットされてしまった。明日またやり直しだな。





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by desertjazz | 2013-02-09 22:00 | 音 - Africa

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