Christine Salem / Salem Tradition (2)

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 クリスチーヌ・サレム Christine Salem の作品について、旧作を聴きながら調べてみた。サレム・トラディシオン Salem Tradition 時代のアルバムが3枚、ソロになってからは2枚出ている。

 1) Salem Tradition "Live à Saint-Nazaire" ( ? , 2001)
 2) Salem Tradition "Krié" (Cobalt, 2003)
 3) Salem Tradition "Fanm" (Cobalt, 2005)

 4) Christine Salem "Lanbousir" (Cobalt, 2010)
 5) Christine Salem "Salem Tradition" (Cobalt, 2013)


 Christine を中心とするユニット Salem Tradition のファーストアルバムは、フランス西部サンナゼールでのライブ盤。これは聴いたことがないなぁ。

 セカンドの "Krié" は約10年前の録音とあって、Christine の歌声は今よりも若々しく艶やかな印象。すでにこの時点で彼女は歌手として完成している。ただ、歌とコーラスと楽器群のバランスを探り合っているというか、並立関係を大事にし過ぎた感じもあって、メリハリも足りず、少し平板なサウンドになっている。でも、とても良いアルバムだと思う。彼女のポートレイトを活かした CD ジャケットも大好き。

 その2年後にリリースされた3枚目 "Fanm" では、声にぐっと深みが増している。彼女の歌を軸に据え、それを囲むパーカッション群のサウンドが実に立体的。多彩なリズムを堪能できるアルバムだ。2006年の秋にマルセイユで観たステージはこのアルバムの曲を中心としたものだった。

 そして最新ソロ作 "Salem Tradition" でも、快活で滋味深く完璧にヴォイスコントロールされた歌声と、パーカッション群が多様なリズムが織りなす南洋サウンドの快感をたっぷり楽しめる。Christine の歌には、野性味がさらに増し、本当に力強い(それにしても、今回 Moriarty と組んだのは意外だったなぁ)。


 第4作 "Lanbousir" は未聴。自分が音楽をほとんど聴いていなかった頃に出たアルバムなので、これはパスしたのだった。けれども、他の作品がこれほど素晴らしいなら、聴いておかないと損かも知れない。近々買って聴いてみることにしよう。






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by desertjazz | 2013-03-23 00:00 | 音 - Africa

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