Oc Fav Disc (2) : Lei Moninas & Original'Occitana

 Occitan Favorite Disc (1) で "Port de Bocan All Stars 22/01/00" を取り上げた際に、レイ・モニナス Lei Moninas とオリジナル・オクシターナ Original'Occitana についても触れたので、これら2組の女性グループの CD を久し振りに聴いてみた。


Lei Moninas "Raggalisa Lo" (Moninas 2000)
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 マルセイユのラガ・ユニット、レイ・モニナスは、ずいぶんマッシリア・サウンド・システムっぽいなと思いながらクレジットを確認して驚いた。マッシリア一派が深く関わっている!これまで全く気がつかなかったのは不覚。

 CD にはグループの履歴について書かれている。読めないフランス語/オック語を強引に解読し推測してみるならば以下の通り(多分当たっているのは3分の1以下?)。

「Lei Moninas は La Squaw、Marotte、Po De Hutte、Tati N'inja の4人組。94年以降の彼女たちの活動の中で Massilia Sound System と La Chourmo 一派、中でも Lux B との交流を深め、2000年にミニアルバム "Raggalisa Lo" を制作。(1) La Trithérapie (2) Le Mal de la Macaque (3) Le Préso Féminin (4) Le T. Le I. Le P. Le I... Le Tipi の4曲を収録。コンセプトはエイズ(SIDA)で、4曲目はエイズそのものを歌っている。アルバム・ジャケットに描かれたピンク色のコンドームは SIDA 対策啓蒙を象徴している。」

 曲は全て H.Bannani / F. Mancy のコンビを軸に書かれているが、これらはメンバーの本名だろうか? アレンジとヴォーカルでマッシリア・サウンド・システムのタトゥー Tatou が参加。他にはマッシリアのキーボード奏者 Janvié や Jagdish、さらには Oliver "Babi" Rey がまたトロンボーンで加わっている。録音はラ・シオタの Maison des Musiques のスタジオ・ゼロで行われた。


Original'Occitana "Polyphonies Sounds" (MicMac, ? )
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 レイ・モニナスがマッシリアの妹分的存在なのに対して、オリジナル・オクシターナは正に Lo Cor de la Plana の妹グループ。と言うのも、この10人組女性ポリフォニーを歌唱指導しているのが Lo Cor のマニュ・テロン Manu Théron だから。10曲収録のこのアルバムは恐らく彼女たちの唯一のアルバム。5トラック目の "La Noviota" は勿論トラッドをマニュがアレンジしたもので、Lo Cor のライブ中一番盛り上がる曲。なにせ聴いたことのない人たちですら、手を取り合って大きく輪舞するくらいなのだから(来年2月の彼らの来日公演でも、きっとハイライトに持ってくるはず。プログラムの最後かアンコールで披露することだろう)。

 CD 棚のオクシタン・コーナーからはこのアルバム制作途中段階でのデモ盤も出て来た。


 レイ・モニナスはメンバーのひとりが死去したのに伴い活動終了。(もしかして彼女がエイズだったのか?)そしてオリジナル・オクシターナの方も現在は活動していないと聞いている。どちらのアルバムも際立って優れたものだとは思わないが、2000年代にマルセイユ周辺の音楽を熱心に調べていた時期に出会ったものなので、聴く度に懐かしい思い出が蘇る。

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 それにしても "Raggalisa Lo" の裏ジャケットのセンスが強烈 !!





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by desertjazz | 2013-10-14 01:00 | 音 - Music

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