Remembering Lou Reed and Andy Palacio

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 ルー・リードが亡くなってから少し日が経った。彼の妻ローリー・アンダーソンが『ローリング・ストーン』誌に寄稿した内容を紹介する記事をまた読み返してみたのだけれど、なんだかいいね。ふたりの関係が暖かく伝わってくるし、ローリーのような才女でさえ弱音を吐くのかと思ったりして。

RO69 | ルー・リードとの出会い、結婚、そして死を妻のローリー・アンダーソンが語る

 ルー・リードは意外と長生きした。いや、"Heroin" なんて曲を書くくらいだから、身も心もボロボロのようなイメージがどうしても拭えなくて。ニコやアンディー・ウォーホルの方が先に亡くなったことが不思議に思えるくらいだった。でも、実際亡くなってみると、彼がこの世にいないことの方が不思議だと感じてしまう。

 ルーの作品には大好きなものが多く、恐らく生涯聴き続けると思う。彼の残した音楽の素晴らしさについては、もう改めてここに何かを書くまでもない。そして、最後に彼がローリーに見せた優しい人柄を知って嬉しくなってしまった。彼のファンでいて良かったとつくづく思う。




 今年も訃報が続いている。それらの中で、個人的にとりわけ残念に思っているはアンディー・パラシオ。素晴らしい音楽をまた届けてくれるはずだった、という意味では、彼の突然の死ほど惜しまれるものはない。彼は中米ベリーズでガリフーナというコミュニティーの音楽の演奏者。遺作になってしまった "Watina" (2007) が大好きで、21世紀にリリースされたアルバムの中から10枚選ぶとするとこれを入れるだろうというくらいの愛聴盤。滋味深い音楽とはこういったものだと思う。

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 ここ数日、彼の旧作やガリフーナの新作をあれこれ聴き直してみた。カリブ的な明るさはあるもののやっぱり "Watina" にはとても叶わない。アンディーが生きていれば、きっとこれに匹敵する、あるいはそれ以上の作品を作り上げたはず。"Wanita" の発表、それに続く欧州公演の直後に亡くなったことは、返す返すも惜しまれる。




 昨日もまたしつこく取り上げたフランスのディオニゾス Dionysos。彼らの最新作 "Dionysos plays Bird'N'Roll!" は何度聴いても最高!のひとこと。聴く度に踊りだしてしまう。

カストール爺の生活と意見 | フェザー級チャンピオン - ディオニゾス『バード&ロール!』

 すっかり彼らのファンになってしまい、旧作も2枚買って聴いてみた。

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・ Dionysos "Western Sous la Neige" (2002)
・ Dionysos "La Mecanique du Coeur" (2007)

 この2枚をじっくり聴いてビックリ! どちらも終盤のトラックがメロディーといい歌声といい、まるでルー・リード。マチアス・マルジウの重く生々しいヴォイスはルーが歌っているように聴こえる。気のせいかな?(他にも Grand Corps Malade のような声もあったが、これは本人だった)。

 昨年マルセイユの Fiesta des Suds に行ったとき、声をかけてきた地元住民に(いくつかの理由で私は目立つ存在だったようだ)「誰が目当てなの?」と訊ねると、「Dionysos !!」と答えた人が一番多かった。確かにかれらはライブも最高だった。あー、また観たい!





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by desertjazz | 2013-11-18 22:00 | 音 - Music

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