読書メモ:リサ・ランドール『宇宙の扉をノックする』

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 昨日出版されたリサ・ランドールの訳書『宇宙の扉をノックする』(原著は2011年)を早速読んでいる。ざっと目を通してみた感じでは結構面白そう。彼女の前著『ワープする宇宙 〜5次元時空の謎を解く〜』は、世界は11次元で成り立っているなんて話にワクワクした。この本が最先端の理論物理についてたっぷり書かれていて、かなり難解だった(ので、実はまだ読み終えていない)のに対して、今度の新著は物理学者の物の捉え方/考え方を説明し、それが学問以外の他の領域にも演繹できることを語っていて、ずっと読みやすくなっている印象。

 時として彼女の文章はやや冗長で、実際の語りを書き起こしているような感じもする。コンパクトに半分くらいの分量にしてもいいのではないだろうか? 今度の本も厚く、併読本がますます増えるばかりなのだけれど、この本は一気に読み通したい。もしそうなったら、読後感についてはまた改めて。

 実は個人的には、リサ・ランドールの語ることの一部も、ヒッグス粒子の存在もまだ信じてはいない。『宇宙の扉をノックする』はそれへの反証になりそうな予感もする。


(余談だが、昔彼女のポートレイトを見て、ジョディ・フォスターかと思ったのは、私だけだろうか?)





by desertjazz | 2013-11-29 23:00 | 本 - Readings

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