2014年 09月 25日
Occitan Music 2014
自分にとって秋はマルセイユとオクシタン・ミュージックの季節。というのも毎年10月にマルセイユで大規模な音楽フェス Fiesta des Suds が開催されるから。今年もその日が次第に近づいて来ていて、昨夜は毎年恒例のプレス・カンファレンスが開かれた模様。毎年のように今年も主催者から招待の案内が届いていたのだが、結局今年も顔を出すことができなかった。
それより今年は Fiesta des Suds 自体に行くことも無理。結成30周年になる Massilia Sound System だけでも観たいと思って、数泊のみのフランス旅行も模索した。しかしすでにエアチケットは高過ぎるし、これだけ円安/ユーロ高が進んでしまうとどうにも気が進まない。
・ Fiesta des Suds 2014 10/15 - 10/18
(今年は会期が1週に短縮されたのは、どうしてなのだろう?)
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そんなわけで、まあいつかまたマルセイユに行く機会もあるだろうと自分を慰めながら、今年の夏にリリースされたオクシタン・ミュージックのアルバムを聴いている。
・ Oai Star "Oai And I"
・ Moussu T e Lei Jovents "Operette"
・ Zebda "Comme des Cherokees"
Moussu T の新作は 1930年代にマルセイユで流行ったオペレッタのカバー集。Zebda の新作はひたすらポップで楽しい(ジャケットには4色/タイプあるが、ウチに届いたのは黄色版だった)。両者とも彼ららしいサウンドに満ちていて、とても楽しいのだけれど、どうも何かが足りない。これまでの作品のレベルには達しておらず、これなら無理して作る必要はなかったのではないかとも思ってしまう。けれども、彼ら自身がこうしたアルバムを作りたくて、またそれを本人たちが楽しんでいるのだとしたら、日本から余計な感想を述べるのは野暮だろう(…と、多くは語らない)。
Oai Star の新作については以前にも書いた。(→ "Oai & I" )最近これの CD もようやく入手できたので聴き直してみたら、ネット試聴とは俄然印象が違ってびっくり。CD をハイファイなステレオで聴くと、実に痛快なロックンロール・サウンドだった! いやはや Gari たち完全復活だね!
(アルバムが終わって10分後にシークレット・トラックが入っていた。)
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そして 10/21 には Massilia Sound System の結成30周年アルバムがリリースされる! タイトルはずばり "Massilia" ?? アルバム・カバーはこの青いジャケットになるのか?? すでに Pre-Order が始まっていて、アナログ盤も発売される予定。
そしてそして、同日 10/21 には、Massilia Sound System のバイオ本が遂に登場する!
・ Camille Martel "Massilia Sound System - La façon de Marseille"
今年はマルセイユにもトゥールーズにも行けそうにないけれど、オクシタン・ミュージックの秋はまだまだ続くのだ!
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