Ethiopia 1997 : Hamelmal Abate & Tigrigna Music

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 やっぱりセネガルのンバラは最高だよなぁ〜、と思いながら昔セネガルで買ってきたカセットをチェックし始めると、記憶にないアイテムが次々と出てくる。未開封のカセットもたっぷりあって、これじゃ生きているうちに聴き終わりそうにない。

 けれども、現在のンバラがどうなっているのかも気になる。なので、またセネガルに行って買いまくりたいなんてことも思ってしまう(パリだと思ったほどにはローカルの作品が手に入らないので…)。


 そのセネガルのカセットの山の中にアムハラ語で手書きされたカセットが紛れ込んでいた。そうそう、これは 1997年にエチオピアを旅した時に買ったんだったっけ。このような、正規版のカセットではなく、レコードなどを市販にカセットにコピーしたものは、アフリカ各地で結構見かける。

 そして、そのカセットに手書きされたメモを見てビックリ! Hamelmal Abate と書かれている!

 ハメルマル・アバテ Hamelmal Abate と言えば、渋谷 El Sur Records が紹介した "Gize Mizon" がきっかけとなって何年か前に日本のワールド・ミュージック愛好家の間でも話題になった女性シンガー。

 彼女の歌を 1997年の時点ですでに聴いていたとは! 97年と言えば、彼女の5作目(?)"Irsagr" がリリースされた年(このアルバムはアメリカでも CD 化された)。手元にあるカセットは同じ作品なのか?、それとももっと古い最初期の録音なのか? それはこれから確認しよう(ちょっと聴いた感じでは別もののような感じ)。最初の方では往年のエチオピーク風なのが、段々と電気楽器が目立つサウンドに。ハメルマルの歌もすでに熟練の域。

 このカセットには 'Aksum Music & Video Shop - Mekere' と印字されている。確かにこれらはエチオピア北部のメケレで買ったもの。それにしても、どうやってハメルマルのカセットを選び出したのだろうか。アファール砂漠入りする前だったので(夜中でも気温40℃を超え、周囲にはゲリラや民兵が跋扈する中を進む旅だった)、荷物にならないよう厳選して3本だけ購入したようだ。

 うーん、はっきりしたことは思い出せない。試聴して気に入ったのか、店に勧められたものなのか、全くのカンで選んだのか。いずれにしても、面白い音楽を探し出す嗅覚はエチオピアでも生きていたんだな。

 他の2本には 'Berhete Demoze - Tigrigna'、'Fesehaye Negusse - Tigrigna' とメモ書きされている。多分どちらも(エチオピア北部〜エリトリアに住む)ティグリグナの音楽だと店員に教えられたのだろう。

 (Fesehaye Negusse は Tsehaye Yohaness のことなのではないだろうか?)

 アムハラやティグリグナの音楽への興味も蘇ってきたので、もう少し調べてみよう。




 “Gize Mizan" をしばらく振りに聴いた。今さらながらとても良いアルバムだと思った。音楽から離れていた時期に日本に入ってきた "Yadelal" はパスしてしまったが、これも買っておけばよかった。できれば見つけ出して聴いてみたい。




 長年世界中を飛び回る生活を続けていたため、実はこれまで意外と音楽を聴いていない。ピークの頃には1年の半分以上を旅先で過ごしていたので、時間的制約が大きかった。だから、多分熱心な音楽ファンの方々に比べたら、音楽を聴いていた時間は数分の1程度だと思う。その結果、Hamelmal Abate も紹介する機会を失っていたのだろう。

 それでも、やっと日本に落ち着いて居られる時間が長くなったので、買ってから聴き込んでいないレコードを聴く時間もそれなりに作れるかも知れない。自宅のレコードやカセットを漁るとまだまだ珍しいブツが出てきそうでもあるし…。






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by desertjazz | 2015-01-29 00:00 | 音 - Africa

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