パリ収穫盤5:Adiouza "Li Ma Doon"

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 パリの Lampe Fall でご推薦いただいた CD をもう1枚。アディウーザ Adiouza の "Li Ma Doon"。

 「ほら新作あるぞ。これも欲しいだろ」(再び推測)「これ、セネガルなの?」「そうだ」(再々推測)。パリ北駅近くにあるハイビスカス Hibscus あたりが制作していそうなフレンチ・カリビアン風のジャケット。あるいはポル語圏アフリカか。この手のモノって決まって外れ。少なくとも自分が気に入ったことがない。そう思いつつも、パリにはなかなか来れないので買って聞いてみた。

 うーん、やっぱり特に惹かれるところはないな。6トラック目の "Mama" でもう呆れてしまった。

 ところが、最近聴き返してみたら、、、これは案外いいじゃない! サバールのビートが常にベースにあってンバラには違いないのだろうけれど、正統ンバラと言うよりは、ンバラを一要素として活かしたポップ・ミュージック。フレンチ・カリビアン風のアレンジあり、"Samba Mbalax" なんて曲もあり、冒頭曲では Lady Gaga が歌い込まれていて、もう何でもあり。汎大西洋ポップとでも言えようか。("Mama" はクイーンの "Bohemian Rhapsody" をまんまカバーした、ンバラ・ロック。これはやり過ぎでしょう。)

 何より Adiouza の伸びやかな声がいい。かなり歌えるし。ヴィヴィアン Viviane N'Dour をグッと上手にした感じ(?)

 クレジットを見ると「ママの Coumba Sidibe とパパの "OUZA" に MERCI」と書かれている。ということは、彼女は Ouza の娘? 調べてみたらその通りだった。道理で血統がいい訳だ。ついでに書くと、作曲とキーボードで参加している Cheikh Lo は彼女の兄(今年のスキヤキで来日予定の Cheikh Lo とは勿論別人)。


(参考)・ DISCOGRAPHY OF OUZA


 自分が知らなかっただけで、Facebook には彼女の Fan Page が出来ているし、このアルバムからも PV がいくつもアップロードされている。

 ・ "Li Ma Doon" 

 セネガルのレディー・ガガか? 爆裂するサバール含めてカッコいい!

 ・ "Ndaanane"

 爽快なンバラ。映像も気持ちいい。

 ・ "7 à 77ans"

 父娘の共演。Ouza は 1947年生まれなので70歳近いけれど、まだまだ元気そう。

 ・ "Cey Love"

 ・ "Samba Mbalax"


(どうでもいいんだけれど、彼女、ダンス下手だなー。)




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 "Li Ma Doon" は 2013年のリリースのようなのだが、彼女は 00年代から活動していて、今作以前 2008年?に "Maadou" というアルバムも出している。ここでも Ouza と Cheikh Lo が全面参加しているようだ。

 ・ "Nobel (Carmen)" これもやり過ぎ? いや悪くないかも??






 これでパリで入手したセネガル関連盤はほぼ聴き終えて(まだカセットなどが残っているけれど)、そのうちで取り上げてみたい作品は一通り紹介できたかな。

 やっぱり自分はセネガルのンバラが大好きなのだと思う。Fela Kuti のファースト・レコーディングなどを収録した編集盤 "Highlife On The Move" ですら、まだ聴いていません。






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by desertjazz | 2015-05-06 00:00 | 音 - Africa

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