パリ滞在記 2015(2)

〈2日目〉4月12日(日)Part 1


■パリの日曜日


 「うーん、やっぱり飲過ぎた。パリに着いた昨夜は深夜25時半までずっと飲みながらメールへの返事を打ち続けていた。酔いが回りやすいので機中ではあまりアルコールは摂らないようにしたのだが。

 8時過ぎに起床。でも今日はこのまま1日寝ていたい気分。折角日曜日にパリにいるのだから、ビオで有名なマルシェ・ラスパイユまででかけてもいいかなと思っていたのだけれど…。

 まずは今回の旅の一番の目的のひとつ、ピカソ美術館を目指す。いつも美術館には平日の朝、開館前に着くように行動しているのだけれど、朝食をとってゆっくりしていたらすでに10時。完全に出遅れた。でもピカソ美術館なら平日でも混むのだろう。どうせ混むなら今日行ってしまえ!と決めて出発。

 10時半過ぎに美術館到着。すると「主人が来られなくなったので、予約チケットを買ってもらえませんか?」と話かけられる。普通のご夫人に見えたので信用して買ってあげ、どこにも並ばずにそのまま入場。これは楽させてもらえた。

 パリのピカソ美術館は2009年から改修工事が続いていたためもあって、ようやく見に来ることができた。4階層の広々とした空間に相当数の作品が展示してあり、来客は多かったもののストレスなく鑑賞できた。もう素晴らしいの一言!

 2時間近くかけてじっくり見終えた後、入場ゲートを見やると、、、長蛇の列が出来て入口で待たされている。どうやら時間帯を区切って入場制限をかけているらしい。先ほどご夫人に声をかけられた偶然はとても幸運だったのかも知れない。

 この後は Les Halles の fnac で買い物するつもりだったのだが、行ってみたら閉まっている!(例の工事のために建物自体も改築中。)日曜日に閉まっていることは知らなかった!シャンゼリゼの店は無休なので当然開いているものと思って疑わなかった。

 このまま帰るのも勿体ないので、急遽予定を変更してポンピドゥーセンターへ。20年振りくらいでここの美術館に入る。しかし、何と常設展コーナーが閉まっている。これじゃあ来た意味なかったなと思いつつ、特別展2つ見てきた。

 やっぱり日曜日は行動範囲が限られるな。すっかり時間が中途半端。でも仕方ないので一度ホテルに戻って休むことに。ところが乗り換え駅のバルベスで周囲を見回すと、どこも開いているじゃないか! マグレブの人たちにとっては日曜日なんて関係ない。そのような基本的なことが頭からすっかり抜け落ちていた。ダメですねぇ。

 そんなワケで、取りあえず毎度訪ねているアラブ系のSHOP3店(Evasion Souss Music、Fassiphone など)で探索。シャービ、レッガーダ、スタイフィー、ライの新譜をひとやま購入。

 この後はホテルまで歩きながら途中にあるライブ会場2カ所を確認。荷物を置いてひと休みし、それからジャンゴ波多野くんのライブへ」

(以上、当日の Facebook から転記・一部修正)




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 日記を読み返すと 8:20 に起きて朝食と書かれている。この朝食で元気が戻った。

 メトロではいつもと同様 10枚綴りのカルネを購入。いや、今はカルネとは呼ばず Ticket++ と名称変更されているらしい。14.10 ユーロ。



(続く)







 
by desertjazz | 2015-04-12 23:01 | 旅 - Abroad

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