パリ滞在記 2015(6)

〈3日目〉4月13日(月)Part 1


■快晴の光を浴びながら18区散策


 8時起床。4時半頃から何度も目が覚めてしまう。

 10:40 までホテルでゆっくりしてから行動開始。

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 「月曜日の今日はほとんど美術館が閉まっているから、バルベス〜シャトールージュ界隈でじっくり CD 探しをする予定でいた。午後から開ける店もあったような気がしたのと、絶好の天気でもあるので、まずはモンマルトルの丘に登って観光気分を楽しむことに。

 およそ20年振りに来てみたら、好天に誘われたのか大変な人出だった。そんな中でも眺めはいいね。こんなヴューポイント、東京にはないのでは? でも、昨日訪れたポンピドゥの最上階(5階)からは、ノートルダム寺院もオペラ座もルーブルもエッフェル塔もモンパルナスタワーも新都市も、もちろんサクレクール寺院もまとめて一望にできて、より楽しめたなぁ。

 そんなことを思い出しながら、アフリカ人街へと坂を下っていった。」

(以上、Facebook から)

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 時間に余裕があるので Marcadet Poissonnes 駅を起点に南に下りながら、通りを1本1本丹念にチェック。すると、これまで見逃していたような店も次々に見つかる。数時間で20店ほど探索できただろうか(反対にいつもはパリでもNYCでも掘り出し物に出くわすバーバーショップでは収穫ゼロ)。

 まず最初に訪れたのは、ギニアとマリものが一番充実している Camara Production。しかし、DVD ばかりで食指が動くものはなし。

 セネガルやコンゴをチェックした後(Youssou N'Dour や Coumba Gawlo の近作をゲット)、最後に Franco の CD が一番安いバルベスの店で依頼されたブツをまとめて買い付け。

 店々を巡って面白いと思うのは、店の人たちのお国柄が感じられること。マグレブ/アラブ出身の人たちはフレンドリーで熱心で一所懸命いろいろ売ろうとする。セネガルやギニアの人は最初無愛想でも段々と親切にしてくれる。そしてコンゴ人は全く愛想なし(帰り際に 'Merci' と挨拶してもソッポを向いて「あー」とも言わない)。ただしこれは少ないサンプルから平均した独断。もちろんハッピーなコンゴ人にもたくさん会っている。まあ、フランス語も話せない東洋人が伝わらない言葉であれこれ質問してこれば、誰だって戸惑うよな。「面倒くさい奴だ」と思われたとしても、追い出されなかっただけども幸いか?


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 14:00。腹がすいてきたので、「チェブゼンが美味しい」とパリ在住の知人から教えてもらったセネガル食堂 Taif(3 rue Labat)を思い出し、行ってみることにする。


「モンマルトルの丘から下ってから Marcadet Poissonnees - Château Rouge - Barbes エリアの通りを丹念に巡って CD / DVD / K7 探索。20店くらい訪ね歩いただろうか。セネガル、マリ、ギニア、コンゴ、カメルーン、アルジェリア、エジプトなど。

 CD 探しばかりしていても飽きてくる。途中からは食材店に入って名前も分からない野菜に見入ったり、スパイスを探したり。

 午後2時、CD を置いている店を見尽くしたところで腹がすいてきた。rue Labat の Taif という店のチェブジェンが激ウマだと教わっていたことを思い出し行ってみた。

 完全にローカル向けの店構えで、これは知っている人でなければ見逃してしまうだろう。中に入って「さて、どうやって注文しよう?」と戸惑っていると、イスにすわるなりドンとプレートが置かれた。昼のメニューは1品だけなのだろう。このシンプルさがいい!

 そして、確かに美味い! 店の人が赤いブツを指差して何か一言。辛いから気をつけろって言っているに違いない。OK、分かっているよ。ところが、中の汁をちょっと絞ってかけただけなのに、即死しそうな辛さ!

 疲れた胃に刺激が強過ぎたのか、油のからんだライスをほおばりすぎたからなのか、夜までずっと胃もたれしてしまったのだけれど…。

 ミネラルウォーター(1.5ユーロ?)と合わせて 10ユーロでした。この店にはまた食べに来たいです。」

(以上、Facebook からの引用)

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 そうそう、散策途中でコンゴ・ビール、プリムス Primusu を発見! ホテルの部屋に冷蔵庫があったなら買って買えるのだけれどなぁ〜。

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 さて、満腹になったことだし、荷物も重くなったので、一度ホテルに戻ることにしよう。今夜 Faada Freddy のライブを観ることはほとんど絶望的なので、郊外の箱で北欧ジャズを聴きに行こうかな。いや、明日以降は昼も夜も予定を入れているので、今夜くらいは休養した方がいいだろう。

 そう自分に言い聞かせながら、ホテルへの戻り道の途中、足は Faada Freddy が今夜ステージに立つ La Cigale に向かっているのだった。



(続く)






by desertjazz | 2015-04-13 23:01 | 旅 - Abroad

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