カテゴリ:音 - Africa( 230 )

Baloji in Japan 2018 !?


 Baloji 本人が日本公演を発表して1週間。未だに詳細が掴めません。周囲の誰も情報を持っていなかったので。まっ、来年3月24日(土)はスケジュールを空けておきましょう。

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 余裕がなくてフランスで観たライブのリポートがさっぱり書けません。お誘いいただいた忘年会も全て欠席します。BEST 10 選ぶのも年越しのお楽しみになりそうです。


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by desertjazz | 2017-12-13 21:31 | 音 - Africa

Louis Sarno, R.I.P.

速報:

 Louis Sarno さんが亡くなられたそうです。残念です。最近 Facebbok で繋がったばかりなのに、とうとうお会いできませんでした。 (そういえば、映画 "Song From The Forest" の中でも肝炎で体調が優れないと語っていたのでした。)

 とにかくピグミーの素晴らしさと彼らの音楽を伝えてくれたことに感謝! R.I.P.




(ますますのハードスケジュール。音楽についてじっくり書くことが、相変わらずなかなかできません。)







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by desertjazz | 2017-04-02 17:00 | 音 - Africa

New Discs from Africa

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 これからしばらくアフリカから楽しみな新作が続く。まず本日 3/3、ジュピテル Jupiter & Okwess の "Kin Sonic" (Zamora) がリリースされた。Klo Pelgag と同じ Zamora からの全12曲。(ただいま試聴中。。。)

 3/10 にはアマゾネス・ダフリク Les Amazones d'Afrique のファースト・アルバム "République Amazone" (Real World) がやっとリリースされる。

 3/31 にはオーケストラ・バオバブ Orchestra Baobab の再結成3作目 "Tribute to Ndiouga Dieng" (World Circuit) がリリース予定。10年振りとなるこの新作、タイトルからも分かる通り、昨年暮れに亡くなったバオバブのヴォーカリストのひとり、ンディンガ・ディエンに捧げられている。これまでと同様に最高に心地よりバオバブ流アフロキューバンなのだが、コラのサウンドを加えるといった新たな試みも見られる。

 そして 5/19 には、ウム・サンガレ Oumou Sangaré の新作 "Mogoya" (A+LSO) が登場。一部ではジャケット画もすでに話題になっている?

 これらの中で特に大注目なのはマリとギニアの女性ミュージシャンたちが集まって結成されたスーパー・ユニットのアマゾネス・ダフリクだ。念のために書いておくとギニアの大ベテラン女性バンド、レ・アマゾネス・デ・ギニー Les Amazones de Guinée とは全くの別グループ。
 驚いたことに結成当時はいたウム・サンガレがグループを離れ、代わりにアンジェリーク・キジョー Angélique Kidjo とカンジャ・クヤテ Kandia Kouyaté が参加している。そのため私が一昨年秋にマルセイユで観た初コンサートとは全くコンセプトの異なるサウンドとなっている。サウンド作りの中心にいるのは Mamani Keita である点は変わらないのではないかと思うのだが。(ウム・サンガレが脱退したのは、自身のソロ・アルバムの制作を優先させたからなのかも知れない。)
 まだ先行リリースされた3曲を聴いただけなのだが、脱アフリカを押し進めてさらに一歩前に踏み出した印象で、このアルバムは傑作になる予感がする。







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by desertjazz | 2017-03-03 22:00 | 音 - Africa

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 昨晩のこと、YouTube にアップされたばかり(今から約19時間前)の Youssou N'Dour の音源を聴いてびっくり! こんなアレンジ/ミックス、聴いたことがないぞ?

 YouTube で公開されたのは "NEW AFRICA" と題されたコンピレーション・アルバムの全14曲で、ジャケットには 'A compilation of hits from acclaimed Celtel East Africa Tour + 2 new releases!' との文言が添えられている。2004年11月9〜11日に行われた(ユッスー初の?)東アフリカ・ツアー(タンザニア、ウガンダ、ケニア)を記念して、電話会社? Celtel が制作したもののよう。私は 2009年4月にパリのシャトールージュの Lampe Fall で見つけて買ったのだが、ソング・リストを見てチラ聴きして、単なるコンピ盤だと判断してしまったようだ。

 収録トラックは以下の通り(表記は CD に記載された通り)。

 1. SALIMATA (Dioula)
 2. MY HOPE
 3. DEM
 4. SET
 5. BIRIMA
 6. BAY KAT
 7. SHAKING THE TREE
 8. NO MORE
 9. WAGNE WA
 10. LI MA WEESSU
 11. C'EST D'AIMER + IMMIGRES
 12. BAMBA
 13. SALIMATA (Swahili)
 14. NEW AFRICA

 今日改めて通して聴いてみたのだが、どうやら全トラック、新たなアレンジとミックスらしい(現地カセット音源を流用している可能性もあって、まだ幾分自信はないのだが)。ヴォーカルにやや覇気がなく、サウンドもダイナミックさが欠けるミックスなのだが、Peter Gabriel 抜きの7トラック目やメドレーにした11曲目だとか、"Salimata" の2ヴァージョン(ジュラ語とスワヒリ語)だとかは興味深く聴けるだろう。ラストの "New Africa" はその2004年ツアーでのライブ録音かもしれない。

 確たる根拠はないのだが、Youssou N'Dour の作品は恐らく私が世界で一番所有しているのではないかと思う。なので、彼の音源については今一度整理しておきたいのだが、なかなかその時間が取れない。Youssou のアルバムは見つければ買うようにしているが、ともかくこの CD も(不要かと迷いつつも)買っておいて正解だった。






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by desertjazz | 2017-02-28 17:00 | 音 - Africa

Coumba Gawlo in Japan

 昨日クンバ・ガウロに会ってきました。日本のファンを代表して。


 この度は、クンバ・ガウロの来日公演が突然発表になり、またそれが突然中止になったりしましたが、そうした情報をネットを通じて紹介し、結果、彼女のファンの方々を期待させ失望させ混乱させてしまったことに関してはお詫び申し上げます。


 コンサートが中止になったので、来日そのものがなくなったのだろうと思っていたのですが、「来日はする」とのこと。なので、「初来日」が中止ではなく、コンサートだけが中止、というのが正確な書き方でした。

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 昨日の昼間「クンバ・ガウロに会えそうです。インタビューもできます。」と突然連絡を受けて、何も準備のないまま、彼女が宿泊しているホテル・ニューオータニへ。約束の時刻から待つこと約2時間、ようやく目の前に現れたクンバ・ガウロ様の神々しいこと! 想像していた以上に美しい。放つオーラもたっぷり。でも遠慮がちに話す小声に人柄も感じられた。

 関係者に聞くと、今回の来日はあるイベントに招かれてのことで、その合間にコンサートも行いたいという計画だったらしい。しかし、片道20時間以上のダカール〜東京のフライトを往復して、東京滞在は2泊3日という強行軍。どう考えても、かなり無理がありますよね? 

 クンバ嬢本人にも「インタビューできますよ」と言われたのだけれど、来日アーティストたちがタフなスケジュールをこなしていることはよく知っているし、今回は特に過密な日程のようだったので、その誘いはお断りした。20年以上聴き続けてきた大好きなクンバ・ガウロに会って挨拶できただけでも光栄です。

 それにしても、アフリカを代表するスーパースターがビデオをカラオケにして歌うだけって勿体なさ過ぎる!(Faada Freddy と共作した新曲 ”ALLEZ AFRICA" を歌う様子がオフィシャルに公開されている。)クンバ本人も日本在住のセネガリーズたちや日本人ファンたちの前で歌いたかったと思っていたそうだし、折角日本まで来たのだからインタビューを受けたかったという気持ちも伝わってきた。

 そんなこともあって、クンバ・ガウロをもう一度ちゃんと日本に呼ぼうという話が各所で持ち上がっている。本音で書くと、彼女が日本でライブをやることなんて可能性ほぼゼロ。でも、今回来日が実現した(彼女自らが日本に来ようと思った)ので、その可能性がゼロではない。今回は、クンバ・ガウロ本人も、日本サイドの多くもが振り回される結果になったけれど、彼女の来日公演について本気で取り組む気があるならば、私も全面協力させていただきますよ!

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(写真は Coumba Gawlo のオフィシャル FB から引用。)


 今回の件に関しては詳しいことまでは分かっていないので、これ以上のことは書けません。悪しからず…。


 新曲 "ALLEZ AFRICA"、最初はつまらないと思ったけれど、聴くほどに良くなってくる。これライブで聴いたら盛り上がるんだろうなぁ〜。


 余談:印象的だったのはクンバ・ガウロの背の高さ。180cmくらいあったんじゃないかな? 会っている間、ずっと見上げていました。






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by desertjazz | 2017-02-28 12:00 | 音 - Africa

Discography of Coumba Gawlo Seck


 祝、初来日!! → 中止と発表になりました。残念! 再トライに期待しましょう。(2/12)

 昔作成したクンバ・ガウロのディスコグラフィーが10年以上更新しないままになっているので、彼女の作品について改めて軽く整理しておこう。


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1) Seytane (K7, 1990)
2) Xalis (K7, 1991)
3) Accident (K7, 1992)
4) Deweneti (K7, 1994)
5) Kor Dior (K7, 1995?)
6) Aldiana (K7, 1996)
7) Coumba Gawlo (CD, 1996?)
8) Amine (K7, 1997)
9) Yo Malé (CD, 1998)
10) Fa Fa Fa Fa Fa (K7, 1998)
11) Pata Pata (K7, 1999)
12) Sa Líí Sa Léé (K7, 2000)
13) Sa Líí Sa Léé (CD, 2000)
14) Crazy Mbalax (K7, 2001)
15) Ma Yeur Li Nga Yor (K7, 2002)
16) Gawlo & Diego / with Souleymane Faye (CD, 2003)
17) Takussan: Live in Dakar 1 (K7, 2004)
18) Takussan: Live in Dakar 2 (K7, 2004)
19) Dewenëty Show (CD, 2006)
20) Dieureudieuf (CD, 2007)
21) Ma Djinn (2010) ??
22) L'album Live 23ans de Succes (2CD, 2013)
23) Sen Gawlo Yeksina (CD, 2016)


 クンバ・ガウロのリーダー作は概ねこれくらいなのではないだろうか。勿論全てを持っているワケではなく、初期カセットのうち "Xalis" と "Accident" は未入手("Ma Djinn" も未確認)。だけれど、後年出た CD で主要曲は聴けているはず。

 初期の CD 3枚は本当に素晴らしいと思う。極上のポップなンバラで、アフリカン・ポップを代表するアルバムばかり。特に "Yo Malé" は大名作。クンバ・ガウロの鈴が鳴るような艶やかな歌声が最高で、乗りよい曲は勿論のこと、切々と歌うバラードでも心の深いところまで届いてくる美しさだ。ほとんど雰囲気だけで聴かせるヴィヴィアンと比べたら、声質も技量もクンバ・ガウロの方が100倍以上勝っている。

 コンピやゲスト参加作も多いが、中でもワールドカップのタイミングで出た "Gloire des Stars" (2002) は特別な作品。ユッスー・ンドゥール、チョーン・セック、オマール・ペン、イスマエル・ロー、バーバ・マールなどが大挙して参加した正にセネガリーズ・オールスターズ的なアルバムだった。

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 確か1990年代中頃だったと思うが、セネガルのポップスを紹介する "Sénégal Flash" というコンピレーション CD が6タイトル、リリースされた。その中の Dakar 編と Ziguinchor 編にクンバ・ガウロの曲がそれぞれ2つずつ収録されている(ライナーには「最も将来を約束された若き才能」とも紹介されているが、実際その通りになった)。これらの CD は WAVE などにも入ってきたので、これによってクンバ・ガウロの歌に初めて接した音楽ファンも多かったのではないだろうか。

 90年代から00年代中頃にかけて、ほぼ毎年のようにアルバムをリリースしていた彼女だけれど、それ以降はペースがぐっと落ちている。セネガルにもブートレッグ問題があるからなのか、かの国の音楽ビジネス全体が低迷しているからなのか分からないが、新作発表が少なくなり、たまに出ても粗悪な CD ばかりなのは寂しい。

 それでも、クンバ・ガウロの威圧的な女王様目線とセレブ感がたっぷりな "Kouy Feug" のビデオクリップなどは案外気にっている。

 そして最近 新曲 "Allez Africa" を発表した。なかなか爽やかなアフリカ賛歌となっているこの曲は、Daara J / Daara J Family のファーダ・フレディが曲作りとアレンジで参加している点でも要注目だ。







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by desertjazz | 2017-02-04 17:00 | 音 - Africa

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 ビッグ・ニュース!

 セネガルの歌姫クンバ・ガウロの日本公演が、本日未明、突然発表になった。これにはさすがにビックリ!

 クンバ・ガウロは私が最も好きなアフリカの女性シンガーのひとり。これまでどうしても彼女のライブを観ることができなかったのに、それをまさか日本で体験できるとは(まだ実現していないけれど)。

 折角の初来日(ですよね?)ながら、2月26日(日)の東京1公演のみ。詳細はこちら。私は早速チケットを予約しました。

 拙ブログでも特設ページを作りたい。とにかく彼女の生の歌声が楽しみー!



 → 中止と発表になりました。残念! 再トライに期待しましょう。(2/12)







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by desertjazz | 2017-02-03 20:00 | 音 - Africa

Baobab Is Back !!

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 デヴィッド・ボウイ、プリンス、ジョージ・マイケル、、、そしてパパ・ウェンバ。昨年2016年は素晴らしいミュージシャンたちの突然の死が相次いだ印象の強い1年だった。そうした中、個人的に特に哀しい思いをしたことのひとつは、セネガルのオーケストラ・バオバブのリード・シンガー、ンディウガ・ディエン Ndiouga Dieng が11月に亡くなったことだった。彼とはフランスのアングレームで、パリで、東京で会って、いろいろ話をさせてもらった。彼の歌声をもう生で聴くことができないのは、とても寂しい。

 そして年明け早々、今度はアブライ・ンバイ Ablaye Mbaye の訃報が飛び込んできた。1990年代中頃からユッスー・ンドゥールのライブでバックコーラスも務めていた若手〜中堅シンガーの彼が、今年1月10日にスタジオで突然倒れて還らなかったとのこと。ちょうど次のソロ・アルバムをレコーディング中で、ステージで亡くなったパパ・ウェンバの悲劇も連想させる。まだ35歳。余りにも若過ぎる。

 昨年11月にパリでユッスー・ンドゥールの素晴らしいライブを観られた一方、セネガルから続いた悲報に少し心が沈んでいた。そんなところに、昨日嬉しいニュースが正式発表になった。3月31日にオーケストラ・バオバブの10年振りの新作がリリースされる。World Cuicuit からの復活3作目で、タイトルは "Tribute to Ndiouga Dieng"。ずばり昨年亡くなったンディウガに捧げるアルバムになっているようだ(その新作には Ndiouga Dieng の息子 Alpha が参加しているとのこと)。

 このニュースの発表と同時に、新曲 "Foulo" が試聴可能になっている。全く期待通り、想像通りのサウンド。バオバブ流、最高のアフロキューバン・ポップだ(コラを2本加えた試みもみられるが)。


 そして今月からはツアーも開始(まずはイギリス内3ヶ所を巡るミニツアー)。これで今年の目標がひとつ生まれた。何としてもバオバブのライブをまた観たい! メンバーたちにもまた会いたい!

 復帰1作目 "Specialist In All Styles" (2002) も、2作目 "Made In Dakar" (2007) も日本盤のライナーを書かせていただいた。でも今回は執筆の依頼はないだろう。(そもそも国内盤出るのかな?)ならば自由に書いてブログに公開しようかな?


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(Photo: Youri Lenquette)








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by desertjazz | 2017-01-21 12:00 | 音 - Africa

Sona Jobarteh Live in London 2016


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 昨年 2016年のベスト・ビデオ、個人的にはガンビアのシンガー/コラ奏者、ソナ・ジョバルテ Sona Jobarteh の "Gambia" だ。美しいメロディー、爽やかな歌声、自然と身体がスイングする心地よいリズム。シンプルな曲だけれど、その分だけ親しみやすい。そして、ソナの笑顔。人目見ただけで引き込まれてしまいそうなくらい美しい瞳。そんな彼女の美しさを抜きにしても、"Gambia" という曲とてもいいと思う。ガンビアの隣国セネガルの大地も懐かしくなって、このクリップを繰り返し楽しんだのだった。

  Sona Jobarteh "Gambia" (Official Video)

 ソナ・ジョバルテの "Gambia" はまだ CD になっていないが、彼女は 2011年に自身初のアルバム "Fasiya" をリリースしている。早速この CD を手に入れて聴きながら、いつかライブも観てみたいと考え始めていた。

 すると突然そのチャンスが巡ってきた。11月にユッスー・ンドゥールのパリ公演を観ると決めてから、同時期に予定されている欧州各国のライブ情報をチェックしていて、ソナのロンドン公演の情報をキャッチ。ちょっと強行軍になるが、ロンドンにも足を運ぶことにした。

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 (短い旅行記)

 11月12日に日本出発。ヘルシンキ経由でオランダのアムステルダムへ。アムスの安宿に3泊し、アムスとデン・ハーグで美術館巡り。長年観たかった作品の数々をじっくり眺める。訪ねていく時間帯をしっかり図って行ったので、フェルメールの代表作群含めて傑作はどれも独り占め状態で鑑賞できた。
 オランダではユトレヒト在住のマイケル・ベアードの自宅に泊めてもらえる約束だったが、彼はザンビアでのフィールド・レコーディングにでかけていて不在。マイケルとは1月にサルバドールで13年振りに再会したんだったが、「今回はマジック起こらなかったね」とメールを交わし合う。
 15日に鉄道でパリへ。ユッスーのライブを観て、翌16日、再び陸路ユーロスターでロンドンへ移動。Brick Lane のデザインホテル Premier Inn にチェックイン。ここを選んだのは、予算内で条件良いホテルの中でソナのライブ会場に一番近かったから。

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 さて、ロンドン初日。夕方、会場の Rich Mix へ。丁度リハーサルの真っ最中だったので、しばらく見せていただく。ソナの演奏を間近で観られて、まずはひと安心。日本からやって来て、ここまで辿り着けてよかった。

 実は事前にプロダクション側からは写真撮影とインタビューにOKをいただいていたのだが(「ビデオ・インタビューする?」とも)、迷った上でインタビューは諦めた。ロンドン入りが公演当日になったし、今回の旅の強行日程を考えると(約2週間で8ヶ所に滞在)インタビューするまでの余力はないと判断。

 それでも訊きたいことがいくつかあったので、リハ後ソナに「少しお話できますか?」と声をかけてみた。でも「ちっと忙しいの」と断られてしまった。残念。実際忙しそうだったし、少しナーバスになっているようにも見受けられたので、無理なお願いは遠慮することに。


 Rich Mix はキャパ 200〜300 くらいの小さな会場。彼女のロンドンでの知名度がどれくらいなのか分からないが、フロアはお客さんたちで一杯になった(ワールド系のライブでいつも思うが、ホント若い人がいないな)。そんなこともあって、撮影のポジション取りにも失敗。旅の精神的疲れが早くも出てしまい、今ひとつ音にも撮影にも集中し切れなかった。なので、気持ちを切り替えてビール飲みながら、ライブを自然体で楽しむことに決めた。

 バンドは5人編成。ソナ(歌、コラ、ギター)の他に、ギター、ベース、ドラム、パーカッションの4人。ソナの柔らかい歌と美しいコラ(さすがにテクニックは完璧)を中心に、柔らかい調べが奏でられる。なんともまろやかで心地良いサウンドだ。耳傾けていると自然と幸せな気分にさせられる音楽。もっとアグレッシブな面も見られるかと思っていたが、通して "Fasiya" で親しんだような優しいサウンドだった。これがソナの持ち味なのだろう。

 もっと大きな会場でよりライブな強いサウンドも聴いてみたいと思う一方、彼女のコラの音色を味わうにはアコースティックな響きの環境でゆったり聴くのがいいかなとも。"Fasiya" を紹介する時にも書いたが、「西アフリカ/マンディングの伝統音楽とモダンなポップミュージックとの良質なブレンド」が彼女の大きな魅力なのだと思う。

 今夜は約1時間のセットを2回。アルバム "Fasiya" のオープニング曲 "Jarabi" でスタートし(これもポップないいナンバーだ)、ファースト・セットの最後は "Gambia"(遂に生で聴けた!)。セカンド・セットでは終盤にギター演奏も披露し、"Musow" でシメ。

 と思ったら、息子がジェンベを持って登場! えーっ、ソナに子供がいるのー!? 確かにリハ中にも5歳くらいの男の子がいたな(ソナは1983年生まれなので、全然おかしくないか)。聞くとダンナさんも会場にいたそう。どの人か分からなかったけれど。その息子君、最初は心細そうにプレイしていたけれど、段々堂々とした姿勢に。フェラ・クティの横でプレイさせられたフェミやセウンの子供時代の姿をちょっと思い出したり。ミュージシャンの子供達はこうしたスパルタ教育を受けて育っていくんだな。

 ライブの合間には度々 MC が挟まった。まだアルバム1枚しか出していないので、レパートリーが足りないのかも知れない。でもそのトークも和気あいあいと進み、とても雰囲気が良かった。ソナが寄付のお願いについても随分語っていたことも印象的だった。

 ソナ・ジョバルテは 2014年にガンビアに The Amadu Bansang Jobarteh School of Music を設立。ここはガンビア初の音楽専門家を養成する学校で、8歳〜18歳を対象にジェンベやバラフォンの演奏、楽理など伝統音楽の教育を行っている。彼女はロンドンで暮らしているのだろうとてっきり思い込んでいたのだが、現在はガンビアに戻って生活しているのだそう。そのことに加えて、自身が母親であることから、子供達への音楽教育に熱心なのだろうかと勝手に想像したのだった。

 新曲 "Gmabia" を含むセカンド・アルバムは年内(2017年)にリリース予定。「3月に出る」と断言する音楽関係者にも会った。彼女はまだまだ可能性を出し切っていない状態で、今後の彼女はプロダクション次第だろうと感じた。ともかく新作が待ち遠しい。今度の新作で "Gmabia" と同程度の良質なプロダクションを揃えられたら、彼女は今年大ブレイクするのではないだろうかとも思っている。

 ソナ・ジョバルテは外遊続きで多忙そうだけれど、ガンビアで行っているワークショップも含めて、新作の曲を引っさげて日本にも来てくれないだろうか? そんなことを大いに期待している。


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 ソナ・ジョバルテはとってもフォトジェニック。笑顔がいいので、ついつい笑っているショットばかり選んでしまうなぁ。


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 かつて、世界デビューする前にイダン・ライヒェルの音楽と出会って彼にインタビューしに行ったり、ニョーヨークでユッスー・ンドゥールのでっかいライブがあると知って1泊5日で飛んで行ったり、海外で見たい美術展やイベントがあれば数日の休みを利用して駆けつけたり…。フットワークの良さがひとつの自分らしさなのだろう。今年もフットワーク良く行動して、面白いものをいろいろ見つけてきたいと思っている。







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by desertjazz | 2017-01-08 17:00 | 音 - Africa


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 ここ数日聴いているコンゴの新作2枚。

 ・ Deplick "Ouverture"
 ・ Heritier Watanabe "Retirada"

 サウンドとヴォイスが柔らかく優しくシルキーな歌物がお気に入り。「2人とも、ウェラソンのメゾンメールにいたシンガーです。」とのこと。(渋谷 Los Barbados の真弓さんにご教示いただきました。)

 以上。(長文が続いたので…。)







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by desertjazz | 2017-01-07 17:00 | 音 - Africa

DJ
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