大阪、最後の晩餐

 大阪生活最後の1週間は、お別れの挨拶気分で近所のお気に入りの店を巡って食べ歩いてきた。かむなび〜れだん〜再度れだん〜Kamekichi〜等々、といったぐあいに。木曜日の夜、ラストオーダー間際に駆け込んでいただいた Kamekichi の肉料理などは最高だった。9日の土曜日は昼に光悦へお邪魔し大好物のお弁当をいただき、夜は絶品のアテと鴨汁ソバをいただきに文目堂へ。余計な気をつかわせても申し訳ないので、しばらく来られないことはどこでも話さなかった。だけど、決まって誘った連れがバラしてしまう。なので、その度にしばしのお別れを残念がって下さることになった。

 どこのお店も気に入って通い始めたのだったが、その大半が相次いでミシュラン本に載ったものだから、いつも混み合い、予約なしで入れないことが多くなったのは困りものだった。昨年の正月にお節料理をお願いした光悦もとうとう星付きになったらしい。おめでとうございます!

 そして10日(日曜日)、奈良への小旅行から戻った後は、かむなびへ。大阪での最後の晩餐は迷わずここに決めて、ひとつだけのテーブル席を予約しておいたのだった。

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 参加者が多くなったので「コースにしてください」とお願いされる。普段の料理にも増して丁寧な仕込みと心配りの感じられる料理の数々で一同感激。いちいち写真を撮るようなことはしなかったけれど、お椀ものなど絶品なる美味だった。盛りつけられる器の数々も素晴らしい。仕上げはもちろんいつもの「梅とソバ実の温うどん」。たっぷりいただきそろそろ失礼しようとしたら、送別の土産までご用意していてくださっているサプライズ。大阪暮らしの短いこんな新参者にまで暖かく接してくださるなんて。本当にいいお店だった。


 大阪市中央区、地下鉄谷町4丁目駅のほぼ真上に住んだのだったが、こんな官庁街のど真ん中に絶品料理を出す店が集中してきていたことは幸運だった。(最後1週間、残念ながら「ながほり」と「Fujiya 1935」の再訪問は叶わず。どちらもミシュラン初版本に載った超人気店なので、予約が絶望的なまでに取れない。3つ星の Fujiya 1935 は昨年のクリスマスシーズンに奇跡的にキャンセルが出てやっと行けたのだが、確かに面白いスパニッシュ創作料理だった。いろいろな意味でここも忘れられないレストラン。)

 周辺の店々のイタリアンや和食、ソバがとても美味しいものだから、大阪に3年いた間、焼き肉屋に行ったのは2回、お好み焼きは1回、うどんは1回、たこ焼きと沖縄料理に至っては0回というまるでウソのような結果になった。焼き肉/韓国料理の食べ歩きをしなかったことは後悔事だなぁ。

 あれこれ思い出しながら綴っていると、美味いもの喰いに関西に戻りたくなってくる。東京の水準などからすると案外安い店が多いので、どなたにもお薦めです。大阪で暮らしている人たちが羨ましい。

(そうも言っていられないので、今度も近所で美味しい店を探すことにしよう!)


(2012.07.10 22:00 記)


(ちょっと「さかのぼり日記」状態になってきたなぁ。)





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by desertjazz | 2012-06-10 23:52 | 食 - Eat & Drink

 馴染みの薄い土地は実際住んでみないと分からないもので、大阪に引っ越してきてから気がついたことが多い。越してくるまでは正に恐怖だった。誰もがひたすらしゃべりまくる、喧嘩をふっかけられる、そんなイメージを植え付けられてきたものだから。

 けれども、周囲を見回すと穏やかな人ばかりだし、無口でもの静かな人も多い。例えば街中で軽く身体が触れることがあっても、大抵は先に謝ってくる。何かにつけギスギスしている首都圏では当たり前だった、死んだような眼をした人を見かけることもない。2年以上経つが何とかトラブル・ゼロで過ごせている(人からは「住んでいるエリアによるよ」、とは言われるが)。

 大阪に来て知ったことに、蕎麦の美味さもある。多分うどん屋ばかりで、美味い蕎麦は食べられないのだろうと思っていたら、これが全然逆。中央区谷町の某所に住んでいるのだけれど、自宅周辺にはお気に入りの蕎麦屋が増えている。今のところ、いいうどん屋が全然見当たらないのが惜しいほど。



・守破離(しゅばり)

 蕎麦が食べたくなると、まず出向く店がここ。いつも鴨南蛮を頼むのだけど、他の料理も含めて幸せな気分にさせてくれる味。夜はいつも混み合っていて入りにくいのが残念な点かな。昨年の大晦日はここの蕎麦を買って自分で茹でたのだけれど、とても美味しかった(お店でいただいた蕎麦より美味しかった、というのは気のせいか?)。

・そば切り 蔦屋(つたや)

 行きつけの店、かむなびの2軒隣にあるここも、昼と夜に数回お邪魔している。蕎麦をいただく前の料理の品数は少ないけれど、どれも美味しくて、仲間と集って行った時には全品注文してしまう。ここも鴨南が美味い。周辺エリアでは一番の人気店ながら、太麺の方はちょっと自分の好みではなかった。昼は毎日待ちになりがちなので、週末の昼過ぎを狙うようにしている(いや、昼はまだ一度しか行っていないかな)。

・そば切り文目堂(あやめどう)

 さて、ここからが今日の本題。この夏に近所を散歩していて、自宅から数ブロック先に見つけたこの店がずっと気になっていた。店頭には何の飾り付けもなく至って地味なものだから、蕎麦屋だとは長らく気がつかなかった。けどそうした遠慮がちな佇まいが、当たりを示しているのか、ハズレを示しているのか。そのような期待感を抱いて訪ねてみた。

 まず日本酒、定番の銘柄ばかりだが、いいところを揃えている。つまみのお薦めを問うと、卵焼きを頼む客が多いという。量が多そうだったので、菜っ葉とあげの煮浸しと、とり肝のしょうが煮の二品を注文。いずれも酒に合う丁寧な味だった。ならばと?そばは、細切りのざると、粗挽きの鴨汁そばを注文(食べ過ぎだって!)。いやー、美味しかったです。汁は濃過ぎたけれど、これが関西の味なのかな?

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 感心してしまったのは、店内空間の落ち着き。表から見たままのさりげなさだった。かなり古い民家の襖や邪魔になる梁を取り払っただけのような空間。竹材を加工したり、独特なデザインを施しりした仕切りは、昔からのままなのだと思うが、これらがため息の出るような美しさだった。ただ、縁側の先はこれからの工夫のしどころかな。

 本当にゆったりした空間だった。今日はひとり客が多くて、料理や蕎麦が届く間、みなさん読書をなさっていた(自分も)。2人連れの人たちも、とても静かに会話していた。自然とそうなってしまう空間だと思う。

 意外だったのは、お店の方が揃って若かったこと。礼儀正しくて、気持ちよく食べさせていただきました。これから毎週のように通ってしまう予感がする。

・かむなび

 けど、かむなびの「梅とそばの実の温うどん」に勝るものはなし!? 底からすくい上げるそばの実をからませたうどんの味が絶品なんだな。毎度シメはこれ。客人にも自信を持ってお薦めしている。



 これらの店に共通していることが、美味しさの他にもある。それは「接客」の上品さ。単に腰が低いのではなく、細やかな気配りや、丁寧な挨拶を受ける気持ち良さがある。それは実際に足を運んでみれば誰もが感じるところだろう。意味のない媚などではなく、出す料理に自信があるからこその姿勢なのだと思う。こうした良店が互いにしのぎを削って高め合っている、なんてことも想像させられる。





 近所の飲食店、いい蕎麦屋が集まっている一方で、イタリアン/フレンチ系レストランの充実振りにも、同じようなことを感じる。

 どーでもいい話だけれど、蔦屋、文目堂、かむなび、ともにミシュランの☆店らしい。



(最近は音楽を聴くことよりも、読書、美術、そして美味しいもの/ちゃんとしたものを食べることへの関心の方が増している。別ブログを立ち上げて綴った方がいいなかなとも思うのだが、それも面倒なように思う。)





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by desertjazz | 2011-12-11 23:59 | 食 - Eat & Drink

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 昨日と今日、ふた晩続けて職場の若者たちとともに近場のイタリアン・レストランへ。リクエストのあった忘年会(ホームパーティー)が年内は無理そうなので、そのお詫びがてらごちそうしたのだけれど、完全に予算オーバー。なので今月はCDを買えそうにない(本はもう少し買うとしても…)。年内のCD購入もこれで打ち止めになりそうなので、まだ残っている未聴盤を片付けたり、年間ベストについて考えたりしようか? 取りあえず、明日からは地味な食事に戻ろう。

 そう思っていたら、Randy Newman が新作 "Live in London" (CD+DVD) をリリースしたことを知った。2008年の "Harps and Angels" 発表に合わせた公演を収録したアルバムで、オーケストラをバックにしているとのこと(Peter Gabriel といい Sheila Majid といい、オケをバックにしたライヴアルバムが最近続いている)。これだけは早く入手して聴きたい!

(ネットで調べたら、Aamzon.co.jp も HMV も品切れ状態。どこにオーダーしようか?)





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by desertjazz | 2011-12-08 23:59 | 食 - Eat & Drink

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 ほとんど毎日3食自炊していると話すと、これが「料理好き」と思い違いされているらしく(本当は面倒でしかたないのだけれど)、食材や食器や料理本といった類のものをもらうことがとても多い。先日は料理好きだと語る仕事仲間から「これ面白いから読んでみて下さい」と言って、一冊の文庫本を手渡された。たまには軽い本もいいかと思って、読んでみたのが高田郁の『八朔の雪―みをつくし料理帖』。

 大阪で数々の悲劇に見舞われた娘、澪が、江戸に出てからも絶えない苦難に直面し続けながら、周囲からの暖かい支えもあって料理人として成長していく姿を描いた、連作時代小説の第一巻。ご都合主義が気になったものの、これくらいのエンターテインメント小説の方が受けるのだろう。たまたま反対に東京から大阪に引っ越してきた立場なこともあり、(江戸時代の)上方と江戸との食文化の違い(食材、味付け、食べ方の相違)に知らないことが多くて興味深く読めた。2巻以降も借りて読んでみようかな。

 実際、関西に来て出会った食材や料理が数多い。このごろだと、京野菜や北陸の魚介を食することが楽しい。だが、この本を読んでも、自分で造るより、良い料理人の美味しいものを出していただく方がいいと思った次第。こちらに住んでいるうちに訪れておきたい店がたくさんあるのだけれど、なかなか巡り尽くせないものだから、やや焦り気味になりがちでもある。



 熱い和食をいただきたいと思って、昨晩は今年大阪に越してきた友人を誘い、近所のいきつけの酒房、かむなびへ。日曜日なのでどうにか席は確保できるだろうと思っていったところが、見込みが甘く予約客が入れ替わり訪れて終始満席。そのようなものだから予約なしの一見客は泣く泣く帰っていく。それでも今夜もタイミング良く、予約なしで入れたのは相当に幸運だったようだ。初めて訪れた友人氏も、日本酒と料理と値段、全てに大絶賛だった。

 それにしてもこの込みようは困りもの。どうやら今年もミシュランに掲載された効果が大きいらしい。いつの間にかバイト君も2人に増えていたが、それでもお店の方々は休む隙のない忙しさ。少し前までは、軽く呑みたい気分のときにサンダル履きでぶらっと顔を出せる気軽さが良かったのだけどなぁ。ご主人夫妻からも「今度はカウンターでお話しながら」と見送っていただいた。




 読書は少し休みたい心持ちではあったのだけれど、また5冊ほど新たに読み始めてしまった。どれも面白いものだから、他のことが手に着かない。






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by desertjazz | 2011-12-05 21:30 | 食 - Eat & Drink

日記:灯台下暗し

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 今日はお昼前に行きつけのパン屋まで歩いていった。その帰り道、天気が良いので少しだけルートを変えてみたら、入口脇の窓にワインボトルがずらっと並ぶ店が眼に入った。もう2年以上も通っている通りなのに、こんなところにワインショップがあるなんて全然気がつかなかった。

 試しに入ってみるとイタリア産がメイン。自分がよく買う 1000円台から結構充実していて、早速3本購入。自宅の近所にはワインの揃っている店を見つけられなかったので、時々心斎橋の専門店でまとめ買いなどしていたのだった(CUSUMANO の NERO D'AVOLA なんかは、わざわざ東京の店から宅配便で取り寄せていたんだよな)。またひとつ便利な店を見つけられたのはいいが、これでまた呑む量が増えてしまいそうだ。

 そういえば、つい先日も散歩中に、北海道や西日本の無農薬/低農薬食材ばかりを扱う店を見つけた(しかも有り難いことに、自主流通品が多いからだろうか、野菜などは周辺のスーパーのどこよりも安い)。やや高級かつ美味しい食品を専門とするスーパーが、歩いてすぐのところに最近できたことも、散歩の途中で気がついた。

 自宅周辺は他にも有名レストランやこじんまりした店々が、まるで隠しアイコンのごとくひっそりと営業している。中にはいまだに辿り着けないでいる店も多い。雑貨屋や茶店、漬物屋などには個性的な構えのところもあって、ただ見てまわっても楽しい。天気の良い日はぶらっと散歩してみるものだなぁと最近よく思う。





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by desertjazz | 2011-10-07 14:13 | 食 - Eat & Drink

BEATO in Tanimachi

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 近頃みつけた、とっても美味しいレストランについてのメモ。




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by desertjazz | 2011-04-17 06:00 | 食 - Eat & Drink

◆ 記憶に残る味

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 週末の料理の作り置きに少し飽きてきたので、作業の合間、「週末旅行 2」にひとつ追記。

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by desertjazz | 2011-02-26 22:00 | 食 - Eat & Drink

◆ 初春の芸術鑑賞

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 今度の正月は北海道の実家で過ごすつもりだったが、調べてみると交通費が異常に高い(航空券だけで往復9万円近い)ので断念。帰省は飛行機代が4割程度の割引料金になる月末にずらし、おとなしく自宅で年越しすることにした。

 その代わり、浮かせた予算を使って、昼のお弁当がお気に入りになっている料亭のおせちをいただいてみることにした。この店のおせちが美味しいという話を耳にしたこと、関西での年越しは最後になるかも知れない、等々、無理した理由は様々ある。昨年は客人が来たときを除いて、ほとんど毎日3食自炊を続けた自分への褒美という気持ちもあった(昼は弁当を作ったので、会社の食堂はもう1年半利用していない)。料理は不得手なので、毎食つましい食事で我慢。その方が健康にいいと思ってのこととは言え、さすがに疲れてきたし、自分の味にも飽きてきたので、正月くらいは楽をしたい。

 店主から「12月25日で店を閉めてお節料理作りに専念」「お客さまに喜んでいただけたら」と伺い、とても楽しみにしていたその料理、31日にお店で受け取ってきた。すぐに中味を見たい気持ちを一晩我慢して、元旦の昼に包みを開く。一見色味は地味なのだけれど、一品一品の手の加え方が細やかであり、そして味の素晴らしいこと。特に、ここの料理は出汁が豊かで絶妙、決してしつこくはなく、そして食材に合わせて様々使い分けているように感じる。

 最初これは自分にとっては単なる贅沢かとも思った。しかし、いただいているうちに、そうした考えはすっかり消し飛んでしまった。これだけ美味しい日本料理はほとんど初めての経験で、職人の仕事に心底感動した。その感動の質は、素晴らしい音楽や絵画に接しているときと全く一緒。思わず涙で目頭が潤みかけた。2日間ゆっくりと行った「食べる」という行為は、ひとつの芸術鑑賞だったのだと思う。他の出費を我慢しただけの価値は十分あった。

 思い返すと、何年かに一度くらいは、旅していて感動的な景色を眼にしたり、感動的に美味いスコッチやワインに出会ったりする。それは例えば、昔から大好きだった美術作品の実物を初めて見るときの、心震える感覚にも匹敵する。

 年を重ねるごとに、好奇心が摩耗していくこと、何に対しても評価のハードルが高くなることを感じる。けれども、たまには心から凄い、素晴らしいと思えるものに出会わないと、生きていて楽しくない。今年はまたそうしたものに巡り会えるように過ごしたいものだ。


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 一重目: 伊勢海老、数の子、ウニ、イクラ、カニとオレンジ?のジュレ、カラスミ、平貝、クルミ、昆布巻き、ニシン?、魚?の大根巻き、レンコン、等々。

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 二重目: 黒豆(こんなに美味いのは初めて)、ホタテ(その下にはホヤの酢の物)、しめたタイとサバ(その下にも…)、牛肉、等々。

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 三重目: アワビ、焼き魚3種、干し魚の煮物、くわい、野菜の焚き物、鶏肉、等々。

 全部でおよそ40品。好物の高級食材がずらり。やっぱり一生に一度の贅沢だったか…?

 酒は黒龍あたりにしようかと思ったのだが、買いに行けなかったので、久保田の中で一番ドライであろう碧寿に。料理の味がかなり強いので、この選択は正解だった。




 追記

 今年も、読む、聴く、観る、食べる、呑む、旅する、走るなど、いろいろなことをバランスよく楽しむのが2011年の目標。そのためには、作る料理のレパートリーも増やしたい。

 ということで、3日から自炊生活再開。買い出しして、出汁を取って、おかずを作り置きして。出汁は昆布と鰹節で取り、魚は自分でさばき、漬物もなるべく自分で漬けているので、それなりに時間がかかるし、時々面倒くさくもなる。音楽を聴いたり読書したりする時間も減ってしまうので、今年は少し外食を増やそうかなぁ。

(1/3 21:00)





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by desertjazz | 2011-01-03 00:00 | 食 - Eat & Drink

かむなび再訪

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 またまた近所のかむなびへ。ミシュラン星付き(らしい)になってからは最初の訪問。今夜は旧友との語り合い。とても良い呑みになったな。それは、素晴らしい料理を味わったからでもある。まずはお造りが絶品だった。旬を迎えた白子の醤油焼きと焼きイチジク(写真)も、日本酒との相性抜群。厚岸のししゃもの煮付けも、チーズ3種の漬物も、梅とそばの実の稲庭うどんも、幸せな味だった。

 途中から店主夫妻も話に加わって、驚くべき事実が判明。こんな偶然ってあるんだ! 来年合同パーティーを執り行うことまで話が進み、すっかり盛り上がってしまった。極上に美味しい酒と料理を楽しみ、深く豊かに語り合えることを、本当に幸せだと思う。

 気持ちよく呑んで、身体ポカポカ…。




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by desertjazz | 2010-11-11 23:39 | 食 - Eat & Drink

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 嬉しいバリ土産(右手前は砂糖だそう)。



 1年以上続く質素な毎日3食の自炊生活も少し飽きてきた。そんな折にインドネシア・バリ島の友人N氏が今年も泊まりがけて遊びに来てくれた。珍しいアンティークのバティックやバリの作家が造った器、バリの調味料など、壊れやすい土産や重たいものをわざわざ携えて…、嬉しいなぁ。「しめしめ、来客があったこんなときくらい贅沢しよう」と決め、近所の黄金コース、ながほり&かむなびへ。

10/9 (Sat)

 光悦にしようかとも思ったのだが、来客の希望も「ながほり」。前日電話すると当然ながら19時台は満席。なので17時からを予約したのだが、開店直後の方が割合ゆったり食事ができていい。この店の変わっているところは、毎日手書きのお品書きがひと組しかないこと。それもA4紙3面に美味しそうな料理がびっしり並んでいるものだから毎度迷ってしまう。ちなみに今回が4度目の訪問。なぜか毎度カウンター中央、大将の正面にすわることになってしまい「さて、何にします」と問われるものだから、毎度焦るし緊張もしてしまうのだ。

 最初に頼んだのは「お造り」。他にもいろいろ頼んだが、やはりお造りが断然美味い。仕入れたネタが良いのは勿論のことなのだろうが、仕込みが抜群に素晴らしい。どういった温度でどれだけ魚を休ませ、どのタイミングで包丁を入れ、どういった大きさ/形で出すべきがを完璧に理解しているのだと思う。味の詰まり方や口に運んだときの収まりよい大きさまで、他の店ではとても味わえない。これこそが職人技なのだろう。

 お造り、どれも美味しかったが、一番美味しかったのは、淡路の生ウニ。箱ひとつまんま出されるのだが、舌に載せた瞬間、ふわっと解けて消える。これこそ加工していない天然の味。これが近所で食べられるなら、わざわざ函館などまで出かける必要は全くないな。

 定番の、柿と蕪と鯛の品、焼きレンコン、レバーと砂肝をふんだんに使ったサラダなどにも大満足(残念ながら、水奈須のあんかけははずれ。水茄子は塩しただけで食べた方が美味しいと思う)。食べ過ぎ、頼み過ぎで、申し訳なくも残してしまった。

(支払額:CD 7〜8枚分)

10/10 (Sun)

d0010432_153648.jpg 翌日は2度目のかむなび。ここは日本酒とそれに合ったアテを出すというスタンスの店。定番の塩豆に始まり、香川の生ウニ(ウニ好きなので、今日も頼んでしまった)などをツマミながら、酒がさくさく進む。絞めは稲庭うどん。今夜も大満足。

d0010432_15361857.jpg 鮎も美味しかったなぁ。家から300mくらいにある店で、雰囲気も良いので、毎週末通いたいくらいだ。

(支払額:CD 4〜5枚分)




 そう、自宅から歩いて行ける距離にこんな美味しい店があるのは大変便利だ。そして美味しいだけでなく、日本酒の選択もいい。ながほりは最初に薦められた黒龍を迷わず選べばいいし、かむなびも女将に任せておけば外れなし。

 ふたつの店の共通点は他にもある。外観からは見つけにくいことと、客本意の姿勢。昨年ながほりに最初に行ったとき、近くまで来ても店が見つからなかった。そこで電話をすると店員が入り口から出て待っていてくれた。またかむなびも、今回電話すると「今満席でいつ席が空くか分からない状態なので、空いたら折り返し電話で連絡する」とのこと。待つことしばし「今空きましたので来て下さい」ときちんと連絡して下さった。忙しい中、店主が外まで見送って下さるし。酒と料理の美味しさと、こういった姿勢とが相まって、店の評判を高めているのだろう(ながほりは、居酒屋なのにミシュランにも掲載されている)。

10/11 (Mon)

 N氏、東京へとんぼ返り。他の友人らを誘って霞町の「すえとみ」で食事する相談もしていたのだが、その約束はまた次回にということで。

 光悦、ながほり、かむなびの料理は何度でも食べたいので、また誰か遊びに来てくれないだろうか。ウチでの宿泊込みにてのご来訪を歓迎いたします。




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by desertjazz | 2010-10-11 23:59 | 食 - Eat & Drink

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