カテゴリ:本 - Readings( 214 )

Readings : 2月の読書

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 2月の読書。

 2月中に読了したのは7冊だけと、案外少なかった。毎週のように小旅行したり時間ができれば街歩きしたりしたせいもあるし、予想した通りル・クレジオの『大洪水』には苦戦したからということもある。それより、読み始めたものの途中で進まなくなってしまっている本が多すぎる。"FELA Kalakuta Notes" は現在半分くらいのところ。

 オルハン・パムクの『白い城』は、内容的にも訳文としても彼の訳書の中で一番読みやすいと思う。最終章での一気の展開や示唆するものの深さに、小説の持つ大きな魅力を感じる。個人的にも『イスタンブール』の次に好きかな。

 原雅明の『音楽から解き放たれるために ──21世紀のサウンド・リサイクル 』は、音楽について語ること、音楽の需要のしかたなどについて、いろいろ考えさせられる本。個人的には疎い音楽がたくさん紹介されて、その分気になる作品をネットを使って探し始めている。

 といった読書メモや感想めいたことは、Twitter の方が書き込みやすく、取りあえずのメモはそちらに残しているが、それだけで済ましてしまいそうにも思う。



 さて、今日はこれからまた書店に行ってきます。
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by desertjazz | 2010-03-02 10:08 | 本 - Readings

Readings : 「word and sound」

 再び雑感。



 昨日購入した『音楽から解き放たれるために ──21世紀のサウンド・リサイクル』(原 雅明、フィルムアート社)を早速読み始めているのだが、最初の「word and sound」から微妙に興奮。結論たる「サウンドのリサイクル」という考え方は、まだすっきり腑に落ちて来ないのだけれど、そこに至るまでの記述には少なからず驚かされてしまった。

 著者は、「「音楽」ではなく「サウンド」のことを想って」みてきたようであり、また、しょっぱなから引用されているのは、デイヴィッド・トゥープの『音の海』。昨年は「音楽」よりも「音」そのものについて思索し続けてきた私、また『音の海』に惹かれていた私と、どこかシンクロしているように感じられた。

 なので、やはり読むべきかと思い、『音の海』を今、ネットでオーダー。

 しかし、著者と私とでは、思考対象としての「音」の概念が一致しておらず、従って思考のベクトルも異なる。自分の場合は、著者が思考対象としているような「音響」に限らず、さらには自然音や都市ノイズ、そしてそれらの立体感にこそ惹かれている。そして、地球上の様々なバイブレーションと人体感覚との共鳴めいたことに最近は関心を持っており、そうした効果が生命体の快楽や安心感に通じているのではないだろうかといったことを考え続けている。



 実は、、、'Forest Beat'、'Desert Jazz' に続いて、3番目に用意した名前は 'Urban Noise' だった。



 もうひとつ関心を引きつけられた論点は、音楽評論/音楽を語ることについてのこと。近年、音楽に関わる記事やレビューが持つ諸問題について分かりやすく述べられている。特にディスクレビューに対する(私の)不満の原因についてうまく整理してくれていると感じた。また、そうした不満は音楽を愛する多くの人たちにとっても共通したものであることが、改めて伝わってきた。

 読みながら思い浮かべた、ここ数年間ずっと頭の中にあることの断片たち:

・まるで全ての作品を良しとするかのように語るレビューの蔓延が、評論文離れを招き、それが自分の中で「残りもの感」を醸し出している。

・作品の中に良いところばかりを無理に探し出して綴られた文章に辟易している。音楽に関する文章の均質化、器用に文章をまとめる書き手が重用されていること、それが音楽雑誌を読まなくなった理由でもある。

・そうしたことはライナーを読んでも感じる。どの作品もが佳作/傑作であるかのようなマーケティング文章が、ライナーを読む気を失わせている。

・しかし、難のありそうな音楽でも、その中にプラス材料を見出す意味はある。

・例えば、バルク契約/バーター契約にも避けられない意味がある。

・また、書き手がつまらないと思っても、他人にとっては存在理由を持った音楽にもなりえる。

・近年は音楽のカタログ化に興味が持てない(基本的にはカタログ的文献自体は便利だと思っている)。それが最近の音楽書を避ける理由ともなっている。

・ジャンルによっては、売り手と語り手とが重複していることが、ひとつの障害を生じさせていると思う(ワールド・ミュージックなどマーケットが小さいものほど、その傾向が起きやすい)。



 ふたつのテーマとも、発想の大胆な転換の先にこそ、光明が待っているように思う。



 今朝も睡眠3時間で、頭が回らず、飲みながらでの軽いメモ。



(追記)

 ライナーノーツのパート、字が小さすぎてピントが合わない。年寄りには辛い。
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by desertjazz | 2010-02-23 02:49 | 本 - Readings

Readings

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 近況を少々。

 現在、読書はペースダウンしていてほとんど休止中。このところ、調べなくてはいけない件、決めなくてはならない案件が多くて、本を読む時間が確保できない。ついついオリンピック中継やツイッターをながら見してもしまうし。入浴中くらいしか本を読んでいないのではないだろうか。

 それでも、今日は新刊をチェックにジュンク堂へ。他数冊についても迷いつつ、決定的に読みたい本がなかったので、6冊に止めた。『虐殺器官』(伊藤計劃、ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)は 今年 昨年若くして亡くなったSF作家の長編デビュー作。以前から気になっていたものの、なぜかいつも店頭になく、今回文庫化されたのを機に購入。『楽楽 奈良・大和路』は単なるガイドブック。今年は奈良も歩こうと考えていて、『京都』編が良かったこのシリーズを選択。本当は今一番読みたいのは、和辻哲郎の『古寺巡礼』なのだが、およそ30年前に読んで今は押し入れにしまったまま。探し出すのが大変なので、書店に行く度にこの本を買い直したくなってしまう。

(ジュンク堂って、これだけ買うと、ポリ袋ではなく、ちょっと作りの良さげな手提げ袋に入れてくれるんだね。使わないと思うけれど、無料コーヒー券もくれた。)



 ツイッター、始めてみると、それ以前に抱いていたのとは違った役割や使い方にあれこれ気がつく。また、とてもお手軽なので、ちょっとしたネタや日記の断片などはそちらに綴っている。もうブログに書くのが面倒くさいという感覚が助長されるだけ。多少なりとも役立ちそうな情報は先にツイッターの方に上げることもあろうかと思うので、興味のある方はたまにチェックしてみてください。



 そのツイッターの中で、「間章は、音楽をしばらく聞かないと耳が研ぎすまされて、いろいろな音が聞こえるようになる、と書いていた」といったような文章を見つけた(コピーしておかなかったので、正確な引用からは遠い)。ここ数年、自分が抱いている感覚の一面と通じているように感じた。
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by desertjazz | 2010-02-21 23:57 | 本 - Readings

FELA Kalakuta Notes

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 ジョン・コリンズ John Collins の "FELA Kalakuta Notes" が届いた。ジョン・コリンズは、ガーナ在住のミュージシャン/プロデューサー/研究家で、長年フェラとの親交もあった人物(白人)。

 タイトルから軽めで地味な読み物なのだろうと考えていたのだけれど、現物の本を手に取ってみるとその想像とは違っていた。幾分大判サイズの本で(大体A4サイズ)、カラーのものも含めて写真がふんだんに使われている作り。その写真にはこれまで眼にした記憶のないものが多く、まずそのことが楽しめる。

 早速ひととおり眼を通してみた。内容は、フェラの伝記、フェラやバンドメンバー、それに周辺ミュージシャンへのインタビュー、楽譜を引用しての楽曲分析、コンプリートなソングリスト、など。そして最も興味を惹きそうなのは、ジョン・コリンズが1977年にフェラの映画 "The Black President" に出演した際の日記だろう。

 善かれ悪しかれ寄せ集め的な書籍。読み終えた段階で改めてレビューしたい。
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by desertjazz | 2010-02-18 19:29 | 本 - Readings

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