カテゴリ:旅 - Abroad( 146 )

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 今夜は渋谷UPLINKで、デコート豊崎アリサが制作したドキュメンタリー映画『Caravan to the Future』の完成記念上映会(+木内みどりとのトーク)に行ってきた。

http://www.uplink.co.jp/event/2016/46848


 この映画はニジェールからナイジェリア北部カノまでを往復するラクダを使った塩キャラバンに4ヶ月密着したもの。淡々とありのままに撮影されており、観たい映像、聴きたい声、知りたい事実が丁寧に記録されていて、アリサのセンスが光る貴重なドキュメントだ。塩キャラバンの過酷さが伝わってくるし、物々交換のサイクルの描き方も適切な一方、キャラバンを率いる老いも若きも笑顔が絶えず、道中しばし遊びもあって見所は尽きない。

 なので、とても自然体で観られる映画。また砂漠に帰りたくもなった。

 自分はこれまで短い旅行も含めれば、アフリカではサハラの他に、エチオピアのダナキル砂漠(これは気温50度を超える砂漠をゆく塩キャラバンの取材が目的だった)やボツワナのカラハリ砂漠を歩き回った。確かにどこも環境は厳しいが、それでも毎度旅を終えるとすぐに戻りたくなる。

 理由のひとつは満天にまぶしく輝く星。まるでプラネタリウムのように(と書くと事実はまるで逆だが)周囲360度水平な地平線の上に広がる星空を眺めていると何もかもを忘れていく。世俗の諸事から隔離された感覚がいい。そのことは例えばカラハリ砂漠のど真ん中を車で走っている時、半径100km内には自分とドライバーの2人っきりしかいないのだと気がついた途端、怖さと同時にある種の快感のようなものもおぼえたのだった。

 自分が何度でも砂漠に帰りたくなるのは、このどの国にもどの組織にも属していない感覚がとても心地よいからなのだろう。それはあくまでも錯覚に過ぎないのだが。

 そんなことが頭に浮かびながら、同時にもうひとつ思い出したのは、自分が飛行機に乗っている時間が好きだと気がついたこと。マジカル・モーメンツ、窓に浮かぶトワイライトや明け方微妙に変化する明かりを眺めるのも好きだ。そして空を飛んでいるときには、国からも仕事からも義務からも諸々の雑事からも解放された気分になる。多分機内でも何も誰にも帰属しない感覚が得られるから、毎年飛行機に乗り続けているような気がする。

 砂漠に中にいることと、飛行機の中にいることとは、あくまでも異質でありながら共通点もあるように思う。世界中で出鱈目が大手を振るい、破滅へ向かっていると思わざるを得ない世界、そして自滅へとまっしぐらの日本。砂漠も飛行機も、それらから一時的にも避難させてくれる。もちろんこれはあくまでも、妄想であり思い違いに過ぎないのだが。

 などということも頭の片隅にチラチラ浮かんでしまったのだが、頭を空にして眺めていても心地よい映画だろうと思う。砂漠とそこで生きる人々の魅力がつまった映画。多くの方々に観て欲しい作品です! 次回上映は来年 1/17 とのこと。お薦めです!



 この映画を観て、またまたアフリカが恋しくなってしまった。アリサ(敬称略:アリサはアリサ。「さん」付けにはどうも違和感がある。)には、アフリカ再訪に関していろいろ相談させてもらっているところ。まだ計画は諦めていないので、どうぞヨロシク!







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by desertjazz | 2016-12-26 23:50 | 旅 - Abroad

In Europe

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Klô Pelgag (Salle Paul Fort, Nantes 2016/11/24)


 今回のヨーロッパ旅行では、各国の美術館を巡り、Youssou N'Dour のパリ3公演と今気になる女性アーティスト3人、Sona Jobarteh、Hindi Zahra、Klô Pelgag のライブを観てきました。ライブはいずれも感涙ものの素晴らしさ。その間レコード探しもして、今日時点で土産分も合わせて約200枚購入。帰国後聴くのも大変そうです。

(旅行記の断片は Facebook / Twitter にこれまで88篇アップ。後日整理してリポートをまとめたいと考えています。)







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by desertjazz | 2016-11-25 09:14 | 旅 - Abroad

Sounds & Music in the World 2016

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(Ubud, Bali, Indonesia : Feb 2016)


 1月7日、ニューヨーク経由でブラジルへ。サルバドールやリオデジャネイロで2週間レコーディング・セッション。ブラジル取材は15年振りで、懐かしい景色ばかり。サルバドールの荒ぶる海を前にしてドリヴァル・カイーミの曲が浮かび、リオの街を歩いてカルトーラを思う(彼が創設したマンゲイラへも)。カエターノ・ヴェローゾの生まれ故郷では彼のお兄さんと偶然遭遇し、思い出話を聞かせていただいたり、一緒に記念写真を撮ったり。
 昨年暮れ、あるアフリカ音楽プロジェクトに関して SWP のマイケル・ベアードとメールでやり取りしていて、彼が1月に初めてブラジルを訪れることを知る(オランダからポルトガル経由で)。しかも自分の日程と半日だけサルバドールで重なる。これは奇跡! どうにか都合を合わせて13年振りに乾杯したのだった。1月21日帰国。

 1月31日、短い北海道旅行を挟んだ後に中国へ。大量の録音機材を調達して再びレコーディング・セッション。ここ数ヶ月間の不眠不休がたたってか、本番前に40度の高熱。それでも強力な解熱剤を飲んでどうにか乗り切る。中国滞在は6回目、都合7〜8ヶ月になる。田舎の原風景が懐かしい。2月7日に帰国。

 2月9日、インドネシアのバリ島へ。インドネシアは14回目(バリは13回目)。ウブドの常宿に籠って、朝・昼・夜、濃密な森の音を録音。とにかくここの眺めと音環境は素晴らしい。ただボーッとしているだけでも何と心地よいことか。究極の快楽! 
 2月14日帰国。インドネシアには毎度2週間程度滞在していて、これだけ短いのは初めて。今抱えている仕事が多いので、それもしかたない。

 3月11日、急な打合せが生じてサンフランシスコへ。中国と同様、アメリカにも行きたくないと思いながらも、アメリカ滞在は10回をとうに超えた。サンフランも4回目か5回目。打合せが済んだ後は特段することもないので(MoMA も閉館中なので)、美味しい食事(連日の女子会!)と美味い酒を楽しんで過ごす。
 その間、全米ツアー中のブルース・スプリングスティーンのライブを観るべくオークランドへ。"The River" の全20曲をアルバム通りに再現し、70年代の代表曲をこれでもかとプレイする、9年振りに観た彼のステージはとにかく凄かった!!!
 最近、世界トップレベルのアフロポップ研究家が連携してアーカイブス/データベースを作る動きが起こり、どうやら私もそれへの連携を求められている様相。その拠点がサンフランシスコに置かれているので、主宰者と直に会って話をしたかったが、残念ながらそこまでの余力はなかった。具体的な動きがあれば、後日お知らせしたい。


♪♪♪


 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。・・・って、もう3月下旬、春分も過ぎて桜の季節ですね。

 昨年末以降またまた怒濤のスケジュール。それでも世界各地で音と音楽を猛烈に浴び続けながら、マイペースで快楽にふける毎日を過ごしています。

 振り返ってみるとおよそ2ヶ月間で18フライト(飛行機に乗ることは全然苦じゃないけれど、さすがに飽きてきた)。ブログを書くどころか、好きな音楽や読書を楽しむ時間もほとんどありません。まあ、このご時勢、仕事があるだけでも感謝すべきことなのでしょう。

 今年の残りから来年にかけても、予定がびっしり詰まり始めてきました(7月のモロッコ行きは一旦延期。その後ベルギーとオランダに行くことを考えていたが、ブリュッセルでテロが発生し計画は見直しせざるを得ない)。そろそろブログも再開したいですが、さてこの先どーなる??






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by desertjazz | 2016-03-24 00:00 | 旅 - Abroad

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 3年振りに訪れたマルセイユ。港湾エリアの再開発が進んでいて、モダンな建築が増えていた。


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 でも、昔から変わらない風景があって…。

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 一方、ベルザンスはいまだ工事中。ARC 周辺の景色がさらに変わってしまったのは悲しい。

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 1995年にマルセイユに初めて来てから今回でちょうど 20年。その間、港やベルザンスを定点観測してきた印象を持っている。今度来るとき、この街はどう変化しているのだろうか。


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by desertjazz | 2015-12-03 00:00 | 旅 - Abroad

 今年4月に訪れたパリ、その滞在記の後半を追記しました(日にちを遡って記事を載せています)。


(1)4/11「モンマルトルの丘のもとへ」

(2)4/12「パリの日曜日」
(3)4/12「ピカソ美術館が楽し過ぎるー!」
(4)4/12「ポンピドゥからバルベスへ」
(5)4/12「ジプシー音楽とレバノン料理の長い夜?」

(6)4/13「快晴の光を浴びながら18区散策」
(7)4/13「その時、奇跡は起こった」
(8)4/13「Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 1」
(9)4/13「Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 2」

(10)4/14「快晴初夏の日の『印象・日の出』」
(11)4/14「Dupain "Sòrga" Live」

(12)4/15「光の中のパリ(オルセー&オランジュリー)」
(13)4/15「プリムス! 願えば叶う」
(14)4/15「クロ姫の美しく不思議な世界 - Klo Pelgag Live」

(15)4/16「喧噪のモナリザ/静寂のイスラム」

(16)4/17「快晴&アート続きのままで最終日」
(17)4/17「パリの新常宿 Hotel George Opera」


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 これにて今回の旅行記はほぼ終了。ほとんど誰も読んでいないだろうと思いつつ、自分のためにまとめてみました。後はエピローグ的に数本書いて完結する予定です。

 海外滞在の際には、万難排し周囲を納得させて2〜3週間休むようにしています。しかし、1週間ぶらっとパリに出かけただけでこの密度。毎度、旅行記/滞在記をきちんと書いて残しておきたいと思いながらも、こんな具合に予想を超えた充実振りなので全くまとめる時間が取れないなぁ。

 今回のパリは、Faada Freddy も Dupain も Klo Pelgag もゲストとしてご招待いただくことになりました。ならばきちんとリポートを書きたい。いやそれよりも、大好きなアーティストについては彼らの魅力をしっかり伝えたい。それがまだ出来ていないことが反省点です。






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by desertjazz | 2015-05-16 23:00 | 旅 - Abroad

Index:パリ滞在記 2015 (14)

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 日にちを遡って書いている今年4月の「パリ滞在記」。4/15 に観たクロ・ペルガグのライブについて、1ヶ月遅れで書き上げました。よろしくどうぞ!

 ・ クロ姫の美しく不思議な世界 - Klo Pelgag Live


 クロ・ペルガグの不思議で奇天烈な世界にどっぷり浸かってしまっている今日この頃。彼女のライブ、早くまた観たいです!






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by desertjazz | 2015-05-15 19:00 | 旅 - Abroad

 今年4月に訪れたパリ、その滞在記の前半をまずまとめました(日にちを遡って記事を載せています)。


(1)4/11「モンマルトルの丘のもとへ」

(2)4/12「パリの日曜日」
(3)4/12「ピカソ美術館が楽し過ぎるー!」
(4)4/12「ポンピドゥからバルベスへ」
(5)4/12「ジプシー音楽とレバノン料理の長い夜?」

(6)4/13「快晴の光を浴びながら18区散策」
(7)4/13「その時、奇跡は起こった」
(8)4/13「Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 1」
(9)4/13「Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 2」

(10)4/14「快晴初夏の日の『印象・日の出』」
(11)4/14「Dupain "Sòrga" Live」


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by desertjazz | 2015-05-09 17:00 | 旅 - Abroad

Paris 2015

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 今世界で一番好きなバンド、デュパン Dupain の新作お披露目ライブと、昨年ベスト・アルバムの2位に選んだクロ・ペルガグ Klo Pelgag のライブを観るべく、久し振りにフランスはパリへ行ってきました。

 通算11回目となった今回のパリ滞在1週間(4/11 〜 4/18)、デュパンのライブさえ観られれば良くて、あとはのんびり過ごすことになるのだろう。そう思っていたら、信じられないような奇跡が! やっぱり自分が旅をすると必ず何かが起こる !? 連日、食事を楽しむ余裕も満足に眠る時間もない(睡眠は遂に3時間に)ほどで、大充実、大満足となりました。

 今年のベスト・アルバム当確のファーダ・フレディ Faada Freddy の "Gospel Journey" もようやく購入。通常盤 CD の他に、10インチ・ジャケットの限定版2枚組(CD+DVD)とオマケがいろいろ入った EPボックスセットも入手。後者2つはレコード店では買えないレア・アイテムだと思います。

 パリでは、たくさんの人たちと会っていろいろなことを話し、見たかった美術作品をたっぷり鑑賞し、そして CD もセネガルやマグレブものを中心にどっさり買ってきました。

 ライブのレポートだとか、CD のレビューだとか、一体どこから始めたら良いのやら? まずは FB と Twitter にメモ書きしているところ。それがまだほんの一部で、入手盤もほとんど聴けていない状態。なんとか時間を作って少しずつでも紹介できればと思っています。






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by desertjazz | 2015-04-21 22:00 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(20)

〈7日目〉4月17日(金)Part 5 -〈8日目〉4月18日(土)


■快眠ファーストクラス(2)


◇ ラウンジのお食事

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(空港への到着が遅れて時間がなくなったので、免税店などはパスして真っ直ぐラウンジへ。ここのラウンジは思っていた以上にしょぼかった。特にFのスペースは狭いし使いにくいしで、これならCのテーブルの方が楽。Cと共有の料理も見るからに食欲をそそるものはなくて、軽くつまんで小腹を落ち着かせるだけにする。パリの空港の一角に日本の会社が借りているスペースなので仕方ないのかな。タダなので文句は言わないでおこう。)


◇ 機内の様子

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(ディスプレイは23インチ。一度も見なかったけれど…。その下のシートまで足が届かない。)

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(窓4つぶんのスペースを専有。)

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(飛び立ってしばらくすると地平線が美しく色づく。このマジカル・モーメントが長距離ナイトフライトの大きな楽しみ!)

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(MENU と WINE LIST の2冊。シャンパンは Champagne SALON 2002。3杯目。良い意味でクセがあって美味しかった。それにしても出されたつまみのガッカリ感。)

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(ヘッドフォンは BOSE。ノイズキャンセル付き。予備の電池まで用意してることには感心。でも、CもFもシステムは要改善と感じた。)

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("パッサージュ 53" 佐藤伸一の洋食メニューに魅力を感じなかったので、無難に和食を選択。しかし、最初に佐藤伸一考案のアミューズが供される。イカとカリフラワーのこれは白ワインに合っていた。ちなみにパリ行きのフライトの和食は龍吟とのこと。ちょっと気になる。)

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(小皿 五彩:春野菜の炊き合わせ、鯛の若狭焼き、伊勢海老のキャビア添え、豆乳抹茶セリー、蚫のクリームチーズ和え)

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(どれもが普通すぎる。)

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(大吟醸酒2種、伯楽星 "桜" と磯自慢 "アメジスト" を飲み比べながら。)

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(最後はデザートとチョコをつまみながら、噂のストレートティー、Royal Blue Tea "Queen of Blue" で〆。)


*繰り返すが、ワインは白も赤も相当に美味しかった。例えば赤は Chateau d'Armailhac Pauillac 2007 など、Cよりもずっと良いものを揃えていた。いずれのボトルも未開封のようで、開けてすぐだったのにも関わらず。そうしたコンディションのものを選んでいるのだとすれば大したものだ。Fでは常に新品を用意し、空けたボトルはラウンジなど他に回しているのだろうか?


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(トイレはウォシュレット完備。おしぼりも紙製ではなくコットンのものだった。)

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(どこもピカピカ。)

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(食後にベッドメイキングをお願い。トイレから出たところで「パジャマに着替えますか?」と用意されたパジャマを示される。スーツ姿の乗客などの中には着替える人もいるのだろう。ベッドに様変わりしたシートは寝返り打てるだけの広さがある。)

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(朝食はこんな感じ。)




 いろいろ文句も書いたけれど、FはCと比べてもぐっすり眠ることができる。何よりそれが一番。どうせタダなら、マイレージが溜まった時には、またFに乗ってみてもいいかな。



♪♪


 若干遅れたフライト。

 帰国。帰宅。まずビール!

 
 フランスには秋にまた行く予定。今からもう待ち遠しい!






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by desertjazz | 2015-04-17 23:05 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(19)

〈7日目〉4月17日(金)Part 4


■快眠ファーストクラス(1)


 どうにか空港まで辿り着いたが、車で移動する誰もが渋滞に巻き込まれたはずなので、チェックインカウンターも激混みだろう。イミグレも含めて時間がギリギリになるかもしれない。もしエコノミーだったならば…。

 この「滞在記」の最初に書いた通り、フランス便はなるべく JAL のCクラス(ビジネスクラス)に乗るようにしている。しかし今回は帰路もCクラスが取れなかった。だが、珍しくFクラス(ファーストクラス)に空きがあったので、「話のタネ」に久し振りにFに乗ってみることにした。

 まずはチェックイン。もちろん待つこともなく瞬時に手続き終了。その後も搭乗から日本到着まで、ほぼ他の乗客たちからほぼ完全に切り離される。チェックインが済んだら、手荷物検査、そしてイミグレへと進むことになるのだが、Cクラス以上は別ルートでショートカット。列に並ぶこともなく、気のせいかボディチェックは厳しくなく、イミグレの職員もにこやか。多くの空港は手荷物検査やイミグレをクラス分けしていないが、CDG のこの対応は毎度快適だと感じる(同時に、特別扱いし過ぎではないかという疑問も湧いて来るのだが)。そういえば、数年前に旅した北欧の空港でもこのシステムになっていて、セキュリティーチェックなどは楽だったな。

 ラウンジでも搭乗の際にも、接する誰もが物腰低く、まるで自分が大臣か大企業の経営者にでもなったような感覚が生じる。とにかく全てが特別待遇。バカな政治家たちにとっては、きっとこれが心地良いんだろうな。でも自分はまずこれが落ち着かない。機内でもアテンダントがひとりひとり自己紹介してきて、いちいち「xx様」「xx様」と「お声がけ」してくださるので、ゆっくり読書もできない。

 昔乗った時にも思ったが、Fは自分のような平民には余りにもオーバースペックすぎる。乗客8人に対してアテンダント3人のチームだからこそ可能なサービス。もちろんその気配りは有り難く受けとめるべきものなのだろうけれど。(それなのに、注文は度々忘れるし。20年くらい昔のCのアテンダントの方が気が利いていたかも?)

 結局のところ、Fの一番のメリットは自分の空間をしっかり専有できることだろうと思う。まるでマンガ喫茶みたいなCよりも2倍くらいは広い。そして他の客からは完全に隔離されていて、プライバシーがしっかり保たれている(FやCの席は機体前方でエンジン音が響かず静かな分だけ、実はCだと周囲の会話が結構気になるのだ)。おかげで、ベッドメイキングが済み睡眠導入剤を飲んだ直後には、自宅のベッドで寝ているかのように爆睡してしまった。

 料理も予想した通りで、特別なものではなかった(反対に最近のCはかなりいいと思っているのだが)。昔のFのような高級感も消えた。その分さっさと配膳してくれるのは有り難い(この話、以下割愛)。

 ただ、ワインのセレクションはとても良かったと思う(ここだけの話 JAL のCクラスのワインはガッカリするほど悪い)。どれも美味しくて、ついついシャンパン3杯、白ワイン3杯、日本酒2杯、赤ワイン2杯と…。それでも全くほろ酔いにもならず。勧められて、もっと飲みたかったのだけれど、ほどほどにしておく。

 と言うのは、周囲の様子がはっきりとは分からなかったものの、酒を飲み続けているのはどうやら自分ひとり? 隣の男性は缶ビール2本だけだったし。起きがけに赤ワインをお願いしたら、チーフに「人生をエンジョイされていますね」って言われてしまったくらい。ハイ、休日は朝からスパークリングワインを飲んでいます。

 他のお客さんを見回してもオシャレな人はいないし、カバン類も見るからに安物?が多い。噂に聞いていた通り、Fの乗客は贅沢なフライトを楽しむ気などなくて、移動中にしっかり休むために高い金額を支払っているのだろう。かく言う自分も、『バードマン』をもう一度観ようかなと思いつつ、他の乗客たちが食事を続けている合間にさっさと寝てしまった。

 でも、結論としては、Cクラスの方が気楽でちょうどいい。個人的にはエコノミーシートで長時間移動するのも全然苦ではないのだけれど、折角マイレージを使うのだったらビジネスクラスの方が断然お得! マイレージでエコノミーに乗るのは勿体ない。それなら早割で乗ってマイレージを貯めた方がいい。

(JAL を例に具体的に書くと、早割で5〜10万円で買えるエコノミー往復チケットに 55000マイル必要なのに対して、40〜100万円程度のビジネスクラスだと 85000マイル、ファーストだと 120000マイルと、コストパフォーマンスが圧倒的に違う。)

 ・・・と書くまでもなく、勿論、今回もマイレージの特典航空券を利用しての搭乗。ちなみに正規料金(往復)はおよそ 255万円!(勿論のこと、ファーストクラスにはディカウントチケットなど存在しない。)無能な政治家の様な輩たちほど、庶民から搾取した税金をこうした移動に使っているのかと思うと、怒りと呆れも湧いてくるのだった。


 今回Fに乗ったのには別の理由があってのこと(それは別の機会に)。またアテンダントたちは乗客の個人情報を事前にチェックしており、それに基づいた(微妙な)サプライズも演出。(この話は書くと長くなるので割愛。)マイレージの無料航空券なので、乗る前に、正規料金を支払ったお客さんとは差別されるかも知れないなんてことも思ったけれど、もちろんそんなことは全くなかった。むしろ逆の印象さえ受けた。マイレージでFに乗れるということは、それだけ普段から JAL のフライトと JAL CARD を利用している証だから、それも当然か。


 溜まったマイレージを使い切れないとブツブツ言っている友人たち、折角ならファーストクラスに無料で乗ってみるのもいいかもしれませんよ。ちょっとした社会観察をしながら、たっぷり頭も身体も休められます。


(ファーストクラスに乗ったと話すとびっくりした人もいたけれど、エコノミーで欧州往復に必要なのは 55000マイル。対してファーストは片道だけだと 60000マイルと、ほとんど差はありません。)



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-17 23:04 | 旅 - Abroad

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