カテゴリ:旅 - Abroad( 146 )

パリ滞在記 2015(8)

〈3日目〉4月13日(月)Part 3


■Faada Freddy "Gospel Journey" Live - 1


 「ハイ、ファーダ」
 「 ? 」
 「アングレームとロンドンとトウキョーとシンガポールで会ったよね」
 「それで、今夜のステージも見に来てくれたのかい?」
 「そうなんだ。でもチケット完売で買えなかったんだ」
 「OK、ついておいでよ」
 
 気がつくと2人で抱き合いながら一緒に盛り上がっていた。


 実は前日にも会場の場所を確認しに来ていて、その時に通用口が正面入口にあることに気がついていた。なので、まるで「出待ち」ならぬ「入り待ち」していたみたいなのだが、これは全くの偶然。振り返ってみると 2000年にキューバに行った時に、ハバナでカストロに偶然出会い、目の前 1m で彼を見上げていたくらいだし(彼はかなりの長身)、似たような体験を幾度もしているので、やっぱり自分は何か持っている??


 「いいから、早く来いよ!」

 もうこれで全て OK に違いない。奇跡に感謝! そんな思いを頭に浮かべながら、会場 La Cigale の中へ。

 ステージ上では "Gospel Journey" のメンバー5人のサウンド・チェックが始まっていた。ここはじっくり彼らの音の構造をじっくり観察。例えば、胸打ちの音。Le Ring のライブ映像では AKG の C414 を立て集音していたが、今回は服の内側にマイクを仕込んみ(PZM のようなバウンダリー? ピックアップ? 何を使っているかまでは確認できなかったが)、深いリバーブをかけてキックっぽい音に加工していた。ファーダの膝打ちやハンドクラップなども専用のマイクを立てていた。なるほど、"Gospel Journey" のマジカルなサウンドはこうして組み上げられているのか。

 やがて主役のファーダ・フレディーが登場。ステージ上からこちらに向かって手を振ってくれる。彼に限らず、海外で会うアーティストたちは毎度こんな調子。日本から来たファンを暖かく迎えてくれるのだ。Orchestra Baobab のパリ公演のサウンドチェック中、私がいることに気がついたサックス奏者の Issa がステージから降りてきて抱きしめてくれたことも思い出す。ミュージシャンに対して彼らの音楽を愛していることを伝えようとすれば、その気持ちはしっかり届くのだと思う。

 それにしても、"We Sing In Time" や "Slow Down" を独り占めで聴けるとは、何と言う幸せ! 贅沢すぎる! ビデオもしっかり撮らせてもらいました。

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 サウンド・チェックが終わり、ファーダのプロデューサー氏にご挨拶。とても控え目な方で小声なものだから名前も聞き取れなかった。と思ったら、AAA パス(All Area Acsess Free Pass)が用意されている。ファーダも「これがあればどこでも入るからね。アフター・パーティーにも来てね」としきりに声をかけてくる。写真撮影も全く問題なしとのこと。Daara J のメンバーとして来日した時の渋谷での思い出も楽しそうに語ってくれた。彼とのそんなやり取りもビデオ撮影されてしまった。


 買い付けた CD は重いし、一眼レフも持ってきていないので、一度ホテルに戻ることにする。それにしても予想を越える展開になってきた。

(しかし、日本から持ち越した疲れが残っているようで、身体のしびれが堪え難くなるばかり。変な汗もかき始めた。やはり風邪気味で、ちょっと嫌な予兆を感じる。)



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-13 23:03 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(7)

〈3日目〉4月13日(月)Part 2


■その時、奇跡は起こった


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 今回パリで観たいと思っていたライブのひとつがセネガルの Faada Freddy のアルバム "Gospel Journey" リリース記念公演。今度の旅を決めた時点では特段期待などしていなかった。けれどもその新作の曲や最近のライブ映像を繰り返し見ているうちに、これはどうしても観たいと思い詰めるほどに。

 ちょっと失礼な言い方になってしまうけれど、Faada Freddy クラスのアーティストなら当日券で入れるだろう。そう思っていたことろが、とっくの昔にチケット完売。(確か)キャパ1400人?の La Cigale が完売。ウソだろ!何が起きているんだ?(調べてみると今月完売になったのは彼と Souad Massi だけだった。)

 これは困ったことになったと思って、取材申請したりあれこれ手を尽くしたもののダメ。こうなると後は Faada に直接電話するしかないか。いやそれも無意味に違いない。夕方会場で余りチケットを売ってくれる人を探すしかないだろう。

 今日はバルベス〜シャトールージュ界隈の店を20軒ほど回って CD をどっさり購入。数えていないけれど50枚くらいか? 重い荷物を背負ってホテルまでの帰り道、途中で La Cigale の前を通ってみる。本当に諦めが悪い。

 入口を確認すると Complet(完売)の表示。当日券が出る気配も微塵もない。当然だろ。あー、万策尽きた。諦めるしかないな。

 ・・・と思って振り返ると。

 目の前に Faada Freddy が立っていた。

 なんなんだこの展開は!
 三流映画でもあるまいし!

 いや、このパターン、一体これで何度目だ!!

(過去に路上などでばったり遭遇したのは、Manu Theron、Idan Raichel、Bruce Springsteen、Orchestra Baobab、などなど。数え切れない。)

 偶然にもアーティスト用のバスが到着して、彼が降りて来た瞬間に遭遇したのだった。

 「ハイ、ファーダ」
 「 ? 」
 「アングレームとロンドンとトウキョーとシンガポールで会ったよね」
 「それで、今夜のステージも見に来てくれたのかい?」
 「そうなんだ。でもチケット完売で買えなかったんだ」
 「OK、ついておいでよ」
 
 その後の展開はご想像の通り、いや多分それ以上でしょう。いやはや、何から何まで凄いことになりました。



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-13 23:02 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(6)

〈3日目〉4月13日(月)Part 1


■快晴の光を浴びながら18区散策


 8時起床。4時半頃から何度も目が覚めてしまう。

 10:40 までホテルでゆっくりしてから行動開始。

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 「月曜日の今日はほとんど美術館が閉まっているから、バルベス〜シャトールージュ界隈でじっくり CD 探しをする予定でいた。午後から開ける店もあったような気がしたのと、絶好の天気でもあるので、まずはモンマルトルの丘に登って観光気分を楽しむことに。

 およそ20年振りに来てみたら、好天に誘われたのか大変な人出だった。そんな中でも眺めはいいね。こんなヴューポイント、東京にはないのでは? でも、昨日訪れたポンピドゥの最上階(5階)からは、ノートルダム寺院もオペラ座もルーブルもエッフェル塔もモンパルナスタワーも新都市も、もちろんサクレクール寺院もまとめて一望にできて、より楽しめたなぁ。

 そんなことを思い出しながら、アフリカ人街へと坂を下っていった。」

(以上、Facebook から)

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 時間に余裕があるので Marcadet Poissonnes 駅を起点に南に下りながら、通りを1本1本丹念にチェック。すると、これまで見逃していたような店も次々に見つかる。数時間で20店ほど探索できただろうか(反対にいつもはパリでもNYCでも掘り出し物に出くわすバーバーショップでは収穫ゼロ)。

 まず最初に訪れたのは、ギニアとマリものが一番充実している Camara Production。しかし、DVD ばかりで食指が動くものはなし。

 セネガルやコンゴをチェックした後(Youssou N'Dour や Coumba Gawlo の近作をゲット)、最後に Franco の CD が一番安いバルベスの店で依頼されたブツをまとめて買い付け。

 店々を巡って面白いと思うのは、店の人たちのお国柄が感じられること。マグレブ/アラブ出身の人たちはフレンドリーで熱心で一所懸命いろいろ売ろうとする。セネガルやギニアの人は最初無愛想でも段々と親切にしてくれる。そしてコンゴ人は全く愛想なし(帰り際に 'Merci' と挨拶してもソッポを向いて「あー」とも言わない)。ただしこれは少ないサンプルから平均した独断。もちろんハッピーなコンゴ人にもたくさん会っている。まあ、フランス語も話せない東洋人が伝わらない言葉であれこれ質問してこれば、誰だって戸惑うよな。「面倒くさい奴だ」と思われたとしても、追い出されなかっただけども幸いか?


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 14:00。腹がすいてきたので、「チェブゼンが美味しい」とパリ在住の知人から教えてもらったセネガル食堂 Taif(3 rue Labat)を思い出し、行ってみることにする。


「モンマルトルの丘から下ってから Marcadet Poissonnees - Château Rouge - Barbes エリアの通りを丹念に巡って CD / DVD / K7 探索。20店くらい訪ね歩いただろうか。セネガル、マリ、ギニア、コンゴ、カメルーン、アルジェリア、エジプトなど。

 CD 探しばかりしていても飽きてくる。途中からは食材店に入って名前も分からない野菜に見入ったり、スパイスを探したり。

 午後2時、CD を置いている店を見尽くしたところで腹がすいてきた。rue Labat の Taif という店のチェブジェンが激ウマだと教わっていたことを思い出し行ってみた。

 完全にローカル向けの店構えで、これは知っている人でなければ見逃してしまうだろう。中に入って「さて、どうやって注文しよう?」と戸惑っていると、イスにすわるなりドンとプレートが置かれた。昼のメニューは1品だけなのだろう。このシンプルさがいい!

 そして、確かに美味い! 店の人が赤いブツを指差して何か一言。辛いから気をつけろって言っているに違いない。OK、分かっているよ。ところが、中の汁をちょっと絞ってかけただけなのに、即死しそうな辛さ!

 疲れた胃に刺激が強過ぎたのか、油のからんだライスをほおばりすぎたからなのか、夜までずっと胃もたれしてしまったのだけれど…。

 ミネラルウォーター(1.5ユーロ?)と合わせて 10ユーロでした。この店にはまた食べに来たいです。」

(以上、Facebook からの引用)

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 そうそう、散策途中でコンゴ・ビール、プリムス Primusu を発見! ホテルの部屋に冷蔵庫があったなら買って買えるのだけれどなぁ〜。

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 さて、満腹になったことだし、荷物も重くなったので、一度ホテルに戻ることにしよう。今夜 Faada Freddy のライブを観ることはほとんど絶望的なので、郊外の箱で北欧ジャズを聴きに行こうかな。いや、明日以降は昼も夜も予定を入れているので、今夜くらいは休養した方がいいだろう。

 そう自分に言い聞かせながら、ホテルへの戻り道の途中、足は Faada Freddy が今夜ステージに立つ La Cigale に向かっているのだった。



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-13 23:01 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(5)

〈2日目〉4月12日(日)Part 4


■ジプシー音楽とレバノン料理の長い夜?


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 「とにかく色々なことがあった Dimanche a Paris。

 夜の話。昼食も夕食も取る暇がないまま、ジャンゴ波多野くんの演奏を聴きに行った。彼のプレイは初めてまともに聴かせてもらったけれど、相当なテクニシャンだねぇ。もしかして、これは本家ジャンゴ・ラインハルト以上かも?(聴いたことないけれど…)それはさておき、3者は初めての顔合わせだったそうで、それでも曲が進むごとに音の絡み合い方/ぶつけ合い方が深まっていく様子に、さすがはプロだなぁと感心しきりだった。

 もう一軒ライブを観て飲みに行こうと皆さんから誘われたものの、そろそろ何かちゃんと食べた方がいいかなと思ってお断り。ご免なさいです。」

(Facebook より)




 元 El Sur Records / 現パリ特派員?の波多野くんにお誘いいただいて、Pyramid 駅近くの店 Kunitoraya Villedo でのライブにお邪魔。

 終わった後にミュージシャンたちから打ち上げに強引に誘われたものの、こちらも強引にお断り。一緒に飲んだら間違いなく楽しいのだろうが、ここで無理したらこれからの旅で体力がもたなそう(日本出発前から喉が痛くて、どうやら軽い風邪のようだ)。「軽い飲み」とは言うが、そもそもミュージシャンの言うことは信じるもんじゃない。毎度毎度、朝までコース。翌日会った波多野くんに訊いたら、「3時頃まで」だったそう。やっぱりね!




 折角のお誘いを断ったもうひとつの理由は「食べていないから」。


 「海外一人旅ではほとんど寝ないしほとんど食べないのが悪いクセ。今回も昨日は夕食抜きで、今日も昼食と夕食パスしたまま午後10時。また酒だけ飲んで寝ようかとも思ったが、さすがにそれは身体に悪いだろう。

 と言うことで、ホテルの近所のレストランの中で一番客が多いレバノン料理の店 Chez Sofia に入ってみた。サラダとブロシェットの盛り合わせをオーダー。メニューにアルコールはないが、ビールを飲んでいるグループとワインを飲んでいるグループがいたので、「赤ワイン下さい」と付け加えると「ご免なさい。アルコールは置いていません。でも持ち込みは構いませんよ。出てすぐのところに売っています。」とのこと。それでどうしたか? もちろん買いに行きましたよ。

 サラダもフムスも自分で作った方が美味しいだろうレベルだったのは残念だけれど、店の人たちはとてもフレンドリーでキビキビ動いていて気持ち良かった。

 ホテル周辺には良さげな店がかなりある。中でも Tripadviser 3位の小さな店がとても気になっている。けれども、予約は絶対に取れないだろうし、ひとりで入って食事しても楽しくないだろうなぁ。」

(以上、Facebook より)

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 日曜日なので、大きな予定を入れるつもりはなかったはずが、長い1日になってしまった。

 25:00 就寝。



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-12 23:04 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(4)

〈2日目〉4月12日(日)Part 3


■ポンピドゥからバルベスへ


 「パリ・マラソンが開催された今日のパリはとても暖かかった。最高気温18℃だとか? 感覚的にはそれ以上で、日中はTシャツ1枚でも良かったくらい。

 今週はずっと暖かい予報で、20〜25℃くらいになる見込み。本来なら歓迎すべきことなのだが、ちょっと困ったことになってきた。

 4月はまだ寒いだろうと思って、持って来たのは冬服ばかり。そして、いつもと同様、下着類は捨てて帰る計算をして、ボロボロヨレヨレのTシャツしかない(靴下も穴の空いたようなものしかない)。

 明日はアフリカ盤CDを買い漁る予定なのだけれど、その前にTシャツを買いに走るべきだろうか??」

(以上、当日の Facebook より)




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 ポンピドゥでは Grace Jones のコーナー一番人気。時代だなぁ。

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 バルベスの Evasion Souss Music で K7 がどれも1ユーロ。全部買ってきましょうか?


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 Fasshiphone の店内はこんな感じ。サッカーショップと化している? W杯での勝利(ベスト16だったかな?)はよっぽど嬉しかったのだろうなぁ。

 入手盤の紹介は別の記事で…。



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-12 23:03 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(3)

〈2日目〉4月12日(日)Part 2


■ピカソ美術館が楽し過ぎるー!


「ピカソ美術館が楽し過ぎるー!

 バルセロナのピカソ美術館を訪れて、マドリッドで『ゲルニカ』を見て、5年振りに新装オープンしたパリのピカソ美術館を堪能。もう大満足です!」

(以上、当日の Facebook より)

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 まずこれが見たかった。

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 朝鮮戦争を憂いて描かれた。

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 そして生涯手放さなかったという、これが見たかった。

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 とてもひとりの人間が創造したとは信じがたいくらいに作風が多岐にわたっていて、一個人の美術館ではなくて総合美術館を観てまわったかのような印象を抱いた。当たり前のことだが、バルセロナのピカソ美術館よりは遥かに充実している。



(続く)






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by desertjazz | 2015-04-12 23:02 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(2)

〈2日目〉4月12日(日)Part 1


■パリの日曜日


 「うーん、やっぱり飲過ぎた。パリに着いた昨夜は深夜25時半までずっと飲みながらメールへの返事を打ち続けていた。酔いが回りやすいので機中ではあまりアルコールは摂らないようにしたのだが。

 8時過ぎに起床。でも今日はこのまま1日寝ていたい気分。折角日曜日にパリにいるのだから、ビオで有名なマルシェ・ラスパイユまででかけてもいいかなと思っていたのだけれど…。

 まずは今回の旅の一番の目的のひとつ、ピカソ美術館を目指す。いつも美術館には平日の朝、開館前に着くように行動しているのだけれど、朝食をとってゆっくりしていたらすでに10時。完全に出遅れた。でもピカソ美術館なら平日でも混むのだろう。どうせ混むなら今日行ってしまえ!と決めて出発。

 10時半過ぎに美術館到着。すると「主人が来られなくなったので、予約チケットを買ってもらえませんか?」と話かけられる。普通のご夫人に見えたので信用して買ってあげ、どこにも並ばずにそのまま入場。これは楽させてもらえた。

 パリのピカソ美術館は2009年から改修工事が続いていたためもあって、ようやく見に来ることができた。4階層の広々とした空間に相当数の作品が展示してあり、来客は多かったもののストレスなく鑑賞できた。もう素晴らしいの一言!

 2時間近くかけてじっくり見終えた後、入場ゲートを見やると、、、長蛇の列が出来て入口で待たされている。どうやら時間帯を区切って入場制限をかけているらしい。先ほどご夫人に声をかけられた偶然はとても幸運だったのかも知れない。

 この後は Les Halles の fnac で買い物するつもりだったのだが、行ってみたら閉まっている!(例の工事のために建物自体も改築中。)日曜日に閉まっていることは知らなかった!シャンゼリゼの店は無休なので当然開いているものと思って疑わなかった。

 このまま帰るのも勿体ないので、急遽予定を変更してポンピドゥーセンターへ。20年振りくらいでここの美術館に入る。しかし、何と常設展コーナーが閉まっている。これじゃあ来た意味なかったなと思いつつ、特別展2つ見てきた。

 やっぱり日曜日は行動範囲が限られるな。すっかり時間が中途半端。でも仕方ないので一度ホテルに戻って休むことに。ところが乗り換え駅のバルベスで周囲を見回すと、どこも開いているじゃないか! マグレブの人たちにとっては日曜日なんて関係ない。そのような基本的なことが頭からすっかり抜け落ちていた。ダメですねぇ。

 そんなワケで、取りあえず毎度訪ねているアラブ系のSHOP3店(Evasion Souss Music、Fassiphone など)で探索。シャービ、レッガーダ、スタイフィー、ライの新譜をひとやま購入。

 この後はホテルまで歩きながら途中にあるライブ会場2カ所を確認。荷物を置いてひと休みし、それからジャンゴ波多野くんのライブへ」

(以上、当日の Facebook から転記・一部修正)




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 日記を読み返すと 8:20 に起きて朝食と書かれている。この朝食で元気が戻った。

 メトロではいつもと同様 10枚綴りのカルネを購入。いや、今はカルネとは呼ばず Ticket++ と名称変更されているらしい。14.10 ユーロ。



(続く)







 
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by desertjazz | 2015-04-12 23:01 | 旅 - Abroad

パリ滞在記 2015(1)

〈1日目〉4月11日(土)


■モンマルトルの丘のもとへ


 「デュパン Dupain とクロ・ペルガグ Klo Pelgag のライブを観に来ませんか?」

 甘くて嬉しい誘いに乗せられてパリへ。フランス行きはこれが11回目。パリはずいぶん長いことご無沙汰だなぁ、と思って調べてみたら、わずか2年半振りだった。もっと縁遠くなった印象だったので、これは意外。そして今回の旅行は区切りよい 60回目の海外滞在。

 実は発売即完売になったストロマエ Stromae のオークランド公演(4/10)のチケットを確保してもらっていたので、今年正月に続いてまたサンフランシスコに行くことも考えていた。SFとパリとどちらにするかさんざん迷って、SF - Paris 便も検討(過去3回世界一周旅行をしているので、そういったノウハウは持っている)。しかしそのチケットが高過ぎで、今回はパリ滞在に絞ることにした。



 午前5時半に起床。機内ではしっかり休めないだろうからゆっくり寝ていればいいものの、歳をとったせいか目覚めが早い。今回はインタビュー取材なども入れておらず、滞在先も都市1カ所だけなので、パッキングが楽。土産の品も、ボロくなった下着類も前日までにパッキング済み(穴の空いたTシャツや靴下、裂けかけたパンツなどは、日頃からストックしておいて、滞在日数分持って行って着た順に捨ててくる。これが自分の短期旅行のスタイル。洗濯をしなくて済むし、帰りの荷物も軽くなるので、お薦め!)。読書する時間はあまりないだろうと見越して、持っていく本も最低限に(重い単行本は止めにして文庫4冊)。

 自分が空港に行く日は「特異日」。ほぼ100%の確率で快晴になる。ところが今朝は雨。これは良くないことが起こる予兆なのか?

 10:14 発の成田エキスプレスで渋谷から成田空港へ。NEX 車内は外国人だらけ。スペイン語と英語と中国語が飛び交っていた。車両内にいる日本人は自分だけ? こんなの初めてだ。外国人観光客が増えていることをここでも実感。

 11:24 着。成田第2ターミナル内はガラガラ。これは午後発という中途半端な時刻のフライトだからなのだろうか。チェックインもイミグレも並ばなくていいのは有り難い。しかし、それにしてもフライトまで時間がありすぎる。

 東京ーパリ間のフライトはなるべく JAL のビジネスクラスを利用するようにしている(勿論マイレージ特典の無料航空券でね!)が、今回は空き席なし。かと言ってマイレージでエコノミーに乗る気もしないので、試しにプレミアムエコノミーを初体験してみることにした。

 プレミアムでもサクララウンジが使えるので、ここで時間つぶし。成田のラウンジは久し振りだけれど、こんなにゆったりしていたかな? いや、これもフライト時刻のためだろう。

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 ちっとも幸せな気分にさせてくれない料理を口にいれて、昼食とする。シャンパン好きなので、昼間から飲めるのは嬉しい。生ビールから始めて、ブランデーを飲んでいる頃に搭乗時間に。

 JAL 415 便で一路パリへ。

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 プレミアムエコノミーの食事はエコノミークラスと一緒。最近の JAL のビジネスクラスの食事はかなり満足できるレベルだと思うし(相変らずワインは全然ダメだが)、エコノミーもひと頃に比べるとずいぶん改善されてきた印象だったのだけれど、このフライトの食事は正直美味しくなかった。なので無理に完食はせず。

 機内では映画3本を連続鑑賞。

 (1)『エニグマ』 The Imitation Game
 (2)『バードマン』 Birdman
 (3)『セッション』 Whiplash

 一番楽しめたのは『エニグマ』。理系人間だからだろうか。個々の感想は Twitter などにメモ書きした通り。(『エニグマ』は女優さんも好み! 『バードマン』はワンカメ長回し的に見せようとしたことが敗因と書いたけれど、そこに演劇的に見せる効果があったのかも? 『セッション』は「バカとバカ」の話で残ったのは不快感だけだった。)

 初めて乗ってみたプレミアムエコノミーのシート、想像していたよりもずっと楽チンだった。シートピッチと幅に余裕があるせいなのかな? リクライニングがもう少し傾いて欲しいとは思ったけれど。自分はエコノミーシートでの長時間フライトも全然苦にしないが(それで何度もアフリカに行っている)、このプレミアムも場合によっては使いようがあるかもしれない。

 ただ今回、最後列の席を選んだことは大失敗。ここ最近、飛行機不慣れな人?に後ろから背を蹴られて気分悪くすることが続いたので、一番後の席にした。ところがシートの背後と頭上が物置にされていて、客室乗務員がフライト中ずっとガサゴソを繰り替えす。席を移ろうにも満席。苦情言っても改善しようがないだろうと思って、ぐっと我慢。




「TGV の車窓から山の頂きに白亜の大聖堂が見えてくるとマルセイユに帰って来たなと思うように、PER B ラインの窓からモンマルトルの丘の上のサクレクール寺院が見えてくるとパリに帰ってきたことを感じる。

 ということでパリに無事に到着しました。実に久し振りだなぁと思って確認するとパリ滞在は2年半振りでした。何だかもっと久しく来ていないような印象だったのだけれど。

 22時にようやくホテルにチェックイン。今夜は Tony Allen のライブも、Thierry Fanfant のライブもあるので、早いフライトに変更できたらどちらかに行きたいと考えていたのだけれど、それどころではなくなってしまった(今日は他に Yael Naïm も Brad Mehldau Trio も Mayra Andrade もパリでライブ。1日早いパリ入りも考えたのだけれど、そうしたところでどの会場に行くか迷ってしまったことだろう)。

 23時を過ぎたのに晩飯はまだ。ホテル周辺の素敵な店々を横目に取りあえずビールとつまみだけ買ってきた。いろいろな人たちからご連絡いただいていますが、返事はしばしお待ちを。

 気がつけばこれが11回目のパリ。これから1週間滞在する予定です。あれこれ盛り沢山ですでにオーバーフロー気味だというのに、明日の具体的な予定は全て未定。まあ、朝起きた時の気分で動こうかな?」(当日夜の Facebook から引用)


 19:20 にパリ到着。外の気温は13℃。1時間かかって CDG を抜け出し、PER 線で北駅 Gare du Nord へ。ここで地下鉄に乗り換えて(北駅からだと Barbes での乗り換えが面倒なので、La Chapelle まで歩いて乗り換え。PER 線のチケットもそのまま使える)Pigalle まで。そして St. Geroge 駅手前までテクテク歩いて Hotel George Opera にチェックイン。(先に書いてしまうと、初めて宿泊したこのホテル、何から何までが最高だった! 今後はここがパリでの常宿になること間違いなし!)

 25:30 にベッドへ。外は小雨が降り止んできたところだ。


(続く)






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by desertjazz | 2015-04-11 23:01 | 旅 - Abroad

Ethiopia 1997

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by desertjazz | 2015-01-30 00:00 | 旅 - Abroad

オーロラを見た!?

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 一生に一度でいいからオーロラを観に行こう!ということになり、今年3月再び北欧へ。あれこれ情報収集してみると、世界最高の晴天率を誇るアビスコ Abisko がベストらしい。

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 デンマークのコペンハーゲンから北上しスウェーデン北部の鉱山町キルナ Kiruna へ。

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 キルナ空港から迎えの車に乗って約1時間。さらに北上してアビスコに到着。

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 投宿したのはオーロラ観察とアウトドアの一大拠点 Abisko Touristation。

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 大人気のこの宿に3泊することに(1泊〜2泊ではオーロラを見られないリスクがあると思って)。ギリギリでロッジ最後の1室を予約できたのはラッキー!

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 ベッドメイキングも掃除も全て自分でするのが北欧スタイル。シーツ、タオル、食材、ワインなどをどっさり持ち込んでの自炊生活がスタート。

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 まずは日本土産に持ってきた八雲もちとお茶で一服。初日の10日は曇り空でオーロラは見られず。




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 3/11 アビスコ2日目。宿の周囲を散策。夏も美しいんだろうなぁ。

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 足下は氷でガッチガチ。

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 ソリをひく犬君たちにも会ってきました。

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 今夜も悪天。山頂 Aurora Station 行きのリフトを予約していたのだけれど、風が強くて運行休止とのこと。頑張って深夜に寒空を見つめ続けたものの、舞い降りる雪が顔に下りてくるだけだった。




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 3/12 アビスコ3日目。この日もまれにしか日が射さず。日中は雪道をトレッキング。白銀の景色はひたすら美しい。だけれど、極寒かと思いきや気温0度とは。来る直前からアビスコらしくない気象になっている。

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 今夜もダメかと思っていたら、リフトは運行するという。がっちり着込んリフト駅へ。

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 びっくりするくらい肉厚の防寒着のレンタル料もリフト代に含まれている(2人で100ユーロ弱だったかな? 後で確認します。)

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 ブーツも。自分は極寒地仕様のブーツを履いて行ったので不要だった。

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 暗闇の中をガタゴト揺られながら1000m?ほど登る。客を乗せる度に止まるものだから時間がかかる。確かにこれじゃ肉団子になるまで着込まなきゃ凍え死んでしまうよ。

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 40分ほどで山頂に到着。雲は厚いままなので、オーロラは早々に諦めた。でも、よく見ると空がうっすらと赤く色づいている。もしやオーロラかと思ったが、街の灯りが雲に反射しているだけだった。

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 肉眼ではこれよりも暗い。

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 それでも、折角なので写真も撮ろうと思って持ってきた撮影機材をセットアップ。自分には高級過ぎる三脚も新調したし、寒冷地だと思ってバッテリーも潤沢に持ってきた。真っ暗闇の中、凍える手でピント合わせに苦労して撮影すると、そこには幻想的な絶景が写っていた。

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 右上に明るく輝いているのは太陽ではなくて月。

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 いくら待っても雲は厚くなるばかり。諦めて下山することにした。

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 目的は果たせなかったけれど、何だか楽しく感動的なひとときだったな。良い思い出になりそう。

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 そんなことを語り合いつつリフトで下りて行ったら、何となく地平線の辺りでうっすらと赤い光が揺らめいて見えるような気がする。慌ててコンパクトカメラで撮影。

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 翌日 Abisko Touristation のスタッフに写真を見てもらって確認すると「これはオーロラですよ」とのこと。

 北欧までやってきて一応オーロラは見た。でも、これって見たうちに入るのだろうか?

 いや、数々の絶景を眺められたし、楽しい数日間を過ごせたのだから、日本からはるばるやってきた価値はあったのだろう。

 これが今年一番の思い出であることだけは間違いない。




 このところ毎度、旅で天気にはツキがない。日光は4日とも雨。石垣は台風。今年も屋久島では出発予定日の10/12にスーパー台風直撃。でも、一昨年にベニスを訪れたのは水没1週間前だったし、モロッコの水害もギリギリ回避し、サハラ砂漠に泊まった夜はこれ以上ないという快晴。屋久島行きも日程を2日ずらせたので、ツーリストが少ない中でトレッキングできたのだった。

 今年3月のアビスコは、ここには珍しいほどに2週間くらい悪天が続いたようで、今回のことは諦めるしかないな。アビスコを離れた10/13の夜には今年最大級のオーロラが出現して世界的なニュースになった。カナダで撮影された写真を見たのだけれど、もう息が止まりそうほどの美しさ。北欧ではなくカナダに行っていたら、とも考えてしまうのだけれど、それは結果論でしかない。

 まあ、リベンジのチャンスを待つことにしよう。

 上手くいかないこともつきものだけれど、やっぱり旅は楽しい。生きている間は旅をとことん楽しむことにしよう!




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by desertjazz | 2014-12-27 01:00 | 旅 - Abroad

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