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Youssou N'Dour

 久し振りに部屋の片付けをしていたら、Youssou N'Dour のDVDでまだ観ていないものが、またぞろぞろ出て来た。それらのうちの2枚を観てみた。

d0010432_23394993.jpg "Live at Montreux 1989" (2005)

 Youssou 黄金期のひとつに当たる90年前後の貴重なライブながら、実はまだ買ったままだった。Orchestra Baobab 解散直後の Thierno Koite が大々的にフィーチャーされていることなど、感想を書いておこうと思ったのだが、それより気になることがあったので、まずその点を指摘しておく。裏ジャケにはボーナス・トラックとして95年の映像が5トラック収録されているとクレジットされているものの、どうしても再生できない。トップ・メニューにそうしたクレジットが出て来ないのだから、お手上げ。もしかしたら制作上のミスなのではないだろうか。これをお持ちの方、ちゃんと再生できています? 情報をお待ちしています。

d0010432_021350.jpg "4.4.44" (2004)

 2004年4月4日のセネガル独立44周年を記念して制作されたコンピレーション・アルバム6曲のビデオ・クリップ集。Youssou 参加曲は3つ(Tity の 'Damay Latche' も Youssou の曲のリメイクながら、タイトルが浮かばない)。相変わらずチープなビデオ作品ばかりだが、他のものよりはまだましかな?
 こうしたちょっと観るに耐えなかったり気恥ずかしくなったりするビデオを、彼がなぜわざわざ制作するのかは、かねてからの疑問だった。Jololi を始めとする複合企業体とその非雇用者の生活を維持するための資金作りかとも推測してきた。しかし、こうした安っぽいというか、ほのぼのしたアイテムを作るというのは、もしかしたら彼の庶民性の証拠で、セネガルの人々もこうしたものを自然に楽しんでいるのかも知れない。El Anka の大衆性について書いたり、ダカールのタクシーに乗るといつもFMラジオから Youssou の曲ばかり流れていたことを思い出し、ふとそのようなことを思った。

 それに関したことを補足すれば、Grand Bal ライブ・ビデオのオープニングは毎度正に爆笑ものである。03年はCDやDVDのジャケに映っているでかいカバンを本当に引きずって登場する。それも会場の最後方から現れるものだから、大混雑を巻き起こし、肝心のステージがなかなか始まらない。その翌年(だったかな?)はさらに下らない。ダカールからボートをこいで出発するものの、すぐに諦めて泳ぎ出す。カットが変わって、そこはパリのセーヌ川。岸に上がった Youssou が安堵した表情でベルシー体育館のステージに向かうというもの。そんなのって、ダウンタウン並みの下らなさだろう。どうやら今年春の Grand Bal では宙づりパフォーマンスも飛び出したらしいので、どのようなDVDがリリースされる(されている)のか、ちょっと楽しみだ。

d0010432_026272.jpg と、"4.4.44" を横目でみながら、これを綴っていたら、衝撃の結末が?? 最後に広告ビデオが収められているのだが、そのうちの1本は "Kine Lam / 8 eme Anniversaire a Sorano" (キネ・ラムのソラーノ劇場公演8周年ビデオ?)で、Viviane らと一緒に Youssou がパフォーマンス。これが結構いい。続いて紹介されるのは、"Fatou Guewel en Live au Thiossane"(ファトゥ・グウェルのチョサン・ライブ)。こちらも Youssou が歌いまくっている。うーん、こんなものまで探さなくてはならないのか。疲れる。

 試しに Youssou のDVDの枚数を数えてみたら、20枚以上あった。ということは VHS盤やLD盤まで含めると、40タイトルは超えることだろう。これだけ映像作品を残しているアーティストって、それほどいないような気がする。もしかすると、ワールド・ミュージック系では最多か。これはある意味で彼の大衆性を表す、またひとつの証拠のなのかもしれない。

 ともかく、また今度パリかダカールを訪れたときに、他にどんな映像作品があるのかしっかり探してくることにしよう。(・・・だけど、これだけあると、やっぱり疲れるなぁ。)
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by desertjazz | 2008-11-01 23:26

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