Readings : 3月の読書

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 今月読み終えたのは9冊。週末旅行や月末からの海外渡航準備などに時間を取られ、今月もあまり読書が進まなかった。

・泉 鏡花『歌行燈・高野聖』(新潮文庫)…ただし「歌行燈」はパス。
・谷崎潤一郎『陰翳礼讃』(中公文庫)
・伊藤計劃『虐殺器官』(ハヤカワ文庫)
・伊藤計劃『ハーモニー』(早川書房)
・中村和恵 編『世界中のアフリカへ行こう 「旅する文化」のガイドブック』(岩波書店)
原 雅明『音楽から解き放たれるために ──21世紀のサウンド・リサイクル』(フィルムアート社)(確認すると「2月の読書」だった。失礼。)
・レオナルド・サスキンド『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(日経BP)
・デイヴィッド トゥープ『音の海―エーテルトーク、アンビエント・サウンド、イマジナリー・ワールド』(水声社)
・ジャネット・コールマン+アル・ヤング『ミンガス/ミンガス 2つの伝説』(P-Vine Books)
・ポール・コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実』(日経BP)

 それぞれの簡単な感想などは、Twitter に記した通り。自分の Twitter はほとんど「読書メモ」と化しており、それをブログに書き改める時間までない(「書く」より「読む」を優先中)。

 他には、MMの『BOB DYLAN DISCGUIDE』や Michael Veal の "DUB" などを拾い読みし、併読中の本も多数。『新・反グローバリズム』(金子勝)、『庶民の発見』(宮本常一)、文庫化された『世界の歴史24 アフリカの民族と社会』(福井勝義、赤坂 賢、大塚和夫)なども読み始める。

 決定的に面白いと言えるレベルの本と出会えなくて、やや乱読状態。

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by desertjazz | 2010-03-29 23:00 | 本 - Readings

Babel Med Music 2010

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 マルセイユの Babel Med Music の広報担当 Olivier Rey さんから、プレス資料やサンプル CD が送られてきた(Olivier さんは "Port de Bocan All Stars" のメンバーで、Sam、Manu、Toko らとの活動歴もある)。こうした優しく温かい気配りがとても嬉しい。マルセイユにはこれからも通わなくてはと思ってしまうなぁ。
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by desertjazz | 2010-03-29 13:31

Michael E. Veal "DUB"

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 Michael E. Veal - "Soundscapes & Shattered Songs in Jamaican Reggae" (2007)



 マイケル・ヴィール Michael E. Veal は米イェール大学の准教授で民族音楽学(アフリカ音楽、他)やジャズを専門とする学者。彼の著書 "Fela: The Life and Times of an African Musical Icon" (2000) は恐らくフェラ・クティに関する最高の(少なくとも最も詳細に書かれた)研究書。その彼がダブの専門書を出したことを不思議に思っていたのだが、リンクしたバイオを読むと、確かにカリブ音楽も研究対象となっている。

 昨年はほとんど音楽書を読まず、今年もそうした時間があれば、小説や古典的名著の読書を優先させたいと考えている。実際積極的に読みたいという音楽書は今年も少ない。その一方で、興味の範囲外にありそうな本でも少々無理して読むことをしないと、自分の好奇心にトリガーがかからないようにも感じている。そんな考えもあって、最近はまた少しずつ音楽書の類を手に取るようになってきた。

 正直なところ「ダブ」という音楽も個人的興味の対象外。それでもこの本をオーダーしたのには、マイケル・ヴィールの本だからということと自身に対するトリガーが欲しいということとが重なったからである。あともうひとつの理由は、どうやらこの本が入手しずらくなりつつあるらしいこと。かなり前からこの本のことは知っていたが、買っても読まないだろうと、購入を見送り続けてきたのだった。しかし、こうしたものは往々にして手に入らなくなってから欲しくなりがちなので、今のうちに買っておくことにした。

 今日届いて早速読み始めたのだが、主要なダブ・エンジニアたちの活動を紹介しながら、その後ダブがもたらした影響について綴っているようだ。心配していたのは、彼の文章の難解さ。学者のせいか?、前著 "Fela" は辞書に載っていないような長い単語もしばしば現れて、読み通すのにひどく難渋した記憶がある。しかし、今回はぐっと親しみやすいものになっている。これなら英語が大の苦手の私でも読めそうだ。



 この本を読み出し始めて、ふと思ったのは、私がダブを理解できていない理由。多分それは、ダブの録音を作品として自宅のオーディオでしか聴いていないからなのではないだろうか。ダブは自宅でリスニングして楽しむ類の音楽ではないように思う。もしそうならば、もっと違った環境(例えば低音をブーストした大音量のシステムや、より現場感のある状況)でダブを聴く機会があれば、すんなり理解したり、あるいは楽しめるようになるのかも知れない。

 昔は結構な「レコード中心主義者」だったけれど、海外での様々な音楽体験/音体験を重なるにつれ、その姿勢の狭さに気がつくようになった。自分もかつては録音芸術の探求や鑑賞に、ある程度までエネルギーを傾注してきた。しかし、近年は現場感やローカル性/コミュニティー性の強い音楽が演奏される状況の方に惹かれるようになっている。国内/海外を問わず、新しい動きが見られるイベントやフェス、コミュニティーの中で息づく音楽に少しでも近寄る機会を増やしたいというのが願いだ。しかし、残念ながらそれは簡単ではない。

 こうした思いは、より豊かな音を感じたいという点において、山歩き/街歩きや小旅行をして生き生きとした音を浴びてくる行為と、根本で繋がっている。



 マイケル・ヴィールはアフロビート・ジャズ・バンド(というよりもビッグバンド)Michael Veal & Aqua Ife を率いるミュージシャン(ベース・プレイヤー)としても知られる。そのことは『聞き飽きない人々』(菊地成孔、他)の中でもちらっと触れた(はず?)。私は「彼の音楽は最高のアフロビート・ジャズだ」とずっと言い続けているが、それは 彼の myspace で 'Super Nove' を試聴すれば、多くの人たちに理解してもらえるのではないだろうか。
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by desertjazz | 2010-03-07 14:31 | 本 - Readings

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by desertjazz | 2010-03-07 13:30 | 旅 - Japan

Images in Yoron 2010 < 2 >

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by desertjazz | 2010-03-07 13:27 | 旅 - Japan

Images in Yoron 2010 < 1 >

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by desertjazz | 2010-03-07 13:24 | 旅 - Japan

週末旅行 VII:与 論

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3/3 (Wed) - 3/6 (Sat)

d0010432_12392648.jpgd0010432_12394155.jpgd0010432_12395462.jpgd0010432_1240951.jpgd0010432_12402266.jpgd0010432_12403746.jpg 今年7回目?の週末/週中旅行は、3泊4日の日程で鹿児島県最南端?の与論島へ。当初は海外でゆっくりしてくることも考えたのだけれど、月末からまた海外に出かける(なので、ビザ申請手続き中につきパスポートが手元にない)などの諸事情を考慮して国内旅行に変更した。

 沖縄には過去3度行ったことがあるが(全て取材仕事だったためリゾート経験はなし)、与論は初めて。とにかく海が奇麗であり、会う人たちは誰もが穏やかで、そして余計な音がほとんど聞こえてこないものだから、すっかりくつろげた。

 実は出発直前まで天気予報は4日とも雨で、悪天候を覚悟していった。ここ数年、国内/海外旅行とも結果的に嵐を追っていくような旅ばかりが続いていたため、「また今回もか」と出かける前から諦め気分。しかし、滞在した4日間とも、やや雲は多かったものの、まずまずの好天で、これは幸運だった。空が青くないと、折角の海の青さが深まらない。暑くなる奇跡を願って、一応シュノーケリングの道具も持っていったが、さすがにまだ水は冷たかった。

 それでも、島の随所にあるビーチはそれぞれに個性があって、散策したり佇んだりしていて、全然飽きなかった。遠浅なので、潮の音がずっと遠くからしか聞こえてこない。そのため、想像しなかったほど静かで、のんびりするには最高だった。観光地だとは信じがたいほどに人がまばらで、ほとんど島を借り切っているような気分さえ。まるで無人島で、自分はロビンソン・クルーソーか?

 与論滞在のハイライトになったのは、百合ヶ浜。時々干潮の時に、島の東1kmほどのところの海の底がせり上がって砂の島が現れる。百合ヶ浜のことも知らずに与論に行くことにしたのだけれど、たまたま百合ヶ浜が出現する時期と一致した。見られない時期の方がずっと長いので、これもラッキーだったことのひとつ。面倒臭いので星の砂は探さなかったけれど。


d0010432_12405097.jpg 宿泊したのは、空港や町中からはやや外れた位置にあるヨロン島ビレッジ。少し不便かな、とも思ったのだけれど、これが最高の選択だった。こここそ静かさを満喫できる宿。ホテルの方々は大変フレンドリーだし、料理が美味いことでも定評があるそうだ。

d0010432_1241199.jpg 通された部屋は2ベッドの他に広い畳敷きも備わっていて、まったりできる。何より天井の高いことがいい。

 西向きの窓はとても広く、日中はベランダに出てワインを飲みながら(わざわざ2本も持っていった)読書したり、景色を眺めながら静けさを楽しんだり、、、。

 こうした小旅行の目的のひとつは「音」を楽しむこと。与論でももう少し濃密な音を楽しめるかも知れないと思ったのだけれど、ここでは反対に「余計な音がない」空間の魅力を存分に味わえた。


d0010432_12412213.jpgd0010432_12413483.jpg 食事はビレッジのレストランなどで島の料理を堪能。着いた昼にはモズクそばを早速いただく。夜は豪勢にビレッジの定食。地元の魚や牛乳豆腐などに舌鼓。味も見た目も面白かった野菜料理などに続いて、ハイビスカスや地元の野菜の天ぷら、それに煮物が出された。さらに鶏飯(けいはん)が付くコースもあったが、これだけですでに腹一杯。島の酒、黒糖焼酎・有泉も美味かった!
d0010432_12414546.jpg 2日目の昼は、ビレッジの反対側赤崎海岸まで足をのばして、もずく雑炊。とてもヘルシーな味。
d0010432_1242689.jpg 夜は島の北沿いにある八郎で、これまた豪華な定食をいただく。ここの野菜料理もおいしかった。他にはトビウオの唐揚げなど。懐中電灯を忘れていったので、月も出ておらず、暗雲が早足で流れて来た帰り道は、危うく真っ暗闇になりかかるところだった。
d0010432_1242228.jpgd0010432_12423213.jpg 3日目の夜は、ビレッジ名物の鶏飯のセットを。

 どこの食事も若干甘め/塩辛めの味付けだったものの、美味しくいただけた。また、どこでもその量の多さにも驚かされた。


d0010432_12424497.jpgd0010432_12425850.jpg 島巡りには主に周遊バスを利用(自転車を利用している旅人の方が多かったが、島は坂道ばかりで疲れそう)。北回り/南回りともに2時間に1本ほどだし、どこで停めても構わないという、のんびりした感じもいい。ちなみに運転手4人はタクシーとバスを交代で運転しているとのこと。

 最後に笑ったのは帰りの便のチェックイン時。カウンターで「本日のご搭乗はお客様のみです」とのこと。明日は島最大のイベントであるマラソン大会があるため、今日は飛行機も船も大増便して大量の客を島に運んでいる。これらの便、大会が終わるまで島に留まっている訳にもいかず、ほとんど客を乗せずに帰っていく。たまたまそんな日に島を離れる日程にしていた。マラソン大会があることすら知らずに与論旅行を決めたからなのだけれど、周りの人たちからみたら不思議な客人と映ったことだろう。

 今回は直前申し込みだったものの何とかツアーが成立。こうしたツアー形式での手配は初めてだったので、航空券とホテルをバラバラで予約するよりもぐっと安く(朝食等も込みで約55000円)なることを、遅ればせながら知る。これでもマイレージはつくし、当日の class J へのアップも問題なくできたので、この方法はまた利用してみたい。

(与論で撮った写真には原因不明のノイズが載っているが、ごく小さなものなのでお許しを。面倒なので、色補正も傾き補正もほとんどやっていません。)



 ※ comment 頂いたけれど、都合により消しました。送ってくれたのは、多分Kさんかな? ごめんね!
 (スパム、単なる宣伝、意味不明、嫌がらせ、それに私信の方が望ましいと判断したものは、気がついた範囲で消しています。悪しからず。)

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by desertjazz | 2010-03-07 12:43 | 旅 - Japan

週末旅行 VII

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 今年7回目?の週末旅行、今週はこんなところに行ってきた。南北2km続く美しいビーチに人影は全くなし。また島のどこを歩いていても観光客と出くわすことはほとんどなく、正に貸し切り状態。帰りの飛行機でも他に客は一人もいなくて、ここでも貸し切りになるというおまけも体験。

 聞こえてくるのは、時折なびく風の音と、快活な鳥の声と、朝夕の虫の音と、遠くからの潮の響き。余計な音がないことの何とも言えない心地よさ。ただただネコのように微睡む幸せ、、、。

(続く)
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by desertjazz | 2010-03-06 22:16 | 旅 - Japan

Readings : 2月の読書

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 2月の読書。

 2月中に読了したのは7冊だけと、案外少なかった。毎週のように小旅行したり時間ができれば街歩きしたりしたせいもあるし、予想した通りル・クレジオの『大洪水』には苦戦したからということもある。それより、読み始めたものの途中で進まなくなってしまっている本が多すぎる。"FELA Kalakuta Notes" は現在半分くらいのところ。

 オルハン・パムクの『白い城』は、内容的にも訳文としても彼の訳書の中で一番読みやすいと思う。最終章での一気の展開や示唆するものの深さに、小説の持つ大きな魅力を感じる。個人的にも『イスタンブール』の次に好きかな。

 原雅明の『音楽から解き放たれるために ──21世紀のサウンド・リサイクル 』は、音楽について語ること、音楽の需要のしかたなどについて、いろいろ考えさせられる本。個人的には疎い音楽がたくさん紹介されて、その分気になる作品をネットを使って探し始めている。

 といった読書メモや感想めいたことは、Twitter の方が書き込みやすく、取りあえずのメモはそちらに残しているが、それだけで済ましてしまいそうにも思う。



 さて、今日はこれからまた書店に行ってきます。
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by desertjazz | 2010-03-02 10:08 | 本 - Readings

Walking in a rain... in Osaka

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3/1 (Mon)

 今日は大阪、心斎橋筋(心斎橋〜難波)〜黒門市場界隈をじっくり探索。目的は食材、ワイン、日用品などの買い出し。時折小雨降る中、休憩なしで6時間以上歩き回って、どこにどういった食材が売られているか、自分の好みのワインはどこが安いかがある程度掴めてきた。

 ワインはほとんど毎日飲んでいるので、その分もっぱら安い(リーズナブルな)品ばかり買っている。よく使う店は恵比寿のPARTY。これは、スペインの GAGO、アルゼンチンの PASSO DOBLE などなど、気に入っているものが多いからだ。数店回ってもそうした飲み親しんだワインはなかったのだけれど、その代わりにちょっと気になるボトルを発見。ラベルに南仏 Oc(オクシタニア)の紋章が使われているではないか。今春はマルセイユに行けないので、その慰みがわりに買ってみることにした。1本700円と投げ売りプライスだった。デザインが可愛いので写真をアップ。(気がつけば手元にはボトルが50本ほど。少々買い込み過ぎか?)

d0010432_1830447.jpg 途中で TOWER RECORDS 難波店まで足を伸ばす。新譜・近作を中心にまとめ買い。聴き始めたばかりなのだが、ベルギー在住イラン人(イラン系ベルギー人?)らしき Haleh Nasiri の "HALEH" 、オリエンタルな歌声とエレクトロニカ風なテクスチュアーとのマッチングが結構いい(彼女のことは全く知らなかった。美人なのもいい)。

d0010432_18301487.jpg 黒門市場では、ヒヨコ豆、白花豆、大正金時豆などを大袋でまとめ買い、、、なんてことまでしたものだから、ますます荷が重い(魚や地場野菜の方に眼が行ったものの、訳あって今日は我慢)。甘みが欲しくなり、黒門三都屋で餅菓子を購入。強いこしのある食感。粟もちなんて初めて食べた。



(追記 19:50)

 オック・ワイン、早速空けてみた。やっぱり値段通りの味かな。

 酒(ワインや日本酒)の通販サイト、しばらく前に探し始めたのだけれど、適当なショップが見つからないでいる。どなたか詳しい方、お薦めのところについてご教示願えませんでしょうか。
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by desertjazz | 2010-03-01 19:03

DJ
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