Akoya Afrobeat + Kickstarter

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 日本からボツワナまで世界中のミュージシャンが集まってニューヨークで結成されたアフロビート・バンド、アコヤ。彼らの新作は Kickstarter を使って制作資金を募っているとのこと。これが、締め切りである今月30日を目前にして、あと一息というところに来ている。

 Kickstarter はインターネットを通じて誰でも募金できるシステム。最近だとマイア・ヴィダル Maia Vidal が同じ Kickstarter を活用してビデオクリップを制作していたことなんかが印象に残っている。

 9000ドル集めて長尺ナンバー2トラックをライブ・レコーディング、それをアナログ・オンリーでリリースしようというのが今回のアコヤの戦略である。募金額は5ドルから6000ドルまで様々で、金額に応じて新譜、サイン入りレコード、コンサートへの招待、更には「あなたのためのオリジナルソングのレコーディング」や EXECUTIVE PRODUCER のクレジットまで揃えられている。LANGUAGE OF AFROBEAT なんてのもちょっと面白いかも。新作はアナログ盤しかリリースされない予定なので、10ドルでデジタル音源をダウンロードするだけでも十分メリットがあるのではないだろうか。

 ジャケットのデザインは今回もフェラ・クティの一連のアルバムでおなじみのレミ Lemi Ghariokwu が担当することに決まっている。

 あと残り5日。何とか目標額に到達してほしい。


Myspace - Akoya Afrobeat
Kickstarter - New Album from Akoya Afrobeat!
Songlines - Akoya Afrobeat


(アコヤのパーカッション・プレイヤー、Yoshi さんへのインタビュー含めてじっくり書く予定でしたが、全然時間が取れませんでした。残念。)




<追記>

 目標としていた9000ドルは無事にクリア。これで今年の秋には新作を聴くことができるでしょう。最後の数日間のラストスパートが凄かった。彼らのファンが多い証拠だ。





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by desertjazz | 2012-06-25 22:00 | 音 - Africa

大阪、最後の晩餐

 大阪生活最後の1週間は、お別れの挨拶気分で近所のお気に入りの店を巡って食べ歩いてきた。かむなび〜れだん〜再度れだん〜Kamekichi〜等々、といったぐあいに。木曜日の夜、ラストオーダー間際に駆け込んでいただいた Kamekichi の肉料理などは最高だった。9日の土曜日は昼に光悦へお邪魔し大好物のお弁当をいただき、夜は絶品のアテと鴨汁ソバをいただきに文目堂へ。余計な気をつかわせても申し訳ないので、しばらく来られないことはどこでも話さなかった。だけど、決まって誘った連れがバラしてしまう。なので、その度にしばしのお別れを残念がって下さることになった。

 どこのお店も気に入って通い始めたのだったが、その大半が相次いでミシュラン本に載ったものだから、いつも混み合い、予約なしで入れないことが多くなったのは困りものだった。昨年の正月にお節料理をお願いした光悦もとうとう星付きになったらしい。おめでとうございます!

 そして10日(日曜日)、奈良への小旅行から戻った後は、かむなびへ。大阪での最後の晩餐は迷わずここに決めて、ひとつだけのテーブル席を予約しておいたのだった。

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 参加者が多くなったので「コースにしてください」とお願いされる。普段の料理にも増して丁寧な仕込みと心配りの感じられる料理の数々で一同感激。いちいち写真を撮るようなことはしなかったけれど、お椀ものなど絶品なる美味だった。盛りつけられる器の数々も素晴らしい。仕上げはもちろんいつもの「梅とソバ実の温うどん」。たっぷりいただきそろそろ失礼しようとしたら、送別の土産までご用意していてくださっているサプライズ。大阪暮らしの短いこんな新参者にまで暖かく接してくださるなんて。本当にいいお店だった。


 大阪市中央区、地下鉄谷町4丁目駅のほぼ真上に住んだのだったが、こんな官庁街のど真ん中に絶品料理を出す店が集中してきていたことは幸運だった。(最後1週間、残念ながら「ながほり」と「Fujiya 1935」の再訪問は叶わず。どちらもミシュラン初版本に載った超人気店なので、予約が絶望的なまでに取れない。3つ星の Fujiya 1935 は昨年のクリスマスシーズンに奇跡的にキャンセルが出てやっと行けたのだが、確かに面白いスパニッシュ創作料理だった。いろいろな意味でここも忘れられないレストラン。)

 周辺の店々のイタリアンや和食、ソバがとても美味しいものだから、大阪に3年いた間、焼き肉屋に行ったのは2回、お好み焼きは1回、うどんは1回、たこ焼きと沖縄料理に至っては0回というまるでウソのような結果になった。焼き肉/韓国料理の食べ歩きをしなかったことは後悔事だなぁ。

 あれこれ思い出しながら綴っていると、美味いもの喰いに関西に戻りたくなってくる。東京の水準などからすると案外安い店が多いので、どなたにもお薦めです。大阪で暮らしている人たちが羨ましい。

(そうも言っていられないので、今度も近所で美味しい店を探すことにしよう!)


(2012.07.10 22:00 記)


(ちょっと「さかのぼり日記」状態になってきたなぁ。)





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by desertjazz | 2012-06-10 23:52 | 食 - Eat & Drink

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 6月10日、日曜日。大阪3年間の生活も今日が最終日。最後はどうしようかと考えた末、奈良に行くことにした。昨日までにどうにか段ボール約200箱のパッキングを終えて、残りは明日の朝プロの仕事に任せられるところまで辿り着けた。

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 思い返すと3年前に最初に出かけた先がやはり奈良の興福寺だったはず。その出発点に戻ってみようと考えて、まずは興福寺に向かった(修学旅行生たちを記念撮影する下品な絶叫が興を削ぎがっかりさせられたが、まあ奈良全体が観光産業化しているので彼だけを責められないか)。

 興福寺を訪れた一番の理由は阿修羅像を拝んでおきたかったこと。大阪に越して来てから興福寺国宝館が完成し、ここは自宅から1時間かからずに来ることができる。なのでいつでも来られると考えたのが過ちだった。結局ギリギリに(2年ほど前に一度仕事で国宝館に来ていたのに、その時には観ることができなかった)。日曜日なのでごった返しているかと思いきや、正面や脇からひとりじっくり拝むことができるくらいの余裕はすでに生まれていた(同じ解説パネルを両サイドに置いている工夫の効果もあり)。

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 奈良で、というよりこの3年間の週末旅行で最も記憶に残っている場所のひとつは、春日大社〜春日山周辺の原生林。鳥の声や風のそよぎを楽しみながら歩いた春日山原始林 8kmの奥山遊歩道は本当に心地よかった。さすがに今日はそこまで歩いていけないので、「上のねぎ道」を散策しようと東方向へ。歩き始めるとこんな資料館を見つけた。和洋折衷の建築が面白い。

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 これまでとはコースを変えてブラブラ。こんないい道もあったのか。

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 春日大社や若宮神宮は素通りして一番奥の紀伊神社まで。ここまで来ると滅多に人が通らない。緑を眺めながらしばらくまったり。

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 紀伊神社まで延びる奥の院道は今回初めて発見。もっと早くに知っていたらよかったのに。

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 春日大社から通じる「上のねぎ道」は実にいいよな。時間感覚が飛んで行く。

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「中のねぎ道」(ささやきの小径)「下のねぎ道」もあることには今回初めて気がついた。

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 鷺池や浮見堂を眺めながら帰ってきた。市の中心エリアであってもどこを歩いても緑が豊かで穏やか、そこが奈良に惹かれる大きな理由である。




 大阪での暮らしになかなか馴染めず、諸々のストレスなどから休日前は明け方まで呑み続け、結局貴重な休日を無駄にしてしまう生活から脱却できなかった。これではいけないし、折角関西に来ているのだからと考え、途中からは「週末旅行」と称して、なるべく無理してでもあちこちに出かけるようにした。

 だけれども、後悔先に立たずと言われる通り、時間を有効に使ってもっといろいろな場所を訪ねておけばよかった。まだまだたくさん行けたはず。関西圏の魅力がだんだんと分かってきたところだったので、正直このことは後悔している。

 仲間たちからは「十分行ったでしょ!」と笑われる(引越前日に小旅行に出かけたことにも呆れられてしまった…)。実際、京都も奈良もそれぞれ10回以上行っているはず。だけれど、桂離宮にも、平安神宮にも、金閣寺にも、飛鳥にも、さらには熊野にも四国にも行けなかった。いや、そうした詰まらない後悔よりも、奈良や京都の深い緑の中で素晴らしいひとときを過ごせたことの方がはるかに意味があるのだろう。それらは忘れようのない体感だった。

 まあ京都や奈良には来ようと思えばいつでも来られるし、行きつけの店/通いたい店にもいくつも出会えたので、きっと近いうちにまた訪ねてくることだろう。




 ということで?、このあと大阪最後の夜は本当に一緒に呑みたい仲間たちだけに声をかけて、さんざんお世話になった「かむなび」での宴へ。


(続く)






 転居して約1ヶ月。生活がそろそろ落ち着きかけてきたので、近所の評判の店を食べ歩いたり、新譜を取り寄せたり、フェスやライブについて調べたり、次の旅行計画を練ったり、首相官邸前の集会の列に加わったり、といったことを始めている。

 書店にもレコード店にもライブにも映画館にもまだ全然行けていないのだが、マドリッド旅行や長崎旅行についてはそろそろ続きを書いておけるだろうか? やること多過ぎてブログの本格的再開は難しいのだけれど、ツイートしている新作情報などについてはそのうちにまとめておきたい。


(2012.7.10 1:00 記)





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by desertjazz | 2012-06-10 23:51 | 旅 - Japan

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 マーセル・セローの『極北』を読了。不思議な小説だった。頭に染みてこなかったのは、疲れたまま読んだからだろうか?

(本をなるべく買わない生活、本をこれ以上持たない生活をしたいこともあって、図書館の隣のブロックに引っ越すことにした。その作業でかなり疲弊気味。読んだ感想は後刻かな?)





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by desertjazz | 2012-06-08 22:00 | 本 - Readings

DJ