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Tabu Ley Rochereau has passed?

 コンゴのタブー・レイ Tabu Ley Rochereau が今日亡くなったらしい。今調べています。Sterns 発の情報なので確かか?

 'He died on November 30, 2013 at the Belgium hospital where he had been undergoing treatment for a stroke he suffered in 2008.' from Wiki.




(追記)

 Daily Nation も報じている。またひとり巨人が世を去りました。

Congolese musician Tabu Ley dies of stroke

 'Veteran Congolese musician Tabu Ley has died in a Belgium hospital.'


 タブー・レイにもたっぷり楽しませてもらったなぁ。そして、彼の音楽はこれからもずっと聴き続ける。どうぞ安らかに。R.I.P.





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by desertjazz | 2013-11-30 23:30 | 音 - Africa

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 今、ナイジェリアのレゴスでは Lagos Jazz Festival が開催中。Antibalas も出演予定だったのだが、どうもよく分からないトラブルでナイジェリアへの渡航がキャンセルになったらしい。ナイジェリア公演を楽しみにしていたメンバーたちは相当落胆しているみたい。




 その Lagos Jazz Festival に出演した Seun Kuti ‏の新作が完成?(上の写真は同フェス?から)

 本人が Facebook と Twitter に'New album 100% done' と書いている。




 Tinariwen の新作もレコーディングが終了した模様。政情に影響を受け、マリを離れてアメリカでレコーディングを行ったとのこと。




 そしてもうひとつ、アフリカン・ミュージックのあの人気バンドの新作も完成間近。マスタリング前の音が送られてきたので、毎日聴いている。これも正式リリースが楽しみな内容!(詳細は後日)





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by desertjazz | 2013-11-30 23:00 | 音 - Africa

New Disc : Third Eye "Connexion"

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・ Third Eye "Connexion" (Sonorama Records C-77, 2013)

 ヨーロピアン・ジャズもいろいろ聴いているが、1982年にドイツの View Records からリリースされた "Third Eye Live!" (View Records VS 0021) も昔から愛聴しているレコードの1枚。ジャマイカ出身の Wilton Gaynair (sax) に、Alan Skidmore (sax)、Kenny Wheeler (tp)、Tony Levin (ds) といった英ジャズの巨人たち、それに蘭の Rob van den Broeck (p) と独の Ali Haurand (b) が加わったメンツならば悪かろうはずがない。豪快さとスピード感と緊張感の中に、アットホームさも交わる楽しいライブ盤だ。

 この豪華なメンツから考えて、Third Eye というのは一時的なユニットだとずっと思い込んでいた。ところが、最近 Third Eye のスタジオ盤 "Connexion" がリイシューされた。しかもこのアルバムは彼らのセカンドだという。何でも 1977年に 600枚しかプレスされなかったそうで、それなら存在を知らなかったのも仕方がない。

 Third Eye は Ali Haurand を中心にオランダで結成されたジャズ・トリオ。1976年にファースト "Third Eye" をリリースした後、Wilton Gaynair が加わって制作されたのが "Connexion" だという。ライブ盤と重なるメンバーは、Gaynair、Haurand、van den Broeck の3人のみ。Gerd Dudek (ts, fl) が入っているのがポイントだろう。実際 Gaynair と Dudek の2管のブロウが超気持ちいい。バップでファンクでプログレッシヴな、欧州ジャズのエッセンスの詰まった演奏を堪能できる。

(Wilton Gaynair が Don Drummond らと名門アルファ・スクールで同窓だったということも今回初めて知った。)






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by desertjazz | 2013-11-30 19:40 | 音 - Music

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 昨日出版されたリサ・ランドールの訳書『宇宙の扉をノックする』(原著は2011年)を早速読んでいる。ざっと目を通してみた感じでは結構面白そう。彼女の前著『ワープする宇宙 〜5次元時空の謎を解く〜』は、世界は11次元で成り立っているなんて話にワクワクした。この本が最先端の理論物理についてたっぷり書かれていて、かなり難解だった(ので、実はまだ読み終えていない)のに対して、今度の新著は物理学者の物の捉え方/考え方を説明し、それが学問以外の他の領域にも演繹できることを語っていて、ずっと読みやすくなっている印象。

 時として彼女の文章はやや冗長で、実際の語りを書き起こしているような感じもする。コンパクトに半分くらいの分量にしてもいいのではないだろうか? 今度の本も厚く、併読本がますます増えるばかりなのだけれど、この本は一気に読み通したい。もしそうなったら、読後感についてはまた改めて。

 実は個人的には、リサ・ランドールの語ることの一部も、ヒッグス粒子の存在もまだ信じてはいない。『宇宙の扉をノックする』はそれへの反証になりそうな予感もする。


(余談だが、昔彼女のポートレイトを見て、ジョディ・フォスターかと思ったのは、私だけだろうか?)





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by desertjazz | 2013-11-29 23:00 | 本 - Readings

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 このところ、特定秘密保護法案に関した報道を読んで考え続けたり、フクイチ関連の新しい資料に目を通したりしている。こんな時って、どんな音楽を聴いても楽しくない。2年半前の春に戻った気すらしている。

 なんとか頭を整理しようとするが、要素が余りに多くて考えがまとまらない(けれど、この国のありようについて、また新たに少しずつ見えて来た現実もある)。今読んでいる本もどれも進まない。現実逃避的に旅の記憶をアップしていたブログもまた休みに入ってしまった。

 このところ深夜にジャック・ブレルをよく聴いている。ブレルを聴いていると、なぜだか落ち着く。フランスの音楽の中でブレルが一番好きなんだろうな(彼はベルギー人だが)。彼の歌にはランディー・ニューマンを聴く時に似たものを感じる。

 今年の12月も相当にハードな日々になりそうだけれど、ジャック・ブレルを聴くことを楽しみに何とか乗り切ろう。そんなことを思いながら、ちょっといいスコッチを供に、今夜もブレルを聴いている。

(思いは既に来年 2014年へ。いくつかの企画を友人たちと個別に相談中。幾らかでも楽しんでいただけるよう、なんとか務めます。)




 Facebook から若干手直しして転載。この10倍くらい書いておきたいことがあるのだけれど…。

 これらも読んでおきたい。

東京電力原発事故、その恐るべき健康被害の全貌―Googleトレンドは嘘をつかない― ①理論編
アメリカの最高の科学者が原発のすべてについて語るー癌がなぜ世界中で増加しているのか?



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by desertjazz | 2013-11-29 03:00 | 音 - Music

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 旅の話をもう少し。


 自分は土産物に興味がないのか、選ぶセンスがないのか、旅の途中で自分のためにも誰かのためにも土産物を買うことがほとんどない。旅先でそうしたことに頭と時間を使うくらいなら、何もせずにのんびりしていたい。だから買うのはせいぜい滞在の記念になりそうな楽器くらいだ(しかし、これも溜まり続けてしまって、弾けもしないカバキーニョやゲンブリもあれば、親指ピアノに至っては30個くらいある)。

 土産物を買わない代わりに、初めて訪れた島や砂漠では、なるべくそこの砂や岩を持ち帰るようにしている。これらはガラス瓶に入れて部屋に飾ってあって、ひとつひとつ眺める度に旅の間の様々なことを思い出せる。懐かしい思い出を簡単に蘇らせてくれるので、自分にとっては最高の土産になっている。

 こうした砂や岩はいくら持ち帰ってもタダだという点がいい。そして自分が長く片道だけの最後の旅に出た後には、文字通り土に還してもらえれば、それで片付けはおしまいというところも気に入っている。




 写真は、奥から順に、タイのピーピー島、インドネシアのバリ島、エチオピアのリフトヴァレー、エチオピアのアファール砂漠、ボツワナのカラハリ砂漠、タイのプーケット島、与論島(星の砂)、モロッコのメルーズガから持ち帰ったもの。与論島に行ったのは3月で観光客は皆無。ビーチに店を開いていた土産売りのおばさん、よっぽど暇だったのか、お茶を飲んでけと声をかけられ、何も買わなかったの星の砂までくれたのだった。






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by desertjazz | 2013-11-24 15:06 | 旅 - Abroad

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 今年の夏にはノルウェーとスウェーデンで、今年生誕150年のムンクを観てきた。

 これも非公開旅日記(帰国直後の7月に書いたもの)から紹介。

(写真は左から、ベルゲン美術館、オスロ国立美術館、マルメ美術館のパンフレット。いずれもムンク作品/ムンク展を表紙にしている。)




北欧ツアー(1): Scandinavian Art Tour


 今年6月28日から7月14日まで北欧を旅してきた。かねてよりそれほど関心もなかった北欧なので行っても退屈するかと思ったら、そのような気分が生まれることもなく案外楽しめた。

 昔からスウェーデン人の知り合いがいたし、スウェーデン出張の打診を受けたこともあった。しかし何故か興味は湧かず、またその都度条件が合わなくて訪れる機会もないままでいたので、縁はないものとばかり思っていたスウェーデン、そして北欧。それが突然スウェーデンに行かなくてはならない理由が生まれて初訪問。巡り合わせとは不思議なものだと改めて思う。

 せっかくスウェーデンまで行くのなら、ついでにデンマーク、ノルウェー、フィンランドにも足を延ばせないだろうか。そう思い、何とか少し長めの休暇を取ったのだった。




 普段だと旅程(トランスポートとホテルのブッキング、食事する場所、等々)はほとんど自分で決めてきた。けれども今回は全てパートナー任せにした。それは、北欧には土地勘がなく、細かく調べている時間もなく、また繰り返すようだが北欧について積極的な興味もなかったから。

 それでもただ行くのでは勿体ない。自分は北欧で何をしたいのだろうと考えてみた。その結果として事前にリクエストしたのは以下の項目。

(1)ムンクを見たい。彼の代表作『叫び』を中心に今年開催される生誕150周年展を見たい。
(2)ノルウェーのフィヨルドの絶景を見たい。

 この2点は必須条件。あとはオマケということで、できれば、

(3)スカンジナビアン・デザインを堪能したい。
(4)現在世界最高のレストランと謳われているコペンハーゲンのノマ noma で食事がしたい。
(5)スウェーデンの移民たちの音楽事情について知りたい(特に在マルメのパレスチナ人やストックホルムなどのアフリカ移民)。

 こうしたことも要望しておいたのだった。




 まずムンク。今回の旅でも美術館巡りをたっぷりできたので、ほぼ100%満足する結果だった。

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 (オスロ空港に降り立った途端に Munch 150 がお出迎え。)


 昨年は4月にスペイン、マドリッドの3大美術館と市内の主要な教会を4日間かけて見尽くした。10月にはイタリア、ヴェネチアの美術館と教会群を巡り、ここで見たいと思っていたもののほとんどを目に焼き付け、さらには偶然開催中だった建築ビエンナーレにもどっぷり浸かった。そして11月にはパリのルーブルを再訪問、完成直後のイスラム・コーナーを心行くまで堪能してきたのだった(このイスラム・コーナーは展示作品の質的にも所蔵点数でもレイアウトの点でも実に素晴らしかった…って、まだブログには書いていなかったか?)。

 そうした昨年のアート・ツアーに続いて今回は、デンマークのコペンハーゲン美術館、ノルウェーのオスロ国立美術館とベルゲン美術館、スウェーデンのマルメ美術館を探訪。ムンク Munch やダール Dahl を中心に北欧絵画などをじっくり見て来る願いが叶った。

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 (オスロ国立美術館正門)


 まず最初に訪れたのはオスロ国立美術館。ここではムンク生誕150周年の特別展が開催中で、『思春期』『マドンナ』『接吻』『叫び』などを一度に鑑賞できた。特に『思春期』以外の主要な代表作は一室にまとめらていて、ここだけで彼の生涯を辿ることができるようになっていた。ただこの部屋の展示の仕方が恐ろしく安っぽかったのは残念。それでも、訪れた時にはこの部屋を独り占めできる程度の空きようだったので、ゆったり見て来ることができた。これは海外の美術館で作品鑑賞する際の大きな利点である。

 ムンクの作品の中では『思春期』に惹かれていたので、これを直に見られて良かったな。一方で『叫び』からはさほど特別な印象を受けず。それでもどの作品も不思議な魅力を放っているいて、ムンクの凄さを実感。シンプルなタッチから浮き上がってくる冷えきった心情のようなもの、どこまでも暗い瞳、そうした描写から伝わってくる独特な感覚に惹き付けられて止まない。

 同じオスロ市内のムンク美術館にも行こうかと迷ったが、これは止めておいた。国立美術館のコレクションには及ばない?らしく、雨も降ってきたので、無理はしないことに。1日で美術館を複数廻ると(オスロ滞在は2泊だったので、美術館巡りをできるには実質中日の1日だけだった)印象が薄れてしまうことでもあるし。この後北欧滞在中に他の美術館のムンク・コレクションも見ることができ、また同様なモチーフの作品が多いために重複感が強かったので、ムンク美術館まで行く必要はなかったかもしれない。

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 (マルメの Moderna Museet でもムンク展が開催中。)


 それにしても、直に見たムンクは凄かった。特別な興味を持っている画家ではなかったのに、これほどとは…。




 美術館を巡って名画をじっくり見つめる度に、人間の創造力の深さにひれ伏すような思いにかられる。やっぱりアートは面白い。

 さて、次はどこの美術館に行こうかと、思いが巡り始めている。






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by desertjazz | 2013-11-23 16:00 | 旅 - Abroad

Venice Art Tour (1) - Excerpt

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(Venice, Italy Oct. 2012)


 昨年のヴェニス旅行記(ネット非公開)が出て来た。以下、一部抜粋して紹介。




Venice Art Tour 1日目

・アートを徹底的に見尽くす弾丸ツアーは過去、パリ、ロンドン、ローマ、ニューヨーク、ワシントン、バルセロナ、マドリッドなどに行ってきたが、今度はヴェニスへ。

・12時にマルセイユのホテルをチェックアウト。メトロとシャトルバスを乗り継いで空港へ。12:40に到着。ちょっと早すぎ。Air France便にチェックイン。チケットは3ヶ月前に買ったので往復¥17610という安さ。まだ旅は始まったばかりだというのにスーツケースは21.7kgもある(マルセイユに戻ってから日本に送る資料がたくさんあるので仕方ない)。

・16:38にヴェニスの空港着。空港でバスチケットを買うが、カウンターのおばさん、思いっきり愛想が悪い。17:30のバスに乗ってローマ広場まで。降りたら観光客だらけ。ヴァポレット(周遊船)に乗り換えようとするが、ここも分かりにくい。これでも本当に観光地か? 18:15のボートに乗って5番目のカ・ドーロ Ca d'Oro で下船。

・ここから歩いてすぐの場所のホテル、パラッツォ アバデッサ Hotel Palazzo Abadessa にチェックイン。荷物を置いて近所のレストランでやっと夕食。周辺を散歩してからホテルに戻る。10数年振りのイタリア。ともかく無事にヴェニスに着いた。


(以下、略)




(2日目以降は、これだけ巡っている。)

(2日目)リアルト橋〜サン・マルコ広場〜グッゲンハイム美術館(ポロックの一室も!)〜安藤忠雄建築、プンタ・デッラ・トガーナ〜S.M.G.d.フラーリ教会〜サン・ロッコ教会〜サン・ロッコ大信者会(ティントレットの天井画が圧倒的スケール)〜カ・ドーロ

(3日目)サン・マルコ広場〜ドゥカーレ(ボッシュも!)〜サン・マルコ寺院〜サン・ザッカリア寺院(ベッリーニ『玉座と聖母と諸聖人』!! )〜アカデミア美術館(ボッシュ2作)〜 Istituto Veneto(スウェーデンのガラス作家 Bertil Vallien の展覧会)〜カ・ドーロ + フランケッティ美術館

(4日目)サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会〜スクオーラ・ダルマータ・サン・ジョルジョ・デッリ・スキアヴォーニ〜造船所/アーセナルで開催中の建築ビエンナーレ〜別会場でのビエンナーレ〜夕日に輝くサン・マルコ

(5日目)水上タクシーで空港まで移動。マルセイユに戻る間、Antibalas 取材&インタビューの準備




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 ジョヴァンニ・ベッリーニ『玉座と聖母と諸聖人』これが観たくてヴェニスに来たんだ !!


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(追記)

 読み返すと「ヴェニス」「ベネチア」「ヴェネチア」などが混在していますね。統一して直すのも面倒なので、このままにします。悪しからず。

 同様に「マドリッド」「マドリード」「マドリー」だとか、「ウブド」「ウブドゥ」「ウブッ」だとかも、迷います。






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by desertjazz | 2013-11-23 15:00 | 旅 - Abroad

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(Venice, Italy Oct. 2012)


 「フィレンツェとベネチアとマドリッドにはいつか行こう」そう決意したのは、E・H・ゴンブリッチ『美術の物語』を読んだ昨年の春だった。そして読了直後の4月にもうマドリッドに飛んでいた。( Madrid Museum Tour (1)

 実はベネチアにももう行ってきてしまった。昨年10月にマルセイユの Fiesta des Suds を観に行っている合間、4泊5日でベネチアに滞在(フェレンツェも迷ったが、調べてみるとヴェネチアの方がずっと良さそうだったので、昨年はヴェネチアだけにした)。いつか観たい思っていた美術作品や建築のほぼ全てを一気に観てまわってきた。

(Twitter と Facebook には旅日記風にメモし続けていたが、ブログの方には3度目となったイタリア旅行についてまとめて書こうと思っているうちに1年が過ぎてしまった。)

 面白いことが起きたのは帰国してからのこと。12月に読み始めたプルーストの『失われた時を求めて』についてはほとんど予備知識を持っていなかったのだが、この作品の重要な舞台のひとつがヴェネチアであることに読み進むうちに知った。おかげで作品中でヴェネチアの情景が描写される度に、それがありありと頭の中に浮かぶ。数ヶ月前に実際に観て来たところばかりなのだから当然だ。


 昨日観て来た『ターナー展』、荒れ狂う海を描いた大作、後年を代表する光溢れる抽象的な作品も少なく、一番好きな『戦艦テメレール号』や『雨、蒸気、スピード』や『国会議事堂の火災』といった傑作も来ていないのだから、物足りなくなったのも仕方ない。そんな中で今回の展示でひとつの山場をなしていたのは、やはりヴェネチアの連作。そして、またしてもヴェネチアの情景を思い出すことになり、鑑賞を手助けしてくることになった。例えば、サン・ルカ教会やドゥカーレ宮殿の内部はどうなっているか、どこにどんな絵がかけられているかまで、今でもはっきりと憶えている。


 旅や美術鑑賞や読書など、趣味を多く持って、それらが偶然にも繋がっていくことはとても面白く、互いの楽しみを豊かにしあってくれる。ただ残念ながら、現在のヴェネチアはターナーが描いた美しさからはほど遠いのだが。


(東京都美術館にはしばらく前にも行ったなと思って記憶を辿ると、今年3月に『エル・グレコ展』を観に行ったときだった。これもマドリッド繋がりだった。)






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by desertjazz | 2013-11-23 14:00 | 美 - Art/Museum

Joseph Mallord William Turner (1)

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 昨日22日(金)の夜は、上野の東京都美術館で開催中のターナー展を観て来た。

 日中はかなり混んでいると思い、金曜日のみ20時まで開館している夜間に行くことに(調べて見ると来場者は1日あたり平均約4000人)。それでもかなりの人出だったが、まずまず落ち着いて観られた。日中や休日はどんな状況なのだろうか。

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 展示作品はほとんどがロンドンのテート・ギャラリー収蔵品だろうと思う。テートには9年前にロンドンに行ったときに、開館時刻から閉館までまる1日かけて観尽くしてきたので(もちろん代表作のいくつかを収蔵する国立美術館にも)、今回はパスしてもいいかなとも思った。それでも行ってみたら、懐かしい作品がある一方で、初めて観るものが多く(テートには2万点以上あるのだから当然か)久し振りのターナーを楽しめた。

 ただ全体的に物足りないという印象。習作や小品が多すぎて。今、日本でターナー展をやるにはこれが限界なのだろうか?

 ターナーは私が一番好きな画家。今回は図録はいらないかと思ったものの、結局買ってしまった。
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 ターナーを観に行く度に図録を買ってしまう(左下はテートが出しているもの)。

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 20数年前にフランスで出た水彩画集も持っている。この箱入り豪華版はとても高かった! こうした画集をゆっくり楽しむ時間ももたなくてはなぁ。






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by desertjazz | 2013-11-23 10:00 | 美 - Art/Museum

DJ