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 今年最後の1枚は、秋に亡くなった Lou Reed あたりにしようかとも迷ったけれど、結局これを聴いています。『夜明けの森 Dawn in the rainforest』 映像人類学者の分藤大翼氏が Baka Pygmy の暮らすカメルーン共和国東部州オ・ニョン県ディマコ付近でフィールド録音した森の音を CD-R にしたもの。もちろんポップ・ミュージックも大好きだけれど、こうした自然の音にも惹かれます。

 振り返ってみると、2年前はマレーシア、ペナン島の山の中にある大富豪の別荘(一族が使用しないときには宿として開放している)で年越し。1年前には群馬県榛名高原で年越し。テレビは消して、ネットも通じない森の中で、静かに読書などして時を過ごすのを好んでいます。

 森を愛すると公言しながら、今年はノルウェーの森(バレストランド)と、群馬県水上と、奈良県春日くらいにしか行けなかった。もっと森の音を浴びたかったなぁと、少し心残りが浮かんできました。

 さて来年は、フィンランドの森と、ボルネオの森と、中米コスタリカの森に行く計画があって、いずれも具体的に相談中。3つともダメになる可能性が高いのだけれど、もしそうなったらせめてバリ島ウブドゥの森にでも行くことにしよう。

 来年2014年は、森の音が好きで銘打ったウェブサイト Forest Beat を開設して15年。幾つかのアイディアが進行中です。うまく行ったら、楽しいことをみなさんと共有し合えるかもしれません。


 今年もたくさんの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。その一方で、いろいろな要望や依頼をいただきましたが、ほとんど実現できなかったことは、どうかお許しください。

 来年はより厳しい年になりそうな気配が漂っています。それでも、変らずマイペースに過ごすことだろうと思いますので、どうぞヨロシクお願いいたします。みなさん、良い新年をお迎えください。






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by desertjazz | 2013-12-31 23:00

BEST BOOKS 2013

★ スティーグ・ラーソン『ミレニアム』全6冊
★ ロベルト・ボラーニョ『2666』
★ マルセル・プルースト『失われた時を求めて』全13冊
☆ 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド 〜そして海賊国家プントランドと戦国南部〜』
★ ジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』
☆ ジャック・ペパン『エイズの起源』
★ 藤原新也 『たとえ明日世界が滅びようとも』
★ 増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
★ ロベルト・ボラーニョ『売女の人殺し』
★ ヴォルフガング・ヘルンドルフ『砂』

 今年は例年に比べると半分ほどの数しか本を読み終えられなかった。その理由は音楽を聴く時間がますます減ったのと同様。その中で印象に残った10作(読了順)。1位は高野秀行の『謎の独立国家ソマリランド』、2位はジャック・ペパンの『エイズの起源』。これらもまた(James Blake と同じく)別次元の作品で、圧倒的に面白かった。

 その他、デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』、ダニー・ラフェリエール『ニグロと疲れないでセックスする方法』、チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』、デオン・メイヤー『追跡者たち』、 ペティナ・ガッパ『イースタリーのエレジー』、ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』、トーマス・マン『魔の山』、等々と海外小説に偏り気味だった。

 ちょっと物足りない10枚のリストだけれど、今年は長編を集中的に読んだ1年だったと言えるだろうか。それらのうちでも、刊行開始100周年の今年に『失われた時を求めて』を一気に読み通せたことが一番の成果だった。

 来年も素晴らしい作品に出会えますように。できることなら、久し振りに南の島でのんびり読書もしてきたいものです。






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by desertjazz | 2013-12-31 14:02 | 本 - Readings

BEST ALBUMS 2013

★ THE IDAN RAICHEL PROJECT / QUARTER TO SIX
★ LOS AMIGOS INVISIBLES / REPEAT AFTER ME..
★ ANTONIO LOUREIRO / SO
★ MOUSSU T E LEI JOUVENTS / ARTEMIS
☆ JAMES BLAKE / OVERGROWN
★ SAKAKI MANGO / KARAIMO LIMBA
★ OLIVER MTUKUDZI / SARAWOGA
★ JUPITER & OKWESS INTERNATIONAL / HOTEL UNIVERS
★ V.A. / RED HOT + FELA
★ PREFAB SPROUT / CRIMSON / RED

 「ベスト」というより、気持ち良くて繰り返し聴いた10枚。決定的名盤クラスのものには出会わなかったので、やや小粒な作品が並んでいるか。例外は James Blake、別次元の音楽だった(リストは入手順)。

 他に気に入ったのは以下のようなアルバムたち(一部旧譜も含む)。

・ ROKIA TRAORE / BEAUTIFUL AFRICA
・ OLIVER MTUKUDZI / TSIMBA ITSOKA
・ SILVIA PEREZ CRUZ & JAVIER COLINA TRIO / EN LA IMAGINACION
・ DAISUKE BUNDO / DAWN IN THE RAIN FOREST
・ YAELLE TRULES / SALON DE T
・ MOHAMMAED MOTAMEDI / MOHAMMAED MOTAMEDI
・ TOKO BLAZE / MADE IN
・ RACHID TAHA / ZOOM
・ COMOROS: CHANTS DE LUNE ET D'ESPERANCE / MWEZI WAQ.
・ STROMAE / RACINE CARREE
・ JUANA MOLINA / WED 21
・ JANELLE MONAE / THE ELECTRIC LADY

 ベスト・リイシューはこれ(パッケージやブックレットの完成度では "LONGING FOR THE PAST" が素晴らしかった)。

☆ DOUBLE BEST / MOHAMED EL ANKA


 今年はますますレコードを聴かない年になった。その分、新譜の入手数も激減。ライブにも思ったほど足を運べなかった。様々な理由から、考えたり、調べたり、あるいは仕事に取り組んだりと、音楽を楽しむ時間がなかなか確保しずらくなっている。それでも、心から楽しめる作品との出会いは生活に潤いをもたらしてくれた。来年こそはもう少し音楽を聴けるようにしたい。そしてまた新たな出会いがありますように。






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by desertjazz | 2013-12-31 14:01 | 音 - Music

Ibrahima Sylla R.I.P.

 アフリカのポップミュージックを代表するレコード・プロデューサーのひとり Ibrahima Sylla が昨日パリで亡くなった。

'We are very saddened to hear that Ibrahima Sylla has passed away this morning in Paris at the age of 57, following a long illness.'

(Tabu Ley Rochereau や Nelson Mandela を追憶する暇もないうちに、またひとり旅立ってしまった。)



 2009年4月2日にパリの Syli Art Production を訪問したときの写真が見つかった。残念ながら Ibrahima Sylla さんは不在だったけれど(すでに病気だったのだろうか)。スタッフ曰く「彼のコレクションは凄いよ」なんて話も伺った。

 西アフリカの多くのミュージシャン(Youssou、Baobab、Thione Seck、Africando などなど)の成功も彼の後押しによる部分が大きかったことだろうし、私も彼が送り出したたくさんの音楽を楽しませてもらった。

 Sylla さんはまだ57歳と若かったんですね。惜しまれます。

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by desertjazz | 2013-12-31 13:00 | 音 - Africa

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