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 リサ・ランドール『宇宙の扉をノックする』を読了。面白かったー! ここで軽く紹介してからも、また小説ばかりにどっぷり浸かってしまって、最初の方だけ読んでツンドク状態(以前に書いたことのいくつかは当っていないな)。それが読書再開後は一気にゴール。

 前著『ワープする宇宙』が余剰次元宇宙(3次元を超える多次元宇宙)の可能性に焦点を当てていたのに対して、今回の舞台は CERN / LHC、大型ハドロン衝突型加速器が解き明かそうとする素粒子と宇宙のありようについて紹介している。

 LHC と密接な関係にある最先端の物理学/宇宙論と、科学的思考法にまつわる興味深い話とが半々。数学/物理にとって極めて重要なスケールの概念、科学と宗教とが共存しうる関係性、などなどの論旨展開はさすが。フランスとスイスの国境域に建設された CERN の施設が運転を始める時、小さなブラックホールが生まれて地球(と宇宙)が呑み込まれると騒ぎになり訴訟まで起こされたことはまだ記憶に新しいが、そのようなブラックホールが生まれる可能性のないことの説明もとても分かりやすい。

 著者は、難解な最先端の理論の説明などは高速で駆け抜け(初出のキーワードを説明抜きで使うことも度々)、難しい内容ほど詳細な説明は省いているが、それが成功している。半端に語っても専門家以外にはどうせ分からないだろうし、それなら分かった気にさせた方がいい、と考えたのだろうか。でも、さすがにプランク長やブレーンという言葉に馴染みがない人にはチンプンカンプンな箇所もあるかな?

 繰り返し力説される「科学的思考」の効力、「スケールを意識すること」、そしてそれらを「政治、経済、政策などの各方面の指導者」たちにも求めるリサ・ランドールの言葉がとても響いた。(P.570 など)




 感想をもっと綴っておきたいところだけれど、遡って『ワープする宇宙』を再読し始めたり、『素数の音楽』などの数学に関する本をいろいろ読み始めているので、それは後回し。純粋な論理概念である数学と、極小を扱う素粒子論と、極大を扱う宇宙論とが、閾なく一体化していることを思い出してワクワクしている。

 それにしても、物理や数学という超リアル(現実)を読んでいる時に最も現実逃避できるというのは、何と言う皮肉なのだろう。





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by desertjazz | 2014-03-30 23:00 | 本 - Readings

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 消費増税直前、今買っておく本があるかなどと思いながら書店へ。塚田健一『アフリカ音楽学の挑戦 〜伝統と変容の音楽民族誌〜』、グレアム・ファーメロ『量子の海、ディラックの深淵 〜天才物理学者の華々しき業績と寡黙なる生涯〜』、ピーター・エイムズ・カーリン『ブルース・スプリングスティーン 〜アメリカの夢と失望を照らし続けた男〜』などを購入。

 まず『アフリカ音楽学の挑戦』 にざっと目を通してみた。ガーナとザンビアのフィールドワークに基づいた研究書のようで、ハイライフはダンスバンド・ハイライフでもギターバンド・ハイライフでもなく、宮廷音楽としてのハイライフが取り上げられている。ザンビアは大型ベースのカリンドゥラが紹介されていて(P.311)マイケル・ベアードによるフィールド・レコーディングとの関連も見られそうだ。じっくり読んでみることにしよう。


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 最近読み終えたのは、イギリス人トム・マッカーシーの『もう一度』とジョージ・G・スピーロの『ケプラー予想: 四百年の難問が解けるまで』。

 『もう一度』はとてもヘンテコな小説。主人公は謎の記憶喪失者で、昨年読んだヴォルフガング・ヘルンドルフ『砂』と同様なものを期待した。ゼイディー・スミスが絶賛していたこともあって読んでみたのだったが、その主人公の感覚を全く共有できず、気持ちいい部分がどこにもなくて、期待外れ。

 最近文庫化された『ケプラー予想』は数学をさほど理解できていなくても楽しめるつくり(難解な証明は全て巻末の付録にまわしている)。ケプラー予想に付随する数学史の大きな流れも、それに関わる数学者たち(登場するのは約150人!)の人間臭さも楽しめる。終盤に近づくにつれ「終わらないで欲しい」と思いながら読んだ本は久し振り。やっぱり理数系ノンフィクションは面白い!

 新潮文庫の理数系フィクションは、サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』を筆頭に、同著者の『暗号解読』『宇宙創成』なども夢中にさせる面白さだった。そのことを思い出して、未読だったM・デュ・ソートイ『素数の音楽』、S・ナサー『ビューティフル・マインド』、R・ウィルソン『四色問題』なども購入。大変な大部なので見送っていたディラックの伝記もその勢いで買ってしまったのだった。

 (その他にも洋書含めて何冊か購入。いつ読むんだ?)






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by desertjazz | 2014-03-25 23:00 | 本 - Readings

Masterpieces / New Discs

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 日本に帰ってきて、さて何を聴こうかと考えた末、ここ数日はこうしたものを聴いている。Philadelphia International 10枚組とか、Billie Holiday 10枚組とか、M.S.Subbulakshmi 5枚組とか。マスターピース詰まったボックスはやっぱり気持ちいい! これらがあればもう新しい音楽は必要ないといった気分にさえなる。


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 そう言いつつ、少しは新譜も聴きたいと思って、Seun Kuti と Vijay Iyer の新作を買う次いでに El Sur と Tower Records へ。両店ともに聴きたい新作が沢山入っていて、新作だけでもこれだけ買ったのは久し振り。Randy Newman、Sufjan Stevens (Sisyphus)、Vijay Iyer 、Orchestre National de barbes、Hassan Hakmoun 等々、かねてからご贔屓のアーティストばかりなのは相変らず。


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 さてどれから聴こうかと迷いつつ、まず聴いたのは女性アーティストの3枚。

 解散した L'ham de Foc の元ヴォーカル Mara Aranda のセカンド "Lo Testament" は、ドゥルサイやバグパイプの刺すようなヒリヒリしたサウンドが中心で L'ham de Foc の頃とあまり変わっていない。この響きは強烈に好み! 意外とインストのみで展開するパートが多い。

 続いて聴いた Klo Pelgag はカナダ・ケベック出身の若手シンガーソングライターで、この "L'alchimie des Monstres" が初アルバムらしい。一見 ZAZ あたりを思わせるフレンチポップぽくもあるのだけど、かなり個性的で面白い存在。その辺りはアルバムジャケットやビデオクリップを見てもひしひしと伝わってくる。El Sur のサイトによると「音楽的影響としてドビュッシー、ジャク・ブレル、キング・クリムゾン、フランク・ザッパを挙げているそうです。」これだけで OK でしょう!

 St. Vincent も独特な個性を放っている。彼女の楽器的なヴォイスとフレージングにハマっていて、現在の英語圏ポップアーティストの中では、男なら James Blake、女性なら St. Vincent が一番好きな声と空気感かも。


 …ということで、Seun Kuti も Vijay Iyer もまだ聴いていない。(4月半ばまで予定が詰まっていて休みなし。ゆっくり寝る暇もなさそうなので、いつじっくり聴けるかな?)





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by desertjazz | 2014-03-21 00:00 | 音 - Music

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 フランスの小説家ミシェル・ウエルベック、『地図と領土』に続いて『素粒子』を読了。

 『地図と領土』を読んでも感じたが、相当な博学ぶりと頭の明晰さが伝わってくる。それと同時に、巷の評判通りにとことん嫌な奴って感じも漂ってくる(顔写真からはそんな印象を受けないのだが)。

 主人公(のひとり)が専門域を代表する天才、彼に寄り添う絶世の美女、近未来にまで及ぶSF的な一代記なども『地図と領土』と共通する。これがウエルベックの作品のテンプレートなのだろうか。

 余りに過剰な性描写の連続に辟易しながらも、中盤からグイグイを引き込まれて行った。人間として生まれてきたこと、人間として生きて行くことの悲しみを、ギュッと凝縮していく。考えつく限りの悲哀のパターンを寄せ集めただけなのか、それとも現代の傑作なのか。とにかく切ない。

 時おりハッとする明晰な表現が頻出して、ウエルベックは深い次元で物事を捉えていることが分かる。ただ、生きる哀しみと、最先端の科学技術と、セクシャリズムとがどう結びつくのか、(文学音痴の自分には)理解しきれなかった。そうした意味でも、これも再読必至の一冊(レユニオンで生まれて以降の自身の人生体験を色濃く反照していることは間違いない)。

 現在いずれも絶版だが、『プラットフォーム』、『闘争領域の拡大』 、『ある島の可能性』も読んでみようと思う。


(続いて読んでいるのは、トム・マッカーシーの『もう一度』で終盤に至っているところ。なので『素粒子』をまだ冷静に反芻できていない。)






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by desertjazz | 2014-03-20 00:00 | 本 - Readings

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 今回の旅行中に読んだ中の1冊(以下、FB から転載)。

 北極圏からコペンハーゲンに戻る機内で、高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』の残りを一気に読了。傑作!

 高野の最新作『謎の独立国家ソマリランド』がとてつもない本だったのと、『《空白の五マイル》~チベット世界最大のツアンボー峡谷に挑む~』の著者である角幡唯介が「私の人生を決めた一冊」と絶賛していたことから、11年前のこの本も読んでみようと思った。

 旅の途中で旅行記の類いを読むのはある種タブーとされ、実際自分もそうしてきているが、今回は全く問題なし。互いに旅の質が違いすぎるので。

 それにしても、中国四川省からビルマを経由してインドのコルカタへと「西南シルクロード」を辿る旅のスケールが圧倒的。そもそも全ての国境越えが不法入国なのだから。

 話は終盤どんどんドラマチックになっていき、後日談に至って爆発する。映画的というか、長編小説1冊くらい簡単に書けてしまいそうなほどのストーリー。いや、その辺のサスペンス/ハードボイルド小説を凌駕している。

 ルポルタージュとしては『謎の独立国家ソマリランド』の方が上だが、紀行もの的な読み物としては『西南シルクロードは密林に消える』が勝っているかも知れない。

 これまでたくさん読んだ旅行記の中で特に好きなのは、ウォーレス『マレー諸島』、ポール・セロー『ダーク・スター・サファリ』などあるが、10冊選ぶとすれば高野の2冊も入るかも(書中で度々言及されている吉田敏浩『森の回廊』も名著だと思う)。

 実際に旅行することは楽しいが、旅行記を読んで得られる楽しみも大きい。





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by desertjazz | 2014-03-19 06:20 | 本 - Readings

Traveling Tools

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 北欧旅行2回目の資料の整理を終了。



 私の海外旅行で最も大切な道具はA4ファイルとコクヨのスケッチブック。

・まずベースが丈夫なA4ファイルに、旅程表やプリントアウトした航空券やホテルの予約票やインタビュー用の資料などを入れて出発。旅の途中では、現地で入手した資料やクレジット支払いの控えなどをどんどん放り込んでいく。そして帰国後、本当に必要なものだけを(旅先で手に入れた地図や名刺なども)軽めのA4ファイルに移し替えて作業終了。
 後日(何年も経ってから)文章を書いたり、同じ土地を再訪問する際に、古い資料を参照する必要の生じることがとても多い。なので、旅を終えた後の資料の整理は重要。そう思って、過去全ての海外旅行の資料も統一したフォーマットに移行中。

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・コクヨのスケッチブック(コクヨS&T 測量野帳スケッチ白上質)はとっても優れもの。表紙と裏表紙が肉厚なので手にもってメモできるし、方眼線が引かれているので、文章を書くのにもイラストを描くのにも便利。旅の最中はこのメモ帳に、関係者の連絡先や、出納や、日記など、ほとんどあらゆることを書き込んでいく。言葉が通じない国では、これを使って筆談までしてしまう。
 このスケッチブックは海外に行き始めたほとんど最初から使っているので、もう80冊くらいは持っているはず(長期の取材になると2〜3冊使うので)。



 表紙の「58」は58回目の海外渡航を意味する(この写真では分かりにくいかな?)。もうそんなに行ったのかと思うとちょっと感慨深い。

 経済的には豊かではない家庭に生まれ育ったからか、学生時代には海外旅行など夢のまた夢。いや夢に思うどころか、外国に行きたいと思ったことすらなかった。友人たちが長期の休みに海外に出かけて行っても、何が面白いんだろうと思っている次元だった。結局大学院を出るまでは一度も国外は体験せず、ワールドミュージックを聴き始めてからも、せいぜい一度でいいからバリでガムランを聴いてみたいと思ったくらい。

 それが気がつけば、どんな巡り合わせか、こんなこと(?)に…。人生とは予測がつかないものだと思う。

 生きている間にあと何回旅をできるだろうか? そんなことも思いつつ、スケッチブックをまた10冊注文した( → Amazon.co.jp )。




(追記)

 さきほど届いた。10冊で ¥1450(アマゾン、安い!)さて、次は何処へ?

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(2014.03.21)





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by desertjazz | 2014-03-18 19:00 | 旅 - Abroad

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 本日、北欧(スウェーデン、デンマーク、フィンランド)から帰国。テレビも電話もない環境の中でのんびりしてきた。

(本当はネットも通じなければ最高だったのだけれど、時おり緊急の連絡も入るので、完全にシャットアウトするまではできない。少しは滞在記をブログにも書こうかと思ったけれど、旅先では楽しむこと、ゆっくりすることが最優先。Twitter からも完全に脱していた。Facebookに時々写真をアップした程度。後日時間が取れたらブログにも滞在記を書いておきたいです。でも、ブログが一番後回しになってしまうんだなぁ。)

 北欧滞在中は音楽のことはほとんど忘れていた。北極圏での風の音が身体と心に響いてきて心地良かった。結局今回もレコードやCDは1枚も買わず。




 帰宅して郵便受けを開くとマルセイユからの小包が。中味は今年の Babel Med Music の資料で、オフィシャルブックレット(88ページもある!)とサンプラー 2CD。Babel は今年で10周年になる音楽見本市/音楽フェス(3/30-3/22 に開催)。その主催者が今年も関連資料一式を送ってきてくれたのだった。

 そのサンプラー "Babel Med Music 2014" の30曲を聴き終えた。やっぱり目玉はコンゴの Jupiter & Okwess International。早くライブが観たい! アゼルバイジャンの Fergana Qasimov も変わらず素晴らしいに違いない。

 マルセイユの男声5人ポリフォニー Lo Cor de la Plana とイタリアの女声4人の Assurd が合体した Ve Zou Via にも興味津々。Ruben Paz & Cheverefusion のアフロキューバン/サルサなんて生で聴いたら気持ちいいだろうな。ペルーの Dengue Dengue Dengue はバンド名だけでも気になる! やっぱり北欧からまっすぐマルセイユに飛びたかった(そんなに休めるはずないんだけれど…)。

 一番好みだったのはイラン(テヘラン生まれ)の Arash Khalatbari。1984年にパリに居を移し、今はインド洋のレユニオンで活動中とのこと。トラディショナルな要素も交えたエレクトロニカな音はここ数年間個人的に好んで聴いている。彼を聴いて思い出すのは同じレユニオンの Zong(何度もプッシュしたけれど、日本では全く話題にしてもらえなかった)。かの島には、こうした面白いエレクトロニカな音を滋養する素地があるのだろうか?

 彼のアルバムを探すと2枚出てきた。まずは最新作 "Isis Island (Arash Khalatbari Remix)" を iTunes で購入して聴いているところです(CD で手に入るのはファーストのみのよう。セカンドもレユニオンでは流通していると思うけれど)。






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by desertjazz | 2014-03-17 21:00 | 音 - Festivals

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 8ヶ月ぶりのマルメの朝。快晴。空の碧がとても深い。ここしばらく振りの陽気だそうで、人が一斉に外に繰り出し、犬たちも鳥たちもとても元気。色鮮やかな花々も咲き始めた。

(他の写真は FB にアップしました。)


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 街の中心部にある Victoriateatern をチェック。3/26 にジュピテル Jupiter が公演予定。彼らは今一番観たいグループのひとつ。月末までマルメに居ようかな?
(訊くと残席2。ここでも彼らは人気を得ているみたいだ。Victoria のフロアには4人がけの丸テーブルが並び BN か VV みたいなところかと思ったら、何とピクニック気分で食べ物持ち込み可だと説明された。面白い。)

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 昨年行けなかった BLUE DESERT MUSIC へも行ってみたが、ここはロック中心の店だった。SP 盤コーナーをチェック。収穫は全くなかったけれども、ただレコードを漁っている時が楽しい。
(現地盤の買い付けを頼まれたが、果たして何か見つかるだろうか?)






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by desertjazz | 2014-03-08 22:00 | 旅 - Abroad

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 昨年夏に続いて2度目の北欧。フィンランドのヘルシンキとデンマークのコペンハーゲンを経由してスウェーデンのマルメに到着。

After transits in Helsinki, Finland and Copenhagen, Denmark, now I'm in Sweden.

(Photo: Sea near Helsinki. It's frozen… )






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by desertjazz | 2014-03-07 22:00 | 旅 - Abroad

"Evergreen Music" from Nigeria

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 昨日取り上げた "The Footprints of a Victor ...Since 1951 : Evergreen Songs of Dr. Victor Abimbola Olaiya (OON) - The Evil Genius of Highlife Music (World Wide) Releases from 1954 - 2002" を拾い聴きしているところなのだけれど、やっぱりこの時代のハイライフ・サウンドはいいねぇ! 特にトランペットとサックスの艶やかなトーンが溜まらない。彼が編成の大きなダンス・バンド・ハイライフの時代からギターバンド・ハイライフの時代にかけて活躍した様子も伺われる。音源の状態もさほど悪くなくて楽しむには十分だ(一部の録音はダメージ大きいけれど)。これ、なんとか再入荷させられないものだろうか。

 この5枚組ボックスをリリースしたのは、いつもの?レゴスの Evergreen Musical Company。このレーベルは昔レゴスを訪れた時に知って、その CD をごっそり買ってきたのだった(多分、見つけた全タイトルとも)。

 その中の1枚 "Evergreen Hits of 20 Music Masters of Our Country Nigeria" は珠玉のトラックがずらっと並ぶ素晴らしいコンピ盤だった。Bobby Benson の大名曲 "Taxi Driver" の初CD化とか、Fela Kuti のレア・トラックを収録していることでも見逃せないアルバムだったはず。実際エル・スールに紹介したところ、ベストセラーになり、いまでも再入荷を繰り返しているそう。

 ブログに音楽のことを書くならば、なるべくこうしたディクスを見つけて紹介したいとは思うし、そこに情報を公にするひとつの意味があるとも思うのだが、最近はなかなかできずにいる。

 ところで、同じく Evergreen からは Victor Olaiya と同じフォーマットで Orlando Julius の 5CD もリリースされた。ブックレットが気になったけれど、Orlando Julius は以前に出た4枚セットを持っているので、これはパス。(もう売れたかな?)

 かつてリリースされた Evergreen 盤の中では、トランぺッター/バンドリーダー Roy Chicago のシリーズがとても良かった(6〜7タイトルくらい出たのかな)。もし彼のコンプリートボックスなんてものが作られたら頑張って手に入れたいと思うだろうな。





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by desertjazz | 2014-03-04 22:00 | 音 - Africa

DJ