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 新譜も全く聴いていないわけではない。先月末、W杯観戦の合間に今年上半期のベストアルバムについて考えてみた。結局まとめて公開するまでには至らなかったが、それらの中で年間ベストにも確実に残りそうなのは、SWP Records の "African Gems" の他に、才女2人によるこの2枚。

・St. Vincent "St. Vincent"
・Klo Pelegag "L'archimie Des Monstres"

 セイント・ヴィンセントはアメリカのシンガーソングライター、クロ・ペルガグはケベック出身のフランス系カナダ人。無理に共通点を挙げるならば、どちらも極めて独創的なアーティストであること。不思議なメロディーを書き、個性的な歌い方で、サウンド的にはキレた面も見せるなど、オリジナリティーが高い。その上、気がつくと琴線を揺すぶられているという完璧なポップミュージック。ヴィジュアル面でも個性豊かで実験性が高く、豊富なアイディアに驚かされる。今年は何か新しい音を聴きたい気分のときには、この2枚ばかり流していた。

 さて、今年後半はこれらと並ぶ音楽とあと何作出会えるだろうか?






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by desertjazz | 2014-07-20 10:00 | 音 - Music

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 アフリカン・ギターと言えば、やっぱりこの人だよな、と思って、久し振りにドクチュール・ニコ Docteur Nico のレコードを聴いている。いやー、気絶しそうになるくらいいいね!

 思うところあって、レコード購入はさらにペースダウン。今年前半はほとんど買わないでみた。どうしても聴きたい新譜が少なかったのと、音楽を聴く時間も精神的余裕もなかったのと、まだ聴いていないレコードとCDが溜まってしまっていることもあるけれど、簡単に言ってしまえば「金欠」。今計画していることがいくつかあって、その資金を捻出するためにレコード購入は我慢しているところです。

 ここ数日、昔買ったアナログ盤を聴いて思ったのは、これまでに集めたレコードをじっくり聴き込みたいということ。ホント、「宝の持ち腐れ」になってしまっていると改めて反省。

 最近はレコード店に行くのも1ヶ月に一度程度。今年後半はより忙しくなる見込みだし、書いている文章もやりかけていることも溜まるばかり。なので今年後半もレコードを買うことは我慢して、自分をコレクションを聴いて楽しみながら、諸々の案件をひとつづつ仕上げて行こうかと考えている。






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by desertjazz | 2014-07-20 00:45 | 音 - Africa

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 蒸し暑い夏の夜にはオルケストレ・バオバブのこの2枚も聴きたくなる。

・ORCHESTRE DU BAOBAB / "NDELENG NDELENG"
・ORCHESTRE DU BAOBAB / "UNE NUIT AU JANDEER"

 (→ DISCOGRAPHY OF ORCHESTRE BAOBAB

 どちらも 1978年に MUSICAFRIQUE からリリースしたアルバム。前者の "NDELENG NDELENG" には再結成後に再録音したナンバーも多くて愛聴しているが、後者の "UNE NUIT AU JANDEER" はもっと好き。「ジャンデールの夜」というタイトルもダンサブルなジャケットも最高だよな。今ではラテン/アフロキューバンのイメージが強いバオバブだけれど、70年代にはサイケなギターを押し出したロック/ソウル調のナンバーも魅力だった。 "UNE NUIT AU JANDEER" でも、バルテレミ・アティッソ Barthelemy Attisso のリード・ギター、それをバッキングするベンジェルーン Latfi Benjeloun のリズム・ギターが聴きどころ。2人のコンビネーションはいつでも最高だ!(ここだけの話、仲は xx なんだけれど)サックスやコーラスまでサウンド全体が実に活き活きしている名盤だ。

 これらも 1999年と 2002年にダカール(とバマコ)に行ってレア盤800枚発掘した時のもの。ダカール郊外のとある民家に案内され、そこの押し入れみたいな場所にそれぞれ50枚くらいが山積みになっていた(大部分がシールド盤)。「これもバオバブのLPだよ」と教えられたものの、バオバブの名前も写真もメンバーのクレジットも全くなし。「ホント?」と念押しすると「そうだ」と自信を持って答える。なので半信半疑で数枚ずつ買い取ってきたのだったが、これは大正解でもあり大失敗でもあった。だって帰国してから聴いてみたら、内容が最高じゃない!

 後で調べてみたところ、この頃のバオバブは契約移行期で、どうも前の契約が完了していなかったか、すでに別契約を済ませていたらしく、MUSICAFRIQUE からレコードを出すことは不可能だった。そこでアーティスト名の表記すらない形でのリリースとなったようだ(まるで、Miles Davis が "Somethin' Else" を "Cannonball" Adderley 名義で出した時のような話)。

 そうと知っていたら、見つけたレコードを全部買ってきたのに! 各タイトルとも1枚は自分が聴くために、1枚は保存用にシールド盤のままで残して、あと数枚は El Sur に委託した。それらのアルバム、買って下さった方が今でも楽しんで下さっていると嬉しいな。


(From Facebook)





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by desertjazz | 2014-07-20 00:00 | 音 - Africa

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 明日の夜は、渋谷 Bar Music で『黒いエレガンス』開催。Los Barbados のマスターのダイスケさんと、ワールド系 DJ の森田 潤さんが、極上のアフロをプレイする楽しみなイベント。私も DJ を依頼されたので、南アのジャイヴ&スウィング・ジャズでも…と思ったけれど、選盤は間に合わず。せめて少しでも顔を出せたらいいな。

http://www.facebook.com/events/901452946548105/




 他にもコンサートやイベントの情報が次々舞い込んできているが、整理して紹介する時間が取れない。何とかしなくては…。





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by desertjazz | 2014-07-19 22:00 | 音 - Africa

Count Down to Sukiyaki 2014

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 今日はランチでお邪魔した Los Barbados でスキヤキ/ジュピテル関連のフライヤー2つをゲット。いよいよ夏本番、今年の祭も間もなくですね!

 ハードだったスケジュールは今日でやっとひと区切り。W杯観戦が終わっても3時起き、薄暗いうちから仕事に出たりしていたので、メールへの返事なども完全に滞ってしまい失礼しました。

 さて、明日からドライブかけて行こう! メール返信して、溜まった原稿を完成させて、インタビューの準備して、食事会のプランを練って、等々、、。でも、どれから取りかかったらいいのやら?

 そんなことを考えながら、古いアフリカ盤を聴きつつ、久し振りにまったりしているところ。蒸し暑い夜に聴く、コラによる伝統音楽やニコのギターはいいな。ジュピテルはフランコの音楽についてどう思っているのだろう? 来月会った時にそんなことも訊いてみようかな?


(from Facebook)





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by desertjazz | 2014-07-18 23:55 | 音 - Festivals

Fever Pitch 2014

 いやー、ワールドカップ、楽しかった! 面白い試合が多すぎて、結局ほとんどの試合を、しかもその大部分をライブ観戦してしまった。再放送含めて3回観た試合もあったし、同時進行する1次リーグの3試合目は2台のモニターを並べて観ることになったので、延べ100時間は観たんじゃないだろうか? (深夜1時から生で3試合、それからビデオで2試合と、半日で5試合観た時には、途中で眼球の表面がピチピチ鳴って、後で鏡をみたら真っ赤に内出血。さすがにこの時は不味いと思って目を休めたけど)本当に、誰もが力を出し尽くしたいい大会だったと思う。

 FIFAの腐敗振りは言われている通りだと思うし、判定の曖昧さや不完全さなども認める。けれでも、折角の「4年に一度の世界最大の祭典」(これも FIFA の命名なのかもしれないけれど?)ならば、一緒に楽しんだ方が得だろう。そう決めたものの、前回の南ア大会と同様、現地行きは早々に諦めてTV観戦。原稿の依頼は断り、相談事も全て棚上げ、ブログは完全に休み、ツイッターなどネットからはほぼ離脱。ひたすら試合を見続けた。

 大会が始まる前に決めたことは、とにかく集中して観ること。だから、W杯に関することはネットに一言も書かない。終わってみてこれはその通りになった。時々ツイッターで実況する人がいるけれど、これは自分には無理。一瞬でもモニターから目を離したくないから、できっこない。ビデオ録画してまだ観ていない試合についても余計な情報を目にしたくなかったので、ツイッター実況の激しい方は(一時的に)リムーブ。他のスポーツ競技でも、音楽のライブ会場などでも、しきりにツイートしている人が結構いるけれど、これって個人的には苦手。まあ、楽しみ方は人それぞれでしょう。

 期間中「アフリカのチームを応援しているんでしょ?」と何度も訊かれた。2002年の日韓大会のオープニングマッチ「フランス対セネガル」をソウルのスタジアムのセネガル・サポーター席で観たくらいなので、まあ心の中でひいき目になる気持ちはあった。けれど、組織的な繋がりに欠けるチームが1次リーグで敗退したのは仕方ない、と言うか、それで良かったのだと思う。応援する国を訊かれる度に「特にない」「日本戦にはあまり興味がない」「XXの試合は観なくてもいいかな」などと答えるものだから、毎度不思議そうな顔をされる。だけれど、自分はどこが勝つかという「結果」よりも、とにかく良い試合を観たいという「内容」を求める。だから「XXのような試合を決勝リーグでも観たいと思う? 勝ち残ったら迷惑じゃない?」と訊き返すと、誰もが納得してくれる。音楽にしたって、好きなアーティストの凡庸な音楽よりも、旬のアーティストの音楽を聴いた方が満足できるでしょ!(いや、比較の仕方が違ったかな??)特定の国に勝って欲しいと思うのも、勿論ありです。まあ、楽しみ方は人それぞれでしょう。

 その内容の点では、今大会は本当に充実していた。1次リーグはまるで台本があるかようなファンタスティックな展開が繰り返されたし、決勝リーグは物凄い緊張感の連続。それぞれの特徴が激しく出ていた。

 そうした大会で勝ち残れなかった国の中には、4年前(あるいは1年前)の良いイメージを持ち過ぎたことが敗因となったチームもいくつかあったのではないだろうか? 例えばオランダのロッベンのように4年前と全然変わっていないことに驚かされた選手もいたが、期待通りのプレイを見せられなかった選手たちも目立った。最高のミュージシャンたちや天才学者たちでもいつの間にかキラメキを失っていくことに驚かされるが、これはスポーツの世界も同様。本当のピークはとても短いのだろう。何とも残酷なことだと思う。

 そういった観点からは、人間の弱さだとか、組織のダメなところだとか、時の運だとか、取り巻きたちの金勘定だとか、様々なことの観察もできたように思う。まあ、楽しみ方は人それぞれでしょう。

 サッカーについては素人ながらも、このような諸々の感想も抱いた1ヶ月間だった。さあ、これでやっと眠れる。読書と音楽にも戻れる。…と言いたいところだが、第101回ツール・ド・フランスが始まり、こちらもTV観戦を始めている。さて、普通の生活は一体いつ戻ってくるのだろう?






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by desertjazz | 2014-07-14 18:00

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