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 The Idan Raichel Project 初の日本公演までいよいよあと1週間。どんなライブになるのかな? 大好きな "Bo'ee" や "Mi'Ma'amakim" をまた聴けるといいなぁ〜。

Billboard Live 東京 | 「SABON」presents イダン・ライヒェル




 そのイダンが今日 Cumbancha から新譜をリリースする。マリのギタリスト Vieux Farka Touré との2枚目のデュオアルバムで、前作 "The Tel Aviv Session" (2012年)に続くタイトルは "The Paris Session"。恐らく前作と同じような主旨のアルバムなのだろう。

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Cumbancha | The Touré-Raichel Collective - The Paris Session






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by desertjazz | 2014-09-30 00:00 | 音 - Music

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 しばらく前に英 Sterns からリリースされたコンピレーション "Les Ambassadeurs du Motel de Bamako" をようやく買って、ここ最近聴いている。

(海外盤や洋書は送料を考慮してまとめ買いするようにしているので、欲しいアイテムがある程度溜まるまで時間がかかってしまった。)

 マリのアンバサデュールはサリフ・ケイタと(ギニア出身の)カンテ・マンフィーラという西アフリカ音楽を代表する大物2人が在籍したことで有名なバンド。この 2CD には、レイルバンドを離れたサリフ・ケイタが加入して以降、1975〜78年の録音がコンパイルされている。CD ジャケットから想像がつく通り、仏 Sonafric 盤 "Les Ambassadeurs du Motel de Bamako Volume 1" と "Volume 2"(ともに 1977年)の曲や、ほぼ同時期に Sonafric からリリースされたシングル曲が中心。他にはこれら2枚に先立つファースト LP "Les Ambassadeurs du Motel" からも2曲選ばれている。

 注目したいのはシングル盤の曲を多く収録している点だ。彼らがリリースしたシングル盤は以下の5枚。

Kanté Manfila et les Ambassadeurs "Ambassadeur" / "Mana Mana" (Sonafric SAF 1725, 1975)
Les Ambassadeurs du Motel "Super Pitie" / "Bolola Sanou" (Sonafric SAF 1773, 1975)
Les Ambassadeurs du Motel "Saranfing" / "Sabar" (Sonafric SAF 1786, 1976)
Les Ambassadeurs du Motel de Bamako "Ngana" / "Djoula" (Sonafric SAF 1814, 1976)
Les Ambassadeurs du Motel de Bamako (République du Mali) "Tiécolom-ba" / "M'bouram-mousso" (Sonafric SAF 1815, 1976)

 これら10曲のうちの9曲が今度のコンピ盤で聴くことができる。昔 彼らのディスコグラフィーを作成した時には、4枚目と5枚目のシングル盤は存在すら知らなかった。でも折角なら残る1曲、大甘なバラード "Super Pitie" も入れてくれたら良かったのに…。

("Super Pitie" は LP Vol.1 に、シングル4枚目と5枚目の4曲は LP Vol.2 に収録されている。)

 この CD、ディスク1にはサリフがリード・ヴォーカルのトラックを、ディスク2にはカンテ・マンフィーラ、イドリッサ Idrissa Soumaoro、ウースマン Ousmane Dia らがリードの曲を中心に集めている。ディスク2には未発表録音(ラジオ・マリの放送テープ録音)を2トラック収録するというサプライズも。いずれの録音もサリフの若々しい歌声やカンテ・マンフィーラの艶やかなギターが楽しめるマンディング・ポップばかり。今回彼らの録音をまとめて聴いてトランペットの魅力にも気づかされた。


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(Les Ambassadeurs のファースト・シングルとセカンド・シングル。ファーストは Kante Manfila 名義。これら2枚のシングルのスリーブ写真にも、ファースト LP の写真にも、サリフ・ケイタが写っていないのは何故なのだろう?)




(CD やシングル盤を聴いていて、気がついたこと、気になったことがあった。それらについては今度時間のあるときに…。続く?)






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by desertjazz | 2014-09-29 23:00 | 音 - Africa

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 このところ古い録音作品を取り上げることが多くなっているが、新しい作品もそれなりに聴いている。最近の日本人のアルバムの中で良かったのはこの2枚。

 ギタリストの笹久保伸と現代音楽作曲家の藤倉大による『マナヤチャナ』は実験的作品。笹久保のギターの短いフレーズの数々を藤倉が分解・加工、それをパーツとして新たに作曲し再加工、それをさらに笹久保に返して、、、といった往復によって作り上げられた。出来上がった音楽は、刺すような緊張感と心安らぐような優しさとが同居した、特定のジャンルには収まらないもの。制作過程で2人が直に会うことはなく(多分今でも面識はない)ネットを使った音源ファイルのやり取りだけで済ませてしまったこと、ライナーまで Facebook のチャット機能で書き上げてしまったことも面白い。

 かつて Jagatara や Mute Beat に在籍したキーボード奏者、エマーソン北村のソロ『遠近(おちこち)に』は、どこまでも穏やかで暖かい。その音にちょっとレイ・ハラカミも思い出してしまった。夜に流していると気持ちが落ち着いてくる。



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 他には今年話題のこんなところもチェックがてら時々聴いている。これらは、良いかどうか、好きかどうかを言う以前に、自分が今必要とする音楽かどうかを考えると、いずれもその対象からは少し離れている。ただ先日東京で行われたアルメニアのピアニスト、ティグラン・ハマシアン Tigran Hamasyan のライブだけは行くかかなり迷った。結局パスしたのだけれど、やっぱり観ておくべきだったかも知れない。






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by desertjazz | 2014-09-28 23:00 | 音 - Music

Eating Cookbooks Again

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 ロンドンのノッティングヒルに店を構えるイスラエル人人気シェフ、ヨタム・オットレンギ Yotam Ottolenghi の新刊 "Plenty More" が 9月11日に出版された。これは春に買った "Plenty" の続編。イギリスに予約注文しておいたその本が先日届いたところで、少しずつページを捲って楽しんでいる。

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 オットレンギの料理本は 2008年に出た "The Cookbook" も合わせて買ったので、Yotam Ottolenghi / Sami Tamimi コンビの本はこれで4冊。どの本も食材(特に野菜)の色合わせのセンスが抜群で、眺めているだけでも楽しい。

 しかしそれだけでは意味がないと思って、昨日、掲載されているレシピを参考に Ottolenghi 風の料理をいくつか作ってみた。

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(詳しくは Facebook に書いたので、具体的紹介は省略。)




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 評判のいい Rawia Bishara "Olives, Lemons & Za'atar" も買ってみた。これで今月はアフリカ〜アラブ〜地中海料理の本ばかり5冊も買ってしまった。美しい料理の写真を眺めているだけでなく、そろそろ本格的な地中海周辺の料理も味わいたいものだ。






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by desertjazz | 2014-09-27 00:00 | 食 - Eat & Drink

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 オリヴァー・サックス『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)―脳神経科医と音楽に憑かれた人々』読了。オリヴァー・サックスは『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』『妻を帽子とまちがえた男』に続く3冊目。続けて『音楽嗜好症』も読みたかったが、単行本がやや高く、文庫版もすぐに出るだろうと待っていたら、やはりこの夏に出た。

 音楽に無関心だったのに突然音楽に夢中になる人、音楽を職業としていたのに突然音楽の存在に絶えられなくなる人、音楽を愛していたのに突然音楽を感じられなくなる人、さらには音楽によって自閉症が改善した人などなど、音楽と人間(脳)との深く不思議な関係を描いた全29章。


・ある音楽が脳内から離れなくなる体験は誰にでもあると思うが、それが病的症状になって生きていることさえ辛くなる症例があることは驚き。「脳の虫」とは巧みな表現。

・眼が見えないこと、耳が聞こえないことは大きな障害だが、耳が聞こえていても音楽を感じない(音の高低を判別できない、周囲の人が音楽を聞いて感動していることが理解できない、等々)という生き方も大きな悲劇だろう。

・人間にとっての音楽は単なるひとつの趣味・嗜好なのではなく、言語の誕生とほぼ同時に深い関係性を持ち続けてきた特別な存在であることがよく伝わってくる。そして、人間にとってのリズムの重要性も。人間はリズムに乗って動作する生き物である。

・記憶が失われていても、ある音楽がトリガーになって古い記憶が蘇ったり、話せない人が歌い出したり作曲したり、治療困難な症状を音楽の力によって軽減したり。

・過去の著名人や音楽者の多くがこの種の病を抱えていた可能性を指摘。また、『失われた時を求めて』を引き合いに出しての「プルースト現象」の指摘も興味深かった。

・音楽の感じ方は人ぞれぞれ。いわゆる健常者の聞こえ方/感じ方が正しいとも言えない。また健常者相互の間でも違いがあってもおかしくはない。

・サックスの過去の作品や、スティーヴン・ミズンの『歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化』、 ダニエル・J・レヴィティン『音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか』などでもそうなのだが、音楽はなぜ/どのようにして生まれたのか、音楽は脳の中でどのような働きをしているのか、音楽嗜好症のような病はなぜ起こるのかといったことについて、結局正確なことまでは分からない。そこにもどかしさを感じるのだが、人間の身体と脳はそれだけ複雑で不思議なものだということなのだろう。


 様々ことを思いながら面白く読んだが、一番強く感じたのは自分が「音楽を感じられる」脳と身体を持って生まれてこられた幸せだった。人間の脳は本当に不思議だと思う。






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by desertjazz | 2014-09-26 17:00 | 本 - Readings

Occitan Music 2014

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 自分にとって秋はマルセイユとオクシタン・ミュージックの季節。というのも毎年10月にマルセイユで大規模な音楽フェス Fiesta des Suds が開催されるから。今年もその日が次第に近づいて来ていて、昨夜は毎年恒例のプレス・カンファレンスが開かれた模様。毎年のように今年も主催者から招待の案内が届いていたのだが、結局今年も顔を出すことができなかった。

 それより今年は Fiesta des Suds 自体に行くことも無理。結成30周年になる Massilia Sound System だけでも観たいと思って、数泊のみのフランス旅行も模索した。しかしすでにエアチケットは高過ぎるし、これだけ円安/ユーロ高が進んでしまうとどうにも気が進まない。

Fiesta des Suds 2014 10/15 - 10/18

(今年は会期が1週に短縮されたのは、どうしてなのだろう?)




 そんなわけで、まあいつかまたマルセイユに行く機会もあるだろうと自分を慰めながら、今年の夏にリリースされたオクシタン・ミュージックのアルバムを聴いている。

Oai Star "Oai And I"
Moussu T e Lei Jovents "Operette"
Zebda "Comme des Cherokees"

 Moussu T の新作は 1930年代にマルセイユで流行ったオペレッタのカバー集。Zebda の新作はひたすらポップで楽しい(ジャケットには4色/タイプあるが、ウチに届いたのは黄色版だった)。両者とも彼ららしいサウンドに満ちていて、とても楽しいのだけれど、どうも何かが足りない。これまでの作品のレベルには達しておらず、これなら無理して作る必要はなかったのではないかとも思ってしまう。けれども、彼ら自身がこうしたアルバムを作りたくて、またそれを本人たちが楽しんでいるのだとしたら、日本から余計な感想を述べるのは野暮だろう(…と、多くは語らない)。

 Oai Star の新作については以前にも書いた。(→ "Oai & I" )最近これの CD もようやく入手できたので聴き直してみたら、ネット試聴とは俄然印象が違ってびっくり。CD をハイファイなステレオで聴くと、実に痛快なロックンロール・サウンドだった! いやはや Gari たち完全復活だね!

(アルバムが終わって10分後にシークレット・トラックが入っていた。)




 そして 10/21 には Massilia Sound System の結成30周年アルバムがリリースされる! タイトルはずばり "Massilia" ?? アルバム・カバーはこの青いジャケットになるのか?? すでに Pre-Order が始まっていて、アナログ盤も発売される予定。

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 そしてそして、同日 10/21 には、Massilia Sound System のバイオ本が遂に登場する!

Camille Martel "Massilia Sound System - La façon de Marseille"

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 今年はマルセイユにもトゥールーズにも行けそうにないけれど、オクシタン・ミュージックの秋はまだまだ続くのだ!






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by desertjazz | 2014-09-25 21:00 | 音 - Music

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 ミシェル・レリスの『幻のアフリカ』を文庫版で読み直している間、自分が旅行記の類に求めるものは何だろうかと考えていた。好きな旅行記の条件はいくつもあるけれど、3つだけ挙げるならば、

 1.長いこと
 2.移動し続けること
 3.思索的/考察的であること

 これら3項目になるだろうか。

 『幻のアフリカ』は項目1と2に関しては十分で、3に関しては可とも不満とも言い得る。基本的に日記そのままであるため、余分な部分が多いのだ。沢木耕太郎の『深夜特急』も同様に項目3については及第点以下(この作品は面白くて一気に読んだが、実は旅行記としてはあまり好きではない)。

 自分にとっての理想的な旅行記として即座に頭に浮かぶのは、田中真知さんの『アフリカ旅物語』、ポール・セローの『ダーク・スター・サファリ』、それにアルフレッド・R・ウォーレスの『マレー諸島 オランウータンと極楽鳥の土地』だ。先の項目3を言い換えると、旅する目的が明確であること、旅に必然性があること。3作品ともただ長い距離を移動するだけでなく、旅の動機が確固としてある。絶えずそれと向き合ったことで見事な旅として結実している様が明確に伝わってくる。

 他にも大好きな旅行記は多々あるので、ベスト10冊を選んでみても面白いかも知れない。

(反対に嫌いなのは、単に移動過程を書いただけのものや、旅先でのトラブルばかり連ねた本。現地の人びとへの悪口を読んでも旅の動機や目的が全く分からない。駐在婦人たちによる狭い世界だけを綴った本も苦手。しかし年々そうしたものは減って、日本人の書く旅行記のレベルも向上していると思う。)



 旅行記は読むだけでも楽しい。それに加えて、旅行記をたくさん読み(外国についての本や海外の小説も)、実際に遠い異国を訪ね歩き、そしてそうした土地の音楽を聴くと、それらが相互作用して理解が深まる。自分が旅を繰り返すのは、好きな音楽をもっと肌で感じて理解したいと思っている面もあってのことだろう。



 そして、良い旅行記を読むと、旅への憧れが膨らむし、次の旅へのヒントにもなる。

 実は一昨年の秋、長めの休みが取れそうになったので、久し振りに移動型の旅をしようと考えた。真っ先に検討したのは2つのプラン。

1)南アからナミビアに入りナミブ砂漠でキャンプ → サン(ブッシュマン)の古代壁画のあるツォディロヒル(ボツワナ北西部) → マウン → オカバンゴ・デルタ → セントラル・カラハリ・ゲーム・リザーブ再訪

2)インドネシアのバリ島から東へヌサテンガラ諸島を行けるところまで進む(ロンボク、スンバ、スンバワ、ロテ、チモール、キサール、アルー、テナルテ、等々)


 想定した期間はおよそ1ヶ月。しかし急なことだったので準備が間に合わず、旅が成立しない不安の方が大きくて諦めてしまった。結局別のプランを拵えて、マルセイユ → ヴェニス → マルセイユ → モロッコ周遊(フェズ、メルズーガ、ワルザザード、マラケッシュ)と何とも不思議な3ヶ国の組合せに。それでも考えていた以上に充実した旅にできたが、予想通り中途半端ともいえるもので終わった。今から考えると、思い切ってナミビアに飛んでしまえばどうにかなっただろうと思う。実際これまでの旅は全部そんな調子だったのだから。

(この時は、ナミビア、ボツワナ、モロッコ、イタリア、インドネシアなどの膨大な量の資料と格闘してプランを練ったものだから、毎日気が狂いそうな思いをした。たまには一切の計画なしに飛行機に飛び乗ってみたい。)



 アフリカまで繰り返し出かけていくのには、『アフリカ旅物語』から少なからず影響を受けている。ヌサテンガラの旅はもう20年以上昔からアイディアを暖めているが、そうさせたのは『マレー諸島』を読んだからだ。

 ウォーレスのような旅がしたい。けれども、ウォーレスが旅した時代(19世紀中頃)と比べたら、世界中どこも環境や人びとの暮らしはすっかり変わってしまった。たとえ会社勤めを辞めて長旅に出られたとしても、例えばスタンレーやレリスが旅歩いたアフリカも、ウォーレスが探索したアマゾンやマレー諸島も、今はもうない。かつての牧歌的な雰囲気は世界中からほぼ失われ、それを求めに日本を旅立ってもノスタルジーさえ生まないのではないだろうか。

 数々の旅行記を夢中になって読んでいるのは、そうした旅のことごとくが、自分が抱える条件と照らし合わせても、時代変化の大きさを考慮しても、再現不可能だと分かっているから、過去の素晴らしい旅を頭の中で追体験したいという願いが強いからなのだと思う。

 そんなことを思いながら、最近また『マレー諸島』を少しずつ読み返している。



(ウォーレスの『マレー諸島』は、単行本の新装版がカラー印刷で美しい。けれども、文庫で持っている本を6000円以上出して買い直す気が起こらなかった。でも今回折角なので、その新装版で読み直そうかと思った。しかし調べてみたら既に品切れ。古本もことごとく1万円を超えている。やっぱりある時に買っておくんだった。)

(いや、そればかりか、文庫版まで品切れになっている。これは常に入手可能であって欲しい名著なのに!)






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by desertjazz | 2014-09-24 19:00 | 本 - Readings

等々力渓谷散策

 ここ最近は本やレコードやカセットなど「もの」についての話が続いた。そろそろ「もの」から離れて自然の音を浴びたい気分になっている。

 秋らしく晴れ渡った今日は朝から等々力渓谷まで散歩。歩いていると汗ばむくらいの暑さなのに、森の中に入ると空気がヒンヤリとしていて気持ちがいい。

 東京・自由が丘からほど近いのに、場所によっては自動車などの都会の音が全く聞こえず、虫や鳥のさえずりだけに包まれる。

 ここを訪れる人は少ないのかと思ったら、トラッカー、ランナー、観光客含めて、昼前には結構な人出。祝日だったので小さな子供連れ家族も多かった。

 自宅から約3km、歩いて30分ほどの場所にある、素晴らしい空間。時々は訪れないと勿体ない。(でも、来たのは2回目だったかな?)

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by desertjazz | 2014-09-23 12:00 | 旅 - Japan

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 ふと思い立って、ナミビアの Jackson Kaujeua(発音はジャクソン・カウジェウア?)を聴いている。オリヴァー・ムトゥクジが歌うンバクァーンガといった雰囲気。

Jackson Kaujeua "Vatera" (Paul Joubert Music ZDGR 1215, 1992)

 Jackson Kaujeua は多分ナミビア音楽史上で最も有名なポップシンガーなのではないだろうか。彼を知ったのは "Stern's Guide to Contemporary African Music Volume 2 - The World of African Music" を読んでのこと。Ronnie Graham が執筆/編集したこの本は出版当時(1992年)最も詳細なアフリカ音楽のレコードリストだった。そしてこの本の一番最後に取り上げられていたのが J. Kaujeua(P.220)。彼に興味を覚えて 1993年にボツワナに滞在中カセットを探してみた。1991年にリリースしたファースト LP "One Step Higher" は見つけられなかったが、その代わりに入手できたのがこのカセット。恐らくセカンドだろうと思う。

 J. Kaujeua は 1953年の生まれ。ナミビアがまだ植民地だった時代に彼はナミビア独立運動の象徴であったようだ。"Stern's Guide" にはジンバブウェのトーマス・マプフーモのような存在として紹介されている。1974年に国を離れた(亡命?)ものの、1990年の独立直後にナミビアに帰還。サウンド的にはエレクトリックなンバクァーンガといった風に南アからの影響が強い。自ら曲を書き、ナミビアに15ある主要言語全てで歌うという。このカセットでもブッシュマンやコーサに特徴的なクリック混じりの歌も楽しめる。

 彼は今どうしているのだろうと思って YouTube を検索してみたところ何曲か聴けた。

YouTube | Kalahari - Jackson Kaujeua
YouTube | Jackson Kaujeua - Power to the people
YouTube | A Real Treat by Jackson Kaujeua

 この "Kalahari" という曲もいいな! ブッシュマンの言葉で馴染みの4種のクリックがたっぷり聞ける。

 だが同時に、YouTube のコメントを読んで、彼がすでに4年前に他界していることも知った。まだ 56歳という若さだった。

Wiki | Jackson Kaujeua






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by desertjazz | 2014-09-22 21:00 | 音 - Africa

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 竹沢尚一郎『西アフリカの王国を掘る:文化人類学から考古学へ』 (臨川書店、フィールドワーク選書 10) 読了。マリ共和国の北部の村やニジェール川沿いの町ガオにおける最近10数年間の発掘調査に基づく研究結果をコンパクトにまとめている。

 西アフリカの歴史は肝心な部分にも分かっていないこと、定説に怪しいものがまだまだあるという。従来から文化人類学者たちによってなされてきたイスラームなどの文献や口承伝承の研究を通じてだけではなく、直接遺跡を発掘調査するによって、新たな事実を探る竹沢氏の研究の面白さが伝わってくる。古ガオ遺跡のような大規模な遺跡が近年になって発見されたこと、そこから得られた新事実や推測が従来のアフリカ史を大きく書き換える可能性があることに、少なからず興奮させられた。

 むすびとして書かれた、世界史の中にアフリカを置き(西アフリカとの交易と奴隷貿易を通じたヨーロッパに発展を描き)、そこを起点とした歴史の再検証も興味深かった。もっと大部の資料でも読んでみたい内容だったし、今後の発掘調査も待たれる。




 この本の舞台となっている西アフリカのマリ共和国は、旅しようとしながらほとんど実現できなかった国のひとつ。1999年5月にダカールから Air Afrique で首都バマコに飛んで、そこにほんの数日滞在しただけ。有名なモスクのあるジェンネあたりにや砂漠のブルース・フェスが開催される北部の砂漠地帯には行ってみたいと思い続けたのだが…。国内線があまり頼りにならないマリの旅は時間がかかりすぎるので難しい。



 (徹夜仕事明けなので、今日は軽めに…。)





 (追記)今日 9/22 はマリの独立記念日らしい。ちょっとした偶然。





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by desertjazz | 2014-09-21 14:00 | 本 - Readings

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