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 カデール・ジャポネ Kader Japonais 絶好調!最新作 "Hkaya" が素晴らしい!

 ダイナミックで情感溢れる歌声。絶妙にビブラートするコブシの気持ち良さ。基本オーソドックスな中にも、時おりキラッと光るものを感じさせるアレンジも抜群にいい(2曲目がお気に入り)。特に5曲目 "Jaya W Tebki" でのシンセの爆発振りがすごい。シンセ歌いまくりで、ジャポネの歌と伴奏とが主従逆転しているほど。そしてオーラスはまさかのデザート・ブルース(IMZAD と共演)、これがまたカッコいい! それにしても何という切迫感だろう。隅から隅までギュッと詰まった濃密でスピード感溢れる王道ライ。全8曲、極上のライブを聴いている感覚にももっていかれる。爆音で浴びて快感に浸らないと勿体ない音の渦だ。その中心にいるのはやっぱりジャポネの声(その録音がまた秀でている)。ヴォコーダーも極薄でそんな小細工不要な強靭な地声が切れまくる。絶頂期の Khaled にも迫るか? 大物たる風格・貫禄を感じさせるジャケ写ポートレイト通りの充実作だ。100作近い今回の入手盤の中でもトップランクの1枚。


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 パリ、バルベスでは若い頃のアルジェ Dounia 盤も2枚見つけたので買ってみた。彼は若い頃から結構完成された歌い手だったようだな。でもこの頃と比べると今の面構えが実にいい。







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# by desertjazz | 2016-12-04 00:00 | 音 - Music


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 先日マルセイユのベルザンスで Aissa Djarmouni の CD をどっさりまとめ買いした時、「ならばこれも欲しいだろう」とばかりに店主が取り出したのは El-Hadj Bouregaa(その後も El Bar Amar だとか Beggar Hadda だとか Aissa Gellil だとか Khelifi Ahmed だとか、アルジェリアの渋いところを次々探し出してくれた。それらの盤については別の機会に)。彼の Edition Etherlux 盤は初めて見たかなと思って、これも買ってみた。

(1) El-Hadj Bouregaa "Ya Guelbi Ayetni" (Edition Etherlux HL 101) - 8 Tracks


 エル・ハジ・ブーレガはアルジェリア北東部スーク・アフラース Souk Ahras の出身の歌い手で、アルジェリアからチュニジア北西部にかけての地域で人気を博したという。基本、葦笛ガスバと対話するような歌で、曲によっては太鼓のアンサンブルが交わることもある。


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 彼の CD は Edition Azizi Phone から多数のタイトルが出ていて、ネットなどでも容易に聴くことができる。確か以前に買って持っているはずだと思って探してみたら2枚出てきた(そう何枚も持っていても仕方ないと思って2枚だけにしたような記憶がある)。これらを入手するのはまださほど難しくないだろうと思うのだが、持っている Azizi Phone 盤は録音状態が悪くあまりお薦めできない。今回録音状態の良い Etherlux 盤で El-Hadj Bouregaa を聴いて自分もやっと彼の音楽の良さを楽しめたように思う。

(2) El Hadj Bouregaa "Wach Jab El Khadra" (Edition Azizi Phone CD:311) - 4 Tracks
(3) El Hadj Bourougaa "Mamchot Egmar" 'Edition Azizi Phone CD:402) - 4 Tracks




(現在、ライ盤をマラソン試聴中につき、今夜は軽めに…。)







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# by desertjazz | 2016-12-03 00:00 | 音 - Music


 ウアムリア奈津江さん(毎度ご教示どうもありがとうございます!)が紹介されて以来、El Sur Records 周辺で話題になっている??アルジェリアはシャウィの伝説的歌手、アイッサ・ジェルムーニ Aissa Djermouni。同店に(わずか数枚ずつ)届けられた Edition Ouarda Phone の赤盤と緑盤は真っ先に購入したが、他に青盤など数タイトルの CD があるらしいことを知り、今回のフランス滞在を利用して探してみた。

 まずパリのバルベス。CD店を一軒一軒訊ね歩くものの、どこでも首を振られるばかり。Abderahmane El Koubi のアルジェリア盤デッドストックを持っていた店でも同様(その代わり El Koubi のそのストックは今回まとめて購入)。

 続いて訪れたマルセイユのベルザンスで、馴染みの店を巡り歩く。ここでもきっとダメだろうと思いながらも、某店で Aissa Djermouni はあるかと問うと、店主がにんまりして奥から取り出したのは Aissa Djermouni の CD ひとやま。現在アルジェリアでも入手困難らしい Edition Ouarda Phone の青盤に加えて Editions Etherlux 盤も2種。これらは迷わず全て買い取ってきた。自分用のバックアップになるし、日頃お世話になっている友人達へのプレゼントにも使えるし、本当に聴きたい/聴いてもらいた方のためにもなるだろう(もしかするとトレード用に確保しておくといつか役に立つ・・・ことはないだろうな)。

(1) "Genre Chsoui" (Edition Ouarda Phone No.3001) - Green / 6 Tracks
(2) "Labssat Larhaff" (Edition Ouarda Phone No.3002) - Red / 4 Tracks
(3) "Folklore Constantionois" (Edition Ouarda Phone No.3012) - Blue / 4 Tracks
(4) "Aissa Djarmouni" (Editions Etherlux) - Multi-Color Disc / 9 Tracks
(5) "Aissa Djarmouni" (Editions Etherlux) - Blue Disc / 4 Tracks


 とは言いつつ、この収穫はあくまでも自分が聴きたいと思う音源を探し歩いたたまたまの結果に過ぎない(今年マルセイユに行く予定は全くなかったのだが、ギリギリで予定変更。やっぱり呼ばれていたのだろうか)。正直それだけで精一杯。それ以上のことは個人の能力を超えるので、もしこうした貴重な音源を聴きたい人が多いならば、日本でも容易に買うことができる編集盤のようなものがあることが望ましいのかも知れない。

 そんなことも考えつつ、古の歌声をじっくり聴き込み始めている。葦笛ガスバとベンディール?の伴奏を伴った、こぶしたっぷりの極渋な歌声がいい。

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(これで Aissa Djermouni の5枚が揃ったが、Editions Etherlux にはもう1枚ジャケットの異なる CD が存在し内容も異なる可能性がある。/ 収録トラックの比較はまだだが、恐らく(2)と(5)とはほぼ同内容。彼が残した録音に関しては、これからもう少し調べてみようと思う。)







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# by desertjazz | 2016-12-02 00:00 | 音 - Music


 凄い!と噂されながらも幻だった Haruna Ishola の息子 Musiliu Haruna Ishola。"Soyoyo" を2005年ナイジェリアでやっと見つけ出し、彼の強烈/驚愕なアパラを遂に聴くことができた。しかしその後、何故だか続作には出会わない。そんな Musiliu Haruna Ishola、12年振りに訪れたロンドンのペッカム Peckham でこのアルバムを発見。ネットでもエル・スールでも見たことないぞ。オープニングがまるでジュジュのようなバックサウンドで軟化したかとも思ったが、その後は76分24秒ノンストップの怒濤のアパラ。高級プレイヤーだとさすがに終わりの方はまともに再生しなかったのもナイジェリアらしい?

 Musiliu Haruna Ishola の CD は他に4〜5タイトルほど出ていることは分かっているが、未入手/未聴。"Soyoyo" を超える作品があるかどうか、ちょっとばかり気にはなる。


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# by desertjazz | 2016-12-01 00:00 | 音 - Music


 今回ヨーロッパ旅行を決めたのは(3ヶ国8ヶ所に滞在)、昨年11月13日に凄惨なテロに見舞われ90名が命を落としたパリのバタクラン Le Bataclan が約1年振りに再開し、その早々に Youssou N'Dour の出演が発表になったから。そんな Youssou の心意気に惚れ、また久し振りに彼の歌声を聴きたかったので(それには今年3月にオークランドで Bruce Springsteen のライブを観たことも大きく影響している)、11月18日と19日のバタクラン公演を軸に日程を組んだ。大仰な言い方になるが、テロと生きる時代について旅を通じて少し考えてみたくもなったのだった。

 パリでは、帰国最終日のギリギリで Youssou の最新作セネガル盤2タイトルをようやく入手できた。

・ "#Senegal Rekk" / Youssou N'Dour e Le Super Etoile
・ "Africa Rekk" / Youssou N'Dour

 "#Senegal Rekk" は5曲収録のミニアルバム。目玉トラックは Akon と共作/共演した "Song Daan" だろう。"Begg Na Leen" も素晴らしい。躍動感あるンバラで Le Super Etoile de Dakar 躍如たるナンバーだ。

 そして今月ソニーからインターナショナル・リリースされた "Africa Rekk"。"Goree"、"Be Careful"、"Exodus"、"Food For All"、"Money Money" と収録タイトルを見るだけでメッセージ性の高さが伝わってくるアルバムだ("Food For All" は「餡子、餡子、餡子、餡子」と連呼する食い物ソング・・・ってのはウソ)。実際の歌詞はどのようなものなのだろう。このアルバム "#Segegal Rekk" に曲を追加して世界配給したものかと思ったら、違っていた。"Conquer The World" は "Song Daan" と同一曲なのだが、英語詩を増やしてアレンジもかなり変えている。この曲も含めて久々の(8年振り?)インターナショナル盤、21世紀に入ってからの数枚と同様、ポップなナンバーが並んだ良作だろうと思う。

 その同じ "Africa Rekk" のセネガル盤まで何故買ったか? それは同じじゃなかったから。

 バタクラン2公演ではオーラスに聴き覚えのない曲を歌った。ライブが終わった後、PAミキサーにトラックリストを見せてもらうと "I Love You" と書かれている。確かに Youssou は "I Love You" と曲紹介していた。でもこの曲、どのアルバムに入っていただろう?

 パリ滞在最終日、シャトールージュで立ち寄ったセネガル・ショップでその謎が解けた。セネガル盤 "Africa Rekk" にはインターナショナル盤に1曲 "I Love You" が追加されているんだね。Youssou が曲紹介した瞬間の大歓声、それに続いて起こった大合唱。この曲が人気なのにはもっと別の理由があるに違いない。

 "Africa Rekk" はよいポップ・アルバムだとは思うのだけれど、"#Senegal Rekk" の方がずっと良いと感じた。"Song Daan" と "Conquer The World" を比べてもそうだし、全体的にサウンドに切れがありスピード感にも満ちている。これはもしかすると Le Super Etoile がクレジットされているかいないかの違いなのかもしれない。

 そんなワケで、アフリカ音楽ファンならセネガル盤2枚も入手する理由があるのです。


 ・・・それにしてもパリで売られているセネガル盤、どうしてこんなにバカ高いんだろう。


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# by desertjazz | 2016-11-29 21:44 | 音 - Music


 12年振りに訪れたロンドンではこの都市最大のナイジェリア人街ペッカム Peckham も再訪問。CD屋で最近の若手のアルバムの中で一番はどれ?と訊ねたところ、差し出されたのが Flavour "Thankful"。ナイジャン R&B をベースに、スークースあり、ハイライフあり、カリビアンあり。全21曲のトゥーマッチな大作。早速 El Sur Records にも届いたらしく、これは自分用に1枚だけ買ってきて正解だったようだ。


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# by desertjazz | 2016-11-29 00:00 | 音 - Music


 欧州旅行の収穫盤の聴き込みを開始。

 この2枚は旅の最後に買ったもの。CDGに向かう直前、バルベスの馴染みの店に今回3度目の訪問。「今アルジェリアで一番の女性シンガーだ」と薦められたのがナイマ・ジリア Naima D'Ziria のアルジェリア現地盤。ジャケを見た瞬間「成金×××? 要らねーよ」(失礼)と心の中で毒づいたのだが、試聴すると「こりゃ素晴らしいね。ゴメン!」と平謝り。ふくよかな歌声。完璧にコントロールされた歌唱。隅々まで贅沢な卓越した演奏。煽りまくるウルレーション。("100% Fete" の)終盤に向けて盛り上がる構成といい、一音の無駄すらないプロダクションといい、完璧だ。これは El Sur Records の常連さんたちも喜びそう。僅少数しか買ってこなかったので(またもや奪い合い必至か?)、次回パリに行った時に全部買い取ってこよう。

 今回もこんなレベルの作品を多数発掘。アルジェリア音楽、奥深し!

(毎度お世話になっているウアムリア奈津江さんのご教示によると、彼女は「アルジェ系アラボ=アンダルースのハウジィ歌手」とのこと。名前は「アルジェのナイマさんという意味」だそうです。バルベスには10タイトルくらい売られていたのですが、ジャケ写真は全てサングラスをかけたいました。想像した通り、彼女は目が不自由なのだそうです。)


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(追記)

 アルジェリア北東部オーレス出身のベルベル系シャウイ人、フーリア・アイシ Houria Aïchi のアルバム "Renayate"(2013)は、Cheikha Rimitti や後日紹介する Beggar Hadda といったアルジェリアの歴代の偉大な女性歌手達の歌をカバーした作品集だった。この中で「フーリアを形作った歌い手」として Fadila Dziria の名が真っ先に挙げられ、彼女の "Ana Touiri" を歌っている。

 ナイマ・ジリアの美しい歌声がとにかく素晴らしくて、毎日のように聴き惚れている。


 (2016/12/04)








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# by desertjazz | 2016-11-28 00:00


 Ibrahim Maalouf の "10 ans de Live"、通常盤(1CD + 1DVD)とは別にボックスセットもリリースされた。これがその中身。Best CD + Best DVD + 5 Live DVD の他に USB も!ここにも映像が2時間収められているらしい。ひと通り観るだけでも大変そうだ。(日本にはまだ入荷していない?・・・と書いたら、昨日出荷したとパリからメッセージがあったので、間もなく El Sur Records にも届くでしょう。)


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# by desertjazz | 2016-11-27 00:00 | 音 - Music

In Europe

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Klô Pelgag (Salle Paul Fort, Nantes 2016/11/24)


 今回のヨーロッパ旅行では、各国の美術館を巡り、Youssou N'Dour のパリ3公演と今気になる女性アーティスト3人、Sona Jobarteh、Hindi Zahra、Klô Pelgag のライブを観てきました。ライブはいずれも感涙ものの素晴らしさ。その間レコード探しもして、今日時点で土産分も合わせて約200枚購入。帰国後聴くのも大変そうです。

(旅行記の断片は Facebook / Twitter にこれまで88篇アップ。後日整理してリポートをまとめたいと考えています。)







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# by desertjazz | 2016-11-25 09:14 | 旅 - Abroad

Youssou N'Dour a Paris

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# by desertjazz | 2016-11-23 08:29 | 音 - Africa

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