巻頭言 2017

 新年明けましておめでとうございます。気まぐれに時々個人メモをアップする拙ブログですが、よろしければ本年もどうぞおつきあいください。

 昨年の反省点のひとつは、アウトプットが少なかったことです。幸いなことに本業の方では、1年を通して評判作/話題作ばかりでした(『シン・ゴジラ』には関わっていないよ)。でも音楽に関する発信はあまり出来ませんでした。書きたいことが次々浮かんだものの、ほとんどどれも完成にまで辿り着けず。頭の中で最終形のイメージができていても文章にできなかったり、実際書き始めるとどんどん長くなって書き上げられなかったり、余りにパーソナルな内容だったり。必ず公にすると決めている論考もいろいろあるので、それらを今年こそはきちんと書き上げてブログなどで公開できればと思っています。

 新春なので、酒の勢いで?それらの中からひとつを紹介。呑みながら書いているうちに(酒が入らないと文章を書けないのです)収拾がつかなくなった予稿。なので、前半と後半で文体が違っているのです。全く知り切れトンボだし、自伝 "Born To Run" を読んでの感想も加えるべきなのですが、取りあえずは未完成のまま公開することにします。


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Bruce Springsteen 2007/2016(極め付きの個人メモ)


 今年3月、ブルース・スプリングスティーンの "The River" Tour がどうしても観たくてアメリカに飛んだ。そこでは予想もしなかった大きな感動が待っていた。"Stolen Car" を聴いて、どうしてあれほど感動したのだろう。その理由をずっと考え続けている。



 スプリングスティーンのライブを前回観たのは 2007年11月のワシントン。この時はフランスを旅行中で、オーケストラ・バオバブ Orchestra Baobab、マジッド・シェルフィ Magyd Cherfi (Zebda)、マッシリア・サウンド・システム Massilia Sound System、レユニオンのゾング Zong などのライブを観るべくフランス各地を駆け回っていた。(バオバブは新作 "Made In Dakar" の発表ライブで、メンバー達と再会。こっそりサウンドチェックを観ていたら、サックス奏者のイッサが私の存在に気がつき、サウンドチェックを中断し歩み寄ってハグしてくれたり、バルテレミのギターを運ぶ役目を任されたり。彼らに楽屋で聞いた話も交えて、ライブを観た直後の深夜に新作CDのライナーを書き上げてメールで日本に入稿。マッシリアのライブではパスティス・ガールのサポートを頼まれ、気がついたらステージの上。打ち上げにも参加し、タトゥーたちと語り合う。そんな日々で、とても充実したフランス滞在だった。懐かしい。)その合間にスプリングスティーンのワシントン公演のチケットが取れたので、3泊の強行日程で仏〜米を往復することにし、ワシントンの Verizon Arena へ。

 しかしこのライブ、正直なところ、かなり期待はずれのものだった。スプリングスティーンをアメリカで観たら、それは素晴らしい体験で、きっと興奮を抑えられなくなるだろうとえ想像していたのだが。スタジアムの音が悪いからなのか、半数ほどの曲は楽しめた一方で、残りの半数は乗り切れない。どうにもサウンドが重くて、次第に心が冷めて行ってしまったのだった。それでも、ファースト・アルバムとセカンド・アルバムが特に好きな自分としては、"Growin' Up" (tour debut!) と "Kitty's Back"、それに "American Land" を聴けただけでもフランスから飛んで来て良かったと思ったのだった。


 余談になるが、このワシントンで一番強く印象に残っているのはライブが終わった後のこと。幾分余韻に浸りながらスタジアムの裏手をブラブラ歩いていると、前方からパトカーのサイレンが聞こえてきた。もしやと閃いて車道に駆け出すと(後で気がついたのだが、交通は完全に遮断されていた)すぐ目の前をパトカー数台が通り過ぎ、その後から、、、スプリングスティーンの乗った車が。彼は笑みを浮かべ手を振りながら瞬く間に通り過ぎて行った。その距離数メートル。咄嗟に車道に駆け出したので、自分の周りには誰もいない。こんな幸運ってあるのだろうかという信じられない思いを抱く。それと同時に、パトカーの一群に先導される「スーパースター」という余りにも巨大な存在。リアルさを感じない不思議な感覚。同じ人間でありながらも自分との違いの余りの大きさに圧倒されもしたのだった。

(さらに余談になるが、しばらく歩いて行くと、今度は全米ツアー中のイスラエルのイダン・ライヒェル Idan Raichel と路上でばったり。前年パリで会いインタビューしたことを憶えていてくれたようで「次のニューヨーク公演に招待するよ」と誘われる。皆から度々言われるが、自分が出かけると、ホント何かが起こる!!)


 ワシントンで観た2公演、不満が大きかったので、スプリングスティーンのライブはもういいかなとずっと思っていた

 けれども、今回心変わりしてスプリングスティーンを観に行こうと決めたのは、"The River" のフルセット20曲が聴きたかったから。The River Tour が始まって以降、毎ステージのセットリストをチェックすると、必ず前半はアルバム "The River" の全曲(レコード2枚分)をアルバムの曲順に演奏している。

 スプリングスティーンのアルバムの中で自分が好きなのは、ファースト "Greetings…"、セカンド "The Wild,…"、サード "Born to Run"、その次が5作目の "The River" だ。もう一枚選ぶとすれば、"The Rising" よりも "Nebraska" だろうな(4作目の "Darkness…" は個人的にはある意味過渡期の作品と捉えていて滅多に聴かない)。とにかく、"The River" は猛烈に好きなアルバムだ。その全曲を、今年アメリカに行けば生で聴ける!

 しかし、そんな時間があるのだろうか? 1月はブラジル取材(マンゲイラなど)と北海道旅行、2月は中国取材とインドネシア旅行。そんなことで他の面倒な仕事が溜まりに溜まり、3月はとても身動きの取れる状況にはならないはず。・・・だったのだが、奇跡が起きた。3月中旬に数日なら休みが取れそう。しかも、サンフランシスコで重要な打合せも持ち上がった。

 思い返せば、昨年のこと。スプリングスティーンの "The River Tour" のチケット発売日、一応チケット購入にトライしてみようかと考えたのだった。ところが肝心のその日、急病にかかり、仕事も休んで寝込んでしまった。発売開始時刻が日本時間の未明だったので、当然ネットで手配することなどできず。結果チケットは瞬く間に完売。スプリングスティーンのライブにはやっぱり縁がないのかと諦めていた。

 しかし、サンフランシスコに行けば、ロス公演は無理でもオークランドならば可能性がある。これはもしかすると、アメリカが、スプリングスティーンが呼んでいる? そう勝手に信じ込んでサンフランシスコへ。3月にして今年5回目の旅行(出張含めて)。会社に申告したら「また行くの !?」などと、さすがに周囲からは呆れられたが…。


 そんなワケで?気がついたらサンフランシスコ。そして3月13日、サンフランの隣町、オークランドへ。音楽ファンには Tower Of Power で知られるこの街に来るのも3度目かな。会場の Oracle Arena まで往復する交通手段が心配だったのだが、サンフランとを繋ぐ鉄道駅が隣接することが分かりひと安心。終電時間もチェック。(でも終演ギリギリになりそう。乗れるのか?)サンフランシスコで公演がないのは、スプリングスティーンが演奏できるような大きな会場がないからなのだろうか?なんとことも考えながら。

 公演当日までチケットは未入手。アメリカまで来ながらも「まあ観られなくても仕方ないや」と思っていた。実のところ、そんな手抜き状態だった。それでも夕方に正式なチケットをネットで購入。なので、さすがに GA のチケットは取れなかった。残念。(そう言えば、2007年ワシントンの2日目は当日に GA を定価以下で買ったな。チケット発売時点で完売でも、後々買う方法はいろいろあるのです。)


 前置きがとっても長くなった。さてそのオークランド公演。

 お馴染みの「ぶる〜〜〜す」の大歓声による呼びかけを受けて、スプリングスティーンとメンバー達がほぼ定刻通りにユルユル登場し、3時間半ノンストップで全35曲。


 その前半21曲は待望の "The River" Set。さすがにレコード2枚分の曲の演奏を通して聴くと、アルバム後半には地味な曲も多いので、少しは飽きがくるかなとも覚悟していたのだが。それがどうして、全くもって素晴らしい絵巻物語りを見せてもらった。

 名曲揃いのアルバムの中でも特に好きな "The Ties That Bind" や "Ramrod" といったロックンロール・チューンは最高だった(勿論一番はタイトル曲の "The River" なのだが、ライブを観終えた夜に Facebook に書いた通り、こねくり回すような歌い方がどうしても好きになれない。この1曲に満足を得られなかったことは悔しい)。

 最後の "Wreck on the Highway" を演奏し終えた後、スプリングスティーンの深々と頭を下げる姿がとても印象的だった。ひとつの物語を真剣に聴いてくれてありがとうと感謝を伝えるかのようだった(そしてこれがもうひとつのショーをスタートさせる区切り)

 しかし、振り返ってみると、この夜、最も感動したのは "Stolen Car" だった。
 ロイ・ビタンのピアノとスプリングスティーンの歌とギター。
 美しく、切なく、圧倒的な説得力。
 完璧な名曲だ。
 そのことにこれまで気がつかないできた。
 これまで約40年間、自分は一体何を聴いてきたのだろう?


 そう思って、帰国後スプリングスティーン関連の文献を読み返し続けている。
 読みまくることで、彼のことをいろいろ思い違いしていたこと、誤解していたことも分かってきた。
 彼のキャリアを振り返る時、まだまだ凄い作品を残せたはずという忸怩たる思いも抱く。
 彼はずいぶん勿体ない道を歩んできてしまったようにも思っていた。
 しかし、今ではスーパースターの彼も、あくまで弱さをもった一人の人間であることを理解できた。

 幾多の文献を振り返って一番の収穫は、デビュー前の面白さだ。
 キャスティールズ、スティール・ミル、スプリングスティーン・バンド、等々。
 片っ端から音源を探して聴きまくった。
 The Who や Led Zeppelin のようなハードなロック・バンド/ギタリストになる可能性も持っていた。
 しかし、スプリングスティーンはそれを捨てた。
 そのことは、デビュー以来続き繰り返される変化の予兆でもある。

 ここ半年ほど、彼の作品群を聴き直している。
 聴いても聴いても彼の全貌を捉え切れない。


 "The River" Tour のセットリストを時々チェックしている。
 欧州〜全米2周目は "The River" 全曲の括りを外し、目玉であるはずの "The River" や "Hungry Heart" を演奏しなかった日もあるようだ。
 地元ニュージャージーでは4時間に及ぶ驚愕のセット。
 "Rosalita (Come Out Tonight)"、"New York City Serenade"、"Jungleland" という3大名曲/長曲が並ぶセットなんてあり得ない!
「あー、今年もう一度観に行くべきだった」と後悔。
 しかし、自分としては "The River" のフルセットをライブで聴けたことの方に満足している。

 ツアー終盤になって、ステージの始めの方にファーストとセカンドの曲をずらっと並べている。
 自身のキャリアを振り返るかのごとく、どんどん回顧的になってきている印象がする。
 これは今の自分とシンクロしている?(と勝手な一言。)
 そんなことを思っていたら、今度は新譜 "Chapter and Verse" と自伝 "Born to Run" を発表。
 これにはさすがに驚いた。
 自伝の内容に沿った選曲のアルバムには、デビュー前に録音された未発表曲が5曲。
 これらはここ半年狂ったように聴き続けてきたもの。
 やっぱりシンクロしているなー!


 スプリングスティーンがなぜ今 "The River" 全曲をライブで演奏したのだろう?
 自分がなぜ "Stolen Car" という曲にあれほどまでに感動したのだろう?
 その理由についてずっと考えて続けている。
 恐らくその答えにもう辿り着いているのではないだろうか。
 一言でまとめると、それは "The River" という作品が大人への分岐点だったから。
 その意味合いを象徴する1曲が "Stolen Car" だったのだろうと思う。

 ブルース・スプリングスティーンの自伝がいよいよ世界同時発売。
 自分がここ半年ずっと考え続けてきたことへの答えも明かされているに違いない。

 ブルース・スプリングスティーンを聴き続けたくて、ここ半年間 CD はほとんど買わず。
 この偉大なミュージシャンと同時代に生きてこられたことを心底幸せだと思う。
 彼は2016年をフルスロットで走り続けている。
 そのスプリングスティーンのライブをもう一度観たいと願う。


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(以上が、3月に頭の中にメモしたことへ10月に書き加えた未完成原稿。その後、自伝を読んで「やっぱりそうだったんだな」と思ったのでした。)







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# by desertjazz | 2017-01-03 00:00 | 音 - Music

BEST LIVES 2016


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Mangeira (Rio de Janeiro, Brazil in Jan.)


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Bruce Springsteen & The E Street Band (Orakland, USA in March)


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Vaudou Game et al. (Sukiyaki Meets the World, Nanto in Aug.)


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Super Session (Sukiyaki Meets the World, Nanto in Aug.)


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Sona Jobarteh (London in Nov.)


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Youssou N'Dour et Le Super Etoile de Dakar (Paris 3 Days in Nov.)


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Hindi Zahra (Rezé, France in Nov.)


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Klo Pelgag (Nantes, France in Nov.)




… and Oki Dub Ainu Band, A. R. Rahman, Caetano Veloso too (but no photos).






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# by desertjazz | 2016-12-31 16:00 | 音 - Music

BEST BOOKS 2016

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 1. バーニー・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる―― サウンドスケープ生態学と音楽の起源』
 2. チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』
 3. ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
 4. ブルース・スプリングティーン『ボーン・トゥ・ラン』
 5. オルハン・パムク『僕の違和感』


 今年は日本各地/世界各地への旅が続き、自宅で読書する時間がさほど取れず、その旅の間も本を読む時間的余裕がほとんどなかった(仕事も忙しく、また旅のプランニングにも結構な時間を要した)。なので、BEST ALBUMS と同様にこちらも5点に(10作選ぶにはやや無理があった)。

 1位、バーニー・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる』(出版は 2013年:原書は出てすぐ買ったが軽く目を通しただけだった。日本語版も出ていたことに今年になって気がついた)は、自分がかねてから音と音楽に関して考えていることついてたっぷり整理して書かれている。音との関わり方そのものについても根本から考えさせられる。特に音響(自然音/環境音)と音楽との間には境界はなく、両者を同等/同時に楽しめるのはなぜなのかについて理解するのに大いに助けとなった。単に音楽の良し悪しを超えて、音と音楽をより深い次元で捉え直したい考えの人にとってはとても有益な本である。自然音とピグミーの歌声とが溶け合う/響き合うところが大きな魅力の "SONG FROM THE FOREST" と呼応し合う部分も多いので、きちんと紹介しておきたかった。来年もう一度じっくり読み直すつもり。

 2位、アディーチェ『アメリカーナ』は最新作の待望の翻訳。2013年に出た時、これの原書(英語)も出版と同時に買ったが全く読めなかった。アディーチェ、今回もさすがの筆力だ。基本的には純粋なラブストーリーなのだが、そこへの、アメリカやナイジェリアの社会状況、人種問題などの織り込み方が絶妙。短い一文によって一瞬で登場人物のイメージを喚起するセンスも実に鮮やかだ。

 3位、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』は、ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』みたいな物足りない(いや退屈とさえ自分は感じた)本と似たようなものかと思いきや、正に「目から鱗が落ちる」論考の連続。人類の歴史を単に時系列に並べるのではなく、そこから導かれる新たな可能性を次々と提示する深い思索の書。自由や国や貨幣などいずれも万人が認める空想だとする視点が凄い。

 3月にスプリングスティーンのライブを観た直後から、スプリングスティーンに関してもう一度捉え直したいと思って、関連書物を手当たり次第に読み漁った。ピーター・エイムズ・カーリン『ブルース・スプリングスティーン アメリカの夢と失望を照らし続けた男』、デイヴ・マーシュ『明日なき暴走』(再読)、マーク・エリオット『涙のサンダーロード メイキング・オブ・ブルース・スプリングスティーン』、ジェフ・バーガー編『都会で聖者になるのはたいへんだ ブルース・スプリングスティーン インタビュー集 1973-2012』等々。その直後に、一連の読書に止めを刺すかのごとく、本人が自伝を出したのには驚いた。生々しい語りで読みごたえたっぷり。ただ、スプリングスティーンの音楽履歴を振り返るには、カーリンの『ブルース・スプリングスティーン アメリカの夢と失望を照らし続けた男』の方が役立った。

 パムクも多く読んだ1年だった。最新作『僕の違和感』、ようやく和訳が出た大作『黒い本』、未読だった『新しい人生』と『父のトランク ノーベル文学賞受賞講演』、そして『雪』を〔新訳版〕で再読。5位にはトルコの庶民の暮らし振り(と思い違い)から何ともほんわかとした暖かみが伝わってくる『僕の違和感』を選んだが、その対極にあるようなミステリータッチの『黒い本』でも良かったかも知れない。


 今年もノルマの100冊には遠く届かず。来年はもっと読みたい。







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# by desertjazz | 2016-12-31 08:02 | 本 - Readings

BEST ALBUMS 2016

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 1. KLO PELGAG / L'ETOILE THORACIQUE
 2. KADER JAPONAIS / HKAYA
 3. SLAWEK JASKULKE / SEA
 4. ANOHNI / HOPELESSNESS
 5. SOUNDTRACK "SONG FROM THE FOREST"



 例年だと10枚だが、今年は5枚だけ。購入盤リストを何度見返しても10枚に足りない。今年は1年中旅を繰り返していたので、レコードを聴く時間はここ数年と比べても少なかった。新譜の購入枚数もさらに激減。毎年500枚程度買っていたピーク時の何分の1かに落ち込んだ。

 以下、選考基準は例年と同様「自分が気に入ってよく聴いた作品」。

 1位はカナダの奇才娘クロ・ペルガグによる待望のセカンド・アルバム。前作は2年前に2位に選んだが、今回は迷わずトップ。毎度書いているが、美しく哀しい独特なメロディー、切ない優しい歌声、ザッパ風味も感じさせる卓越したアレンジと、どれもが好きでたまらない。奇天烈なステージングも含めて、近年特に気になっているアーティストのひとりだ。ただ、現時点ではファーストの出来を超えていないという印象も持っている。それでも今回も(2年前にもパリで観た)新作ツアー・ライブを先月早々にナントで観ることができたのは幸運だった。カナダではアルバム通り、30人編成のオーケストラを従えた公演も予定されているとのこと。観たい!(11月にカナダ盤が出たばかりで、フランスでのリリースは来年2月の予定とのこと。)

 2位はアルジェリアン・ライの歴史に残り得るレベルの超力作。カデール・ジャポネの気合いの籠った声とライ王道と言えるサウンドがとにかく素晴らしい。11月にバルベスで見つけて渋谷某店にひとやま届けたら、たった1日で完売したとのこと。そりゃそうでしょう!(アルジェリアでストックが見つかり、年明け早々日本に届くそう。なので未入手の方々はご安心を?)

 3位と4位は日本でも各所で話題になったアルバム。"SEA" のソロ・ピアノは密室で奏でられる極めてパーソナルな現代版 "Koln Concert" といった雰囲気も(?) くすんだ音からふわっと沸き立つ寂寥感が心地よい。4位もパーソナルな叫びが伝わってくるようで、その独特なサウンドに圧倒された。近付き難い世界観でありながら、そこに包まれてしまいたいとも思わせる魔力を持っている。

 さてあと1枚。ところがこれら4枚に匹敵するアルバムが思い浮かばない。特に最初に2枚、クロ・ペルガグとカデール・ジャポネが素晴らし過ぎて、「かなり良い」作品でも一緒に並べる気にまでならなかった。そこで、2013年リリースながら、今年自分が日本に紹介し聴いた多くの方々が絶賛したピグミー映画のサントラを5位に。バーニー・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる―― サウンドスケープ生態学と音楽の起源』とも響き合う音。



 今年レコードを余り買わなかったもうひとつの理由は、ブルース・スプリングスティーン体験があったから。3月に観たEストリート・バンドとのライブが想像していた以上に素晴らしくて、放心状態を引きずり続けている。中でも、彼の人生を集約しているかのように感じさせられた "Stolen Car" の美しさ。いまだに耳に焼き付いて離れない。そんなことから、彼の音楽をまだまだきちんと理解していない気になり、ピーター・エイムズ・カーリン『ブルース・スプリングスティーン アメリカの夢と失望を照らし続けた男』などをガイドに、スプリングスティーンを聴き直し。特に彼のデビュー前の音源を片っ端から探して聴いていったところ、その魅力に圧倒された(おかげで秋で出たベスト盤 "Chapter and Verse" 収録のデビュー前の未発表音源5トラックは、公式発売前に聴き過ぎていて全く新鮮味がなかったほど)。3月以降はスプリングスティーンさえ聴いていれば満ち足りた日々だった。

 そして11月にパリで観たユッスー・ンドゥール。昔と変わらないンバラの躍動感。久々にライブで聴いた "Yakaar (Hope) " と "Fital (Useless Weapons) " の素晴らしさ。特に "Fital" の入魂の絶唱の凄まじかったこと。("Eyes Open" の穏やかなスタジオ・ヴァージョンとは大違いなので、ユッスーは21世紀以降のヴァージョンこそきちんとレコーディングしておくべきだ。)

 年末に至ってもまだ "Stolen Car" と "Fital" が頭の中で響き続けている。なので、他の音楽はなかなか受け付けなくなってしまったまま。

 自由になる時間が限られる中、際限なく新しい音楽を求めるよりも、自分が本当に好きな音/音楽に集中した方が、充実した時を過ごせるし、思わぬ発見や体験も相次ぐ。今年もそんな1年だった。







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# by desertjazz | 2016-12-31 08:01 | 音 - Music

Youssou N'Dour "Africa Rekk"


 Youssou N'Dour が今年放った最高の曲は、セネガル盤EP "Senegal Rekk" 収録の "Begg Na Leen"。

 しかし、これのオフィシャル PV は "Senegal Rekk" で、先月のパリ公演のトラックリストでも "Senegal Rek" 表記。そして、なぜかインターナショナル盤 "Africa Rekk" には未収録。ややこしい。

 この曲、パリのライブではスタジオ録音より数倍凄まじかった。何度でも観てしまい、その度に興奮させられる。


(ユッスーのライブについても書きたいことが多過ぎて、全然まとめられない。)







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# by desertjazz | 2016-12-28 01:30 | 音 - Africa

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 今夜は渋谷UPLINKで、デコート豊崎アリサが制作したドキュメンタリー映画『Caravan to the Future』の完成記念上映会(+木内みどりとのトーク)に行ってきた。

http://www.uplink.co.jp/event/2016/46848


 この映画はニジェールからナイジェリア北部カノまでを往復するラクダを使った塩キャラバンに4ヶ月密着したもの。淡々とありのままに撮影されており、観たい映像、聴きたい声、知りたい事実が丁寧に記録されていて、アリサのセンスが光る貴重なドキュメントだ。塩キャラバンの過酷さが伝わってくるし、物々交換のサイクルの描き方も適切な一方、キャラバンを率いる老いも若きも笑顔が絶えず、道中しばし遊びもあって見所は尽きない。

 なので、とても自然体で観られる映画。また砂漠に帰りたくもなった。

 自分はこれまで短い旅行も含めれば、アフリカではサハラの他に、エチオピアのダナキル砂漠(これは気温50度を超える砂漠をゆく塩キャラバンの取材が目的だった)やボツワナのカラハリ砂漠を歩き回った。確かにどこも環境は厳しいが、それでも毎度旅を終えるとすぐに戻りたくなる。

 理由のひとつは満天にまぶしく輝く星。まるでプラネタリウムのように(と書くと事実はまるで逆だが)周囲360度水平な地平線の上に広がる星空を眺めていると何もかもを忘れていく。世俗の諸事から隔離された感覚がいい。そのことは例えばカラハリ砂漠のど真ん中を車で走っている時、半径100km内には自分とドライバーの2人っきりしかいないのだと気がついた途端、怖さと同時にある種の快感のようなものもおぼえたのだった。

 自分が何度でも砂漠に帰りたくなるのは、このどの国にもどの組織にも属していない感覚がとても心地よいからなのだろう。それはあくまでも錯覚に過ぎないのだが。

 そんなことが頭に浮かびながら、同時にもうひとつ思い出したのは、自分が飛行機に乗っている時間が好きだと気がついたこと。マジカル・モーメンツ、窓に浮かぶトワイライトや明け方微妙に変化する明かりを眺めるのも好きだ。そして空を飛んでいるときには、国からも仕事からも義務からも諸々の雑事からも解放された気分になる。多分機内でも何も誰にも帰属しない感覚が得られるから、毎年飛行機に乗り続けているような気がする。

 砂漠に中にいることと、飛行機の中にいることとは、あくまでも異質でありながら共通点もあるように思う。世界中で出鱈目が大手を振るい、破滅へ向かっていると思わざるを得ない世界、そして自滅へとまっしぐらの日本。砂漠も飛行機も、それらから一時的にも避難させてくれる。もちろんこれはあくまでも、妄想であり思い違いに過ぎないのだが。

 などということも頭の片隅にチラチラ浮かんでしまったのだが、頭を空にして眺めていても心地よい映画だろうと思う。砂漠とそこで生きる人々の魅力がつまった映画。多くの方々に観て欲しい作品です! 次回上映は来年 1/17 とのこと。お薦めです!



 この映画を観て、またまたアフリカが恋しくなってしまった。アリサ(敬称略:アリサはアリサ。「さん」付けにはどうも違和感がある。)には、アフリカ再訪に関していろいろ相談させてもらっているところ。まだ計画は諦めていないので、どうぞヨロシク!







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# by desertjazz | 2016-12-26 23:50 | 旅 - Abroad

回顧 2016

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Youssou N'Dour, Babacar Faye and Jean-Philipe Rykiel played "Yakaar (Hope)" and "Fital (Useless Weapons)" in Paris, November 2016. I believe these live versions are the best performance in 21st century by Youssou. Great far more than "eyes open" versions. My soul was excited by listening to them. Youssou should release live versions officially. (From Facebook & Twitter)


 13年振りにこの2曲を生で聴いて心底心が震えた。これほどユッスーの魂がこもった絶唱は聴いたことがない。


 ということで、Youssou N'Dour, Bruce Springsteen, Sona Jobarteh, Hindi Zahra, Klo Pelgag のライブ・リポートを書いて、今年のベスト・アルバムとベスト・ブックを選ぶのが、年末年始、自分に課した課題です。








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# by desertjazz | 2016-12-26 00:00

回顧 2016

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 メリー・クリスマス!

 2016年も残り1週間。今週の旅が突然取りやめになったので、ちょっと今年を振り返っている。

 今年は自分が本当にやりたいと思っていることがほとんどできず、ある意味で苦しい1年だった。

 それでも毎度ギリギリ時間をやりくりして世界中飛び回り(それにしても久し振りに飛行機に乗り続けた)、素晴らしい体験を重ねてこられたことは良かった。これは周囲の理解と協力があってのこと。良いことも多かったので、あまり贅沢は言えないな。

 振り返れば昨年12月。難しい仕事を抱えている最中、突然、ブラジルと中国に行って欲しいと依頼が舞い込む。年明け早々、ブラジルでマンゲイラなどを取材。今年14年振りにカーニバルで優勝したマンゲイラの演奏を爆音で浴びる。15年前のポルテーラに続いて、リオの2大エスコーラに直に接することができたのは幸運だった。

 1月末からインドネシア・バリ島の常宿で骨休めし、2月には大量の録音機材を持ち運んで中国でレコーディング・セッション。それを終えて3月、重要な打合せが生じたためサンフランシスコへ。アメリカへ飛んだもうひとつの理由は、ブルース・スプリングスティーンの "The River"(1980年)の全20曲をその曲順通りに演奏する今回のツアーをどうしても観たかったこと。これがもう想像した以上に素晴らしかった!

 学生時代から長いこと、音楽はレコードで聴いた方がいいと思い込んでいたけれど、やっぱりライブも体験しないと十分じゃないね。今年もブラジルやアメリカでそう再認識した。

 デヴィッド・ボウイが亡くなり、プリンスが亡くなり、パパ・ウェンバが亡くなって、好きなアーティストは旬のうちに観ておくべきという思いが強まった。でもその決定打は何と言っても3月にオークランドで観たスプリングスティーンの3時間半におよぶコンサートだった。

 だから、福岡に来た A.R.ラフマーンも、久々来日したカエターノ・ヴェローゾも迷わず観に行った。

 そして、ユッスー・ンドゥール。昨年11月凄惨なテロに襲われたパリのバタクランの営業再開直後にユッスーが公演すると発表になった。その心意気に惚れた。9年前にアメリカでスプリングスティーンを観たときには期待したほどは楽しめなかった。そのスプリングスティーンが今物凄いパフォーマンスを繰り広げている。実はユッスーのライブももういいかなと思っていた。しかしスプリングスティーンを観たことで気が変わった。もう一度ユッスーに賭けてみよう。

 新作 "Africa Rekk" のリリースに合わせてパリからスタートしたツアー、そのパリ3公演へ。これが何とも凄まじかった! ユッスーのライブはこれまで20回近く観ているが、バタクラン2夜はそれらの中でトップ5に入るくらいのものだった。ユッスーの力、ライブではいまだ健在。

 ユッスーを観る合間に、来年ブレイクすると予想しているガンビアのソナ・ジョバルテをロンドンで観て、旅の終盤にはヒンディー・ザラとクロ・ペルガルのライブへ。どれもが素晴らしい体験になった。特にクロ姫は今後も一生追い続けることになるだろう。


 こんな1年だったが、充実感がない。足りないもの、達成できなかったことが多過ぎる。ひとつは今年もアフリカに行けなかったこと。相当に調べ方策を練ったのだが…。本当に行きたい場所に行こうとしても障壁が高過ぎる。


 それでも、ひとつだけ長年の願いを実現できた。それは北海道日高山脈の最高峰、幌尻岳を拝むこと。OKI DUB AINU BAND を率いるオキさんが歌い語るこの高峰(と流れ下る沙流川)には自分も深い愛着を持ち続けている。その山をゴールデンウィークに平取町振内に宿泊し(ホテルもないので民宿に泊まったら、、、FB に書いた通り信じられないことの連続だった!)、40年振りくらいで眺め続けることができた。何十年間も待ち続けた瞬間。この何気ない風景が、自分にとっては何ものにも代え難い。

 スプリングスティーンのライブもユッスーのライブも生涯忘れられないものになった。しかしそれらを超えて、幌尻岳とその麓に広がる世界を目に焼き付けてきたことこそが今年のハイライトだった。


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 それにしても、今年1年天気には呪われ続けた。ブラジル、サルバドールもリオも雨。インドネシア、バリもジャカルタも雨。中国、貴陽も雨。サンフランシスコもずっと雨。九州旅行では大型台風に襲われ壱岐に足止め。11月の欧州旅行でも、オランダは雨、パリは雨、ロンドンも雨、ラ・シオタは嵐(タトゥーの持ち家に泊まらせてもらって2晩一緒に呑んだのだけれど「昨日までは南仏らしい快晴だったよ」って笑われてしまった)、マルセイユもナントも雨。そして今月23日から北海道に帰ろうとしたら、12月の札幌としては50年振りの大雪で飛行機が飛ばず。

 5月の北海道行きの直前も大雪だった。それだけに幌尻岳の白く輝く姿がひときわ眩しい。



 ライブ・リポートを書き上げたいのだけれど、時間がなくて完成させられない(スプリングスティーンについてはどんどん長くなるばかり)。先月買い集めた欧州収穫盤もまだ聴き終わらない/観終わらない。

 諸々の詳しいことについては、何とか年明け早々には?






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# by desertjazz | 2016-12-25 00:00


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 バーバ・マール Baaba Maal の新作 "The Traveller" がなかなかの力作だ。ロックでブルージーでポエティックでダンサブル。ここ数日聴き狂っている。

 「新作」とは言っても、今年1月15日にとっくリリース済みのアルバム。「年明けに新作を出す」と昨年アナウンスがあったことをすっかり忘れていた。それを先月の旅の終盤、ナントのフナック fnac で目にして買ったのだった。

 Johan Hugo(誰だ?)と供に、ロンドン(Abbey Road Studios 含む)とダカールの様々なスタジオで録音し、入念に作り上げた作品。重低音を強調したダイナミックなサウンドが際立ち、ロックビートと柔らかなエレクトリック・サウンドと西アフリカ伝統楽器との交配振りが印象的だ。大名盤 "Djam Leelii" を思い起こさせるアコースティック・ギターを中心とする静謐な調べは切々と心を打つ。若い頃の刺々しさがなくなり包容力豊かに聴こえるバーバ・マールの歌声もとてもいい。

 そうしたエッセンスが詰まった1曲目 "Fulani Rock" がまずカッコいい。バーバ・マール自身によるデザート・ブルース調なエレキギターとドライブするリズム。正にフラニ・ロックだ! 前半3曲はパワフルなロック調ナンバーが続き、のっけから圧倒される。

 中盤3曲は、旅人でありノマドである(自身が属する)フラニ人を見つめ、旅人であった漁師一家の出自を振り返るようなテーマが続く。穏やかに始まり幾分地味なトラックで中休みかと思いきや、途中からは躍動感溢れるポップなダンス・チューンへと展開。タイトル曲 "The Traveller" の高揚感が最高だ!

 終盤3曲は力強い「ポエム」。最後の2曲 "War" と "Peace" は、ペル Peul の笛(ペル=フラニ=フルベ=プール)とコラ Kora をバックに、コラボレイター Lemn Sissay(誰だ?)の入魂のライム/ラップがフローする(バーバ・マール、歌では脇に回る)。

 ユッスー・ンドゥールといい、ダーラJといい、セネガルのミュージシャンたちは(他の多くのアフリカのアーティストもそうだが)歌にメッセージを込める。バーバ・マールは近年欧州のメディアに出演して様々なメッセージを発してきた。今回 "War" と "Peace" の2曲は、それらの対称的なテーマの取り上げ方もさることながら、両者の歌詞を自身のウェブサイトに掲載している。そんなところにもより良い世界を追い求める彼の姿勢と発信者たるアーティストとしての矜持を感じる。



(バーバ・マール、これが最新作かと思いきや、8月にも新作を発表していた。早速今聴いているところ…。)







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# by desertjazz | 2016-12-12 19:00 | 音 - Africa


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 自分が海外で見つけてきた CD について半ば個人メモ的に綴っているが、どうしても日本ではほとんど手に入らないものばかりになってしまう。そんな記事を書いて意味があるのか?と思われる方もいらっしゃるかも知れない。しかし決して意味のないことではない。

 どうしてかと言うと、紹介したアイテムはかなりの割合でネットで検索すると見つかるからである。ダウンロードできる音源や iTunes で購入できる楽曲/アルバムは多いし、Spotify で大半の曲は聴ける。なので私の紹介で興味を持った曲などはまずネットで試聴されることをお薦めしたい。

 海外渡航の度に時間と金と労力を費やして手に入れる CD なのだが、アルジェリア盤、モロッコ盤、ナイジェリア盤などになると、正常に再生されないものが多い(再生基準の厳しい機器ほどその傾向がある。中級機以上で再生しなくても安いプレイヤーだと簡単に再生することも多い)。そこでどうするかというと一度リッピングして CD-R を作ってそれで聴いたり、ネットからダウンロードしたりする。

 それならば最初からネットで買えばいいじゃないか、、、と言いたいところだが、そうはならない。自分はネットで知らない音源を探すようなことをほとんどしないので、未知の音楽や作品との出会いがあるとすれば、レコード店でということになる。

 ジャラル Jalal el Hamdaoui のレッガーダだとか、カラス Cheb Khalass のスタイフィーだとか、エル・アンカ El Anka の Fassiphone 盤だとか(これは後年アオラが国内盤を出したが)、アルジェリア音楽やモロッコ音楽には現地やフランスのレコ店で初めて知ったものが数多い。ナイジェリアなどアフリカ諸国についても同様。

 もちろん CD にはフィジカル盤としての利点もたくさんある。しかしそれ以上に、自分は古い世代のアナログ人間なので、やっぱり自分の足で歩いて何か珍しいもの、自分の趣味に合ったものを見つけるのが好きなのだと思う。


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(写真は2枚ともロンドンのナイジェリア人街ペッカムのCDショップ)


 実際にレコ店に出向かないと出会うことのないレコードがあるように、音楽そのものについても実際にライブを体験しないと(レコードを聴いているだけでは)分からないことも多々あると、ここ数年増々強く思うようになってきている。3月に観たスプリングスティーンでも、先月フランスで観た数々のライブでも、強烈にそう感じた。そのような話はまた改めて…。


(続く)







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# by desertjazz | 2016-12-11 00:00 | 音 - Music

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