2009年 10月 18日
秋の味

ここ数ヶ月ほどは週末ごとに、小旅行に出かけたり、遠方から来客があってその接待に外で贅沢な食事をしたりするのを除くと、ほぼ 100%自炊生活を送っている(昼は弁当持参を継続中)。夜に外で飲むこともなくなってしまった。なので、こうした食事の基本となる食材がタダで手に入るというのは、本当に助かる。
そうした生活を楽しむべく、最近面白みを感じているのが、あちこちの市場やデパ地下などを廻り歩くこと。乾物屋で試し買いしたり、漬け物屋で味見したり、そのついでに和菓子屋に立ち寄っては上品な甘味に舌と心が喜んだり。美味しい食材を見つけると、周囲に配ってもいるのだが、こちらも大好評。また、知らない魚を目にする度に、捌いて何か作ってみたくなるものの、生憎まだそこまでのゆとりは持てないでいるのが残念だ。
こんな廻り歩きを続けていると、新しい味に出会うことによって、生活がもっと豊かになっていくことが期待できそうだ(その分、レコード屋にも書店にも行く機会がいよいよ激減しているのだが)。例えば、、、気に入っていた雑穀ミックスを食べ切ってしまったので、同じものを探したが見つからず。諦めて、別の商品2種を試してみたものの、満足できなかった。そこで気分転換にキヌアのベジタブルミックス(南米アンデスの雑穀キヌアに乾燥野菜やスパイスを混ぜたもの)を米に混ぜて炊いてみたら、何とも美味なこと。くせになりそうな味で、今度弁当にも使ってみることにしよう。
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写真の皿は、先月、自由が丘の J-PERIOD でまとめ買いした食器のうちのひとつ。下に敷いた布は、アンティークもののキサール・イカット Kisar Ikat。鮮明な赤色の数々、極めて細やかなデザイン、ユーモラスな人型たちの連なり、そして大胆に配された黒色と、ミスマッチなようで面白いアクセントを生み出している黄色と緑色がとても気に入っている(いろいろ書きましたが、お気に入りの器と布を紹介したかっただけです)。