Flores

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 最近読み終えた本と今読んでいる本から。

 『世界探険全史 〜道の発見者たち〜』(フェリペ・フェルナンデス・アルメスト、青土社)は、単に時系列に歴史を追うのではなく、その背景や意味合いについて詳述している点が興味深い。しかし、訳文がすっと頭に入ってこない。『ホモ・フロレシエンシス 〜1万2000年前に消えた人類〜』(マイク・モーウッド+ぺニー・ヴァン・オオステルチィ、NHKブックス)は、インドネシアで発見された新種人類ホビットをめぐるドキュメント。大発見の概要とともに、研究者たちの人間くさい(泥臭い)やりとりも読みどころ。「事実」は、関わる人間たちの力関係や面子によっても変えられてしまうという、危うさが伝わってくる。『さまよえる湖』(スウェン・ヘディン、角川文庫)は、昔買ったものを入浴時にバスタブの中で再読。いずれを読んでも、ヒトが移動することに思いをめぐらし、旅心が刺激されることにもなった。



 『ホモ・フロレシエンシス』の舞台は、バリ島から東方、チモール島の北西に位置するフローレス Flores 島。10年ほど前に、美しい火山湖で知られるこの島に行こうと考え、バリ島に着いてすぐフライトチケットを買いに行ったものの、「2週間先まで満席」と告げられ、断念してスラウェシに飛んだことも思い出す。

 そして、フローレスの魅力としては、何と言ってもイカットは外せない。この島の布は地域ごとに実に多彩で、かつとても美しい。下に敷いたのもフローレスのものだっただろうか(少々自信がないのだが)。
by desertjazz | 2009-11-10 15:26

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