Readings

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 今年は、昔好きだった文学作品やこれまで読む機会のなかった有名作などを、いつか改めて読んでおきたいという気持ちの強まった年だった(と、まだ1ヶ月半残っているのだが)。例えば、学生時代に感銘を受けた和辻哲郎の『風土』『鎖国』、谷崎潤一郎の『細雪』、パールバックの『大地』、プラムディヤ・アナンタ・トゥールの『ゲリラの家族』『人間の大地』『すべての民族の子』あたりは是非再読してみたい。

 先日実家に帰省した折には、両親が若い頃に買った文学全集をふと手に取ってみたら、これが面白かった。かれこれ40年くらい昔の本なので、活字は小さく書体も古くさい分、眼が疲れたのだが。その時に選んだ一冊は『源氏物語』。それで最近、『源氏物語』も読んでおこうと思い立った。迷った末に選んだのは昨年出たばかりの大塚ひかり訳。しかし、他にも様々な現代語訳が出版されていて、一体どれが自分に適しているのか分かっていない。

 その他今読んでいるものは、大長編や大作が多い。どれも読み終えるのにいつまでかかるのだろうか、それとも読み終えられるのだろうかと、心配になるものばかり。なので、テレビも観ず、音楽も聴かず、頭を鈍らせるアルコールも我慢できる範囲で控えめにして、読書に耽っている。1年か2年くらい会社を休んで、書物に耽溺してみたいものだ。



 Chimamanda Ngozi Adichie の新作 "The Thing Around Your Neck" もとうに注文済みなのに、一向に送られてこない。早く届かないだろうか。

 注文先は Amazon なのだけれど、Amazon の Kindle のような電子ブックと iPod とが合体すれば便利なのかも知れない。いや、もうすでに存在する?



(追記)

 と思って検索したら、Kindle for iPhone なるものがあった。iPod でもダウンロードできるようだし、Kindle for Mac のリリースもアナウンスされている。ただ、日本版がまだであり、日本からのダウンロードがスムーズに行えるのかどうかも分からない。
by desertjazz | 2009-11-17 01:03
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