納涼音楽 2010

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 蝉が喧しい! 猛烈に暑い! これじゃあ週末旅行に出かけても、イライラするだけだったろう。

 連日35度を超える猛暑にも関わらず、実は7月に入ってからも全くエアコンを使っていない。今の我が家はベランダの窓とその反対側の玄関を開け放すと、西風が勢いよく吹き抜けて行くものだから、それが結構気持ちよい。また、砂漠好き&熱帯好きなこともあって、カラッと乾いた暑さは嫌いではない。この暑さを楽しんじゃおうと思ったからではないのだが、夜に5kmか10kmくらい走ったり、朝から半身浴したりして、たっぷり汗を流すことも心地よくなっている。

 まあこうしているのも、なかなか遠出できないから。半ば諦め気分になって自室でマリ音楽をあれこれ聴く日々が続いたのだけれど、これも涼しく過ごすことに一役買っていることに気がついた。クールな Toumani Diabate や、ホットな Abdoulaye Diabate を聴いていると、暑さなんて吹き飛んでしまう(彼らについても調べ直したものの、アップするまでには至らず。まあ今度の機会に)。



 けれども、2010年夏の納涼CDは、断然この3枚だ。

Abdul Tee-Jay "Palm Wine A Go-Go" (Respect RES-76, 2003)

 納涼音楽は、人によってはハワイアンだったりレゲエだったりするのだろうが、自分の場合は断然シエラレオーネのパームワイン・ミュージック。それも、Abdul Tee-Jay のこれしか聴かない。ほんわかした彼の歌とギターを聴いているだけで、とても涼しくなってくる。軽めのアルコールで喉を潤しながら聴きたい音楽だ。恐らく毎年夏に取り上げているので、「またか」とも言われそうだけれど、久し振りにエイモス・チュツオーラの『やし酒のみ』を再読しながら聴いてみようかな。

OKI DUB AINU BAND "Sakhalin Rock" (Chikar Studio CKR-0116, 2010)

 完全に裏切られた新作。昨年末に OKI さんに会って話をした際「1月に単身サハリンに行く」と語っていたので、傑作『Tonkori』を別の方向に深化させたような、ある種深い精神性を感じさせる楽曲を予想していた。しかし、全編熱っいダブ・ロック。OKI のライブの長いアンコール(エレキ1本、トンコリなし)を観る度に、彼のやりたい音楽はロックなんだと実感したが、今作は彼にしか作りようのないロックになっている。タイトル曲や 'Bekabeka' に身体揺すられる度に、「暑さに打ち勝つのは熱さのみ」なんて妄想も頭の中を巡る。2010年のベスト10、当確でました。

 同時発売になった、OKI プロデュースの女性4人組マレウレウ『Marewrew』も毎日繰り返し聴いている。安東ウメ子のファンには断然おすすめ。

D.O.Misiani and Shirati Jazz "The King of History" (Sterns STCD3051, 2010)

 ケニアのルオ人のベンガも昔から結構好き。英スターンズから出たこのコンピレーションを聴いて、ベンガについて整理してみようかとも思ったのだけれど、しばらくはその時間がなさそうだ。そんなことするより、この小気味よいビートを素直に受けとめた方がずっと楽しいし、とにかく元気にしてくれる。

 勢いついて、昔セネガルで買い漁ったベンガのシングルなども聴き始めてしまった。Shirati Jazz、Victoria Jazz Band、Mori River Jazz Band、Western Jazz Band、Shirati Luo Voice Jazz Band、などなど。さすがに Desert Jazz Band はないなぁ。
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 しばらく振りに音楽を集中的に聴いて、いろいろ面白くなってきたのだけれど、明日から8月末まで、予想外にスケジュールが詰まってきた。そろそろ生活のリズムを変えたいと考えていた方向に一応沿ったものではある。だけれど、読書したり、レコードを聴いたり、ネット(ブログやツイッター)したりといった時間はあまり取れそうにない。単なる「飲み会強化月間」にしてしまっては勿体ないので、たくさんの人と会って、何か面白いことが見つかれば、少しでも披露したい。




by desertjazz | 2010-07-24 20:00

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