2010年 11月 30日
Readings : 11月の読書
今月読了したのは12冊。海外旅行のため後半ペースダウン。
・市川光雄『森の狩猟民 〜ムブティ・ピグミーの生活』
・小島剛一『トルコのもう一つの顔』
・望月寛丈『ウェブ時代の音楽進化論』
・小島剛一『漂流するトルコ 〜続「トルコのもう一つの顔」』
・マイケル・E・ヴィール『DUB論』
・亀井伸孝『森の小さな〈ハンター〉たち 〜狩猟採集民の子どもの民族誌』
・井上章一『ハゲとビキニとサンバの国 〜ブラジル邪推紀行』
・若山ゆりこ『はじめてのイスタンブール』
・堤 未果『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』
・マリオ・バルガス=リョサ『緑の家』上巻・下巻
・佐野眞一『大往生の島』
断然良かったのは小島の『トルコのもう一つの顔』。望月、亀井、井上はハズレ(理由は Tweet 済み)。佐野も彼の作品としては物足りなかったが、逆に言えば彼の数多い代表作が凄すぎる証拠。
『緑の家』は5つの異なる話がひとつに収斂していく構造面の面白さがあるが、噂通り登場人物が多すぎて、エンディングでどう感じ取ってよいのか迷いが生じた。同じ南米文学なら、ガルシア=マルケス『百年の孤独』やイサベル・アジェンデ『精霊たちの家』の奇想天外、摩訶不思議な世界の方が遥かに引き込まれる。
『大往生の島』のつましい暮らしに憧れるものの、相変わらずそれとは反対の生活になってしまっている。
#
#
#