2010年 12月 12日
Diary : Readings
旅行を挟んで約1ヶ月書店に行っていなかったが、一昨日から3日連続で散歩がてら出かけて行って新作をチェック。年末に何を読もうかと思案して、結局今日買ったのは次の4冊。
・オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』(白水社)
ポーランドの女流作家による長編小説(98年作)。今、読んでいるカプシチンスキの『黒檀』が抜群に面白いので、ポーランド繋がりで、というよりも、まず奇麗なカバーに惹かれた。
・ムハンマド・ウマル『アミーナ』(彩流社)
ナイジェリアの小説家のデビュー長編(05年)。またナイジェリアの小説を読む気になったのは、アディーチェ効果か?
・内田 樹『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)
個人的には『日本辺境論』に頷き切れなかった著者による話題書。村上春樹の全小説の再読をなかなか始められないのだが、来年には取りかかれるだろうか?
・大里俊晴『マイナー音楽のために』(月曜社)
昨年逝去した音楽評論家の500ページを超える著作集。全く買う気はなかったのだが、店頭で拾い読みしてみたら止まらなくなり、帰宅して読み始めてもやはり止まらないという、困った本。
最近いろいろ出し直されたトマス・ピンチョンやバルガス=リョサなども気になりつつ、今日もパス。今年は小説に興味が向かい続けた一年だったと思う。
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