◆ 虚無僧尺八の倍音宇宙に浸る

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 祝日の今日は日帰りで神戸三ノ宮へ。ついつい村上文学の舞台はどこかなどと考えつつ、ライトアップされたビル群や六甲山頂の灯りを眺めながら帰宅。折角なので村上春樹の続きを読もうかとも思ったのだが、仕事で疲れてしまったので、今夜の読書はお休み(今年に入って読書の快楽が続いていて、9日で6冊とペースもまずまず)。



 このところ本についてばかり書き続けているが、音楽を忘れてしまったわけではない。昨年の買い漏らし盤を中心に毎日のようにオーダーしており、届いた順に聴いている。今のところ決定的に面白いものに出会わないだけのこと。

 昨日『倍音』を読んで興味が湧き、試しに著者・中村明一の尺八ソロのアルバムを2枚オーダーしてみた。するともう今日到着し、早速聴いている。

・中村明一『霊慕 虚無僧尺八の世界 東北の尺八』(2006)
・中村明一『虚空 虚無僧尺八の世界 京都の尺八 I 』(2008)

 演奏技術も音楽表現も確かに凄い。録音も良さそうだ。複数(2つ以上)の音が同時に鳴り響く、それもひとつは定常的で、他方は音調・音階・音色が激しく変化したりもするのだから、正に超絶技法。これまで聴いてきた尺八演奏とはステージが格段に違う。尺八演奏の極限を追求している姿勢はひしひしと伝わってくるのだが、これを面白いと思うかどうか、好きな音/音楽であるかどうかは、また次元の異なる話。しばらくはじっくり聴いて判断することにしよう。





by desertjazz | 2011-01-10 22:00

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