2011年 01月 18日
◆ 恋しいマルセイユ
また悩ましい季節が巡ってきた。毎年3月にフランス、マルセイユで開催される Duck des Suds、今年はどうしよう。前回行ったのが2009年なので、マルセイユはもう2年も訪れていないのか。
前回は Moussu T e Lei Jovents のバックステージにお邪魔したのが楽しかった思い出。メンバーたちに、マニュ(タトゥーの奥さん)ら Manivette Records のスタッフも加わって、パルコのキクチさんと私が持って行った日本酒と泡盛で盛り上がったのだった。本番前のタトゥー Tatou やブルー Blu も皆仲良くて、とてもリラックスしていた。
フェスが終わった後は、マルセイユから東に1時間ほど走って、タトゥーたちが住んでいる港町ラ・シオタ La Ciotat まで足を伸ばしてみた。マルセイユに戻るバスを待つ間の時間つぶしに散歩していると、幸運にもタトゥーたちが運営する Manivette のオフィスに辿り着く。入口で記念に1枚。写真に収まってくださったマニュさん、とてもとても素敵な方です。この向かいには彼らのスタジオがある。その時は鍵がなくて中を拝見できなかったのは少し残念だった。
オフィスにぶらっとやってきたドラマーのゼルビーノ Zerbino が「お茶しよう」と誘ってきたので、港のカフェで雑談。お茶といいながら、ビールをごちそうになる。
先日、中村明一の『倍音』を読んで、ゼルビーノのことを思い出した。それというのも、バックステージでパソコンを開き、YouTube で尺八の作り方のビデオクリップを観ていたから。あれこれ質問もされてしまった。実際、彼自身、尺八を手作りしていて、それがかなりの本格派。演奏も聴かせてくれた。「日本人が見本を見せてやる」と宣って、もったいぶって構えた後で空かしたら、楽屋の全員が笑ってくれたなぁ。
そういえば、サム Sam Kerpienia は台北で一緒に飲んだとき「日本の伝統音楽を聴いている」と話していた。日本のCDを紹介して欲しいとも言っていたのだが、どうやら私よりも聴き知っている様子だった。
そして、マニュさんは日本酒が大好きだったり。フランスには日本贔屓が多いのだろうか?
そうそう、Duck des Suds の話だった。今年は 3/24-3/26 の開催。そろそろ出演アーティストが発表になって欲しい。もちろん行けば行ったで、良いライブを数々楽しめ、知り合いにも沢山会えることは間違いない。けれども、開催時期が年度の境目に当たるので休暇が取りにくく、なかなか判断できないでいる。
それにしても、みんないい顔をしているなぁ。やっぱりまた会いたい。
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