2011年 02月 03日
◆ アラブ音楽を読む

昨年11月のドバイ&モロッコ旅行から帰国してしばらく経つが、チュニジア政変に続いてエジプトにおいても民主化デモが拡大し、おのずと北アフリカへの関心が高まる。
この地域の音楽に触れる良い機会かとも思い、『中東・北アフリカの音を聴く 民族音楽学者のフィールドノート』(水野信男、スタイルノート)に続けて読むべき本を蔵書から探す。すぐに出て来たのは、『アラブの音文化 グローバル・コミュニケーションへのいざない』(西尾哲夫+堀内正樹+水野信男 編、スタイルノート)と『音楽のアラベスク ウンム・クルスームの歌のかたち』(水野信男、世界思想社)の2冊。しばらくぶりに読み直してみるかと思いつつ、パラパラ、ページを捲り始めた。
アラブ/マグレブ音楽に関しては、もっと自分向きの本がありそうだ。洋書も含めて今度確認してみたい。
しかし、読むよりも実際の音楽を聴くべきだろう。それで気がついたのだが、モロッコやエジプトのCDやレコードは意外なほどに持っていない。基本的なディスクを買いそろえることから始める必要があるのかも知れない。
このところ、エジプト情勢を筆頭に、目を離せない事件や災害が続いている。報道やネットを丹念に追っているわけではないが、それでも事態が刻々と変化するものばかりなので、1月末以降、いよいよ読書の時間も音楽を聴くゆとりも失われていっている。今月はどちらもセーブすることになりそうだ。
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