仕方がない…?

 昨日やっとトイレットペーパーが買えた。一体どうなっているんだ。ここは大阪だぜ。

 残り数日分まで減っていたのだけれど、もし切れたら会社のトイレか公衆便所に駆け込もうと考えたり、海外旅行中よくやったように手で水洗いすればいいさと話し合ったりしていた。ネットで話題になったこれを観て大爆笑しながら(全然笑える話ではないのだけれど)、まあ仕方がないかなとも考えた。


 疑心暗鬼になり、不安がつのって、買い占めに走る人が現れるのは仕方がない。

 情報不足を埋めようと、想像力を目一杯働かせてなされた主張が、不完全であっても仕方がない。

 状況が明らかになるに合わせて個々人の発言のニュアンスが変化するのも仕方がない。

 被災地への補給がまだ完璧でなくても仕方がない。

 会見の説明が下手でも、情報を全面開示できなくても、ある程度は仕方がない。

 外国が把握できる情報の量とそのスピードを考えれば、日本とは報道に温度差が生じるのも仕方がない。

 いったん首都圏を離れて状況判断することも予防措置として正当であり、そうした選択も仕方がない。

 少しの間だけ自粛ムードになってしまうのも仕方がない。

 ときどき過剰反応してしまうのも仕方がない。

 枝野クンが寝ないのも仕方がない。


 だけど、今回の原発事故が「想定外の大地震と大津波によって生じたものなので、仕方がなかった」と、もし結論づけられるのだとしたら、それにはどうしても納得がいかない。これまでになされた当事者たちの発言や様々な報道から判断して、この事故は起こった「結果」でしか評価できないものだと思う。

 残念ながら事故を招いた当事者からそんな発言が聞こえてくる(×)。決して、「仕方なかった」のではない。そう反省し考え直すところから始めなければ、事故は再び起こると思う。


(3/19 22:00、今日は一日 exblog に障害。今やっとアップできた。)




 ようやくアップできたので、少し追記。

 原発への放水冷却作業が順調化しつつあるように見えるのは、取りあえずは望ましいこと。初期段階では、水温上昇と放射線濃度の上昇がもっと早くて、数日間に人間が近づけない事態になるのかとも思ったので(実際、東電側の発表はそうしたニュアンスだった)、今行っている措置がギリギリ間に合ったのかも知れない。これが単なる時間稼ぎではないことを祈りたい。

 今日の原乳とホウレン草の汚染濃度上昇の報道は理解できなかった。食べ物の放射線濃度をなぜCTなど浴びる濃度と比較できるのだろう。多くの方々が指摘しているように、体内被爆は体外被爆とは絶対的に異なるものだと思うのだが。ただ、これは爆発による一時的影響の可能性もあるのではないだろうか。それと同時に、じんわりと苦しめてくるような別の話が次々立ち上ってくるような気もする。





by desertjazz | 2011-03-19 10:00

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