2011年 04月 03日
雑記/読書メモ
Amazon にオーダーしていた "Rough Guide to Malaysia" が届いた。
マレーシア(+シンガポール)旅行を決め航空券を予約・購入したのは3月10日夜のことだった。だが、その翌日に大地震発生。全く最悪のタイミング。あらゆることが流動的であり、海外旅行する気分でもなくなってしまったので、悩んだ末にこの旅は断念。それでもいつかはマレーシアも訪れてみたいので、事前にいろいろ調べておくためにまっとうなガイドブックを買って読んでおくことにしたのだった。
旅の計画が突然断たれたり変更になったりするのには、もうずいぶん慣れたつもりだ。印パ紛争が起こってインド取材中止。チェコ&スペイン行きがパリに入った後で変更(→イタリアへ)。ベトナム旅行は仕事でもプライベートでもギリギリで中止。そして10年前、インドネシアからNYC経由でブラジルに移動する予定だった日(2001年9月11日)にアメリカの空港が一斉に閉鎖され、オランダ経由でのブラジル行きに変更。等々。「海外に行く度に大事件が起こるからもう行くな」ともよく言われる。今回は出発前に全ての計画が吹き飛び、偶然の因果などないこと以前に、あまりにショックが大きかった。
そういえばチェルノブイリ事故10年目に「チェルノブイリ取材に4ヶ月行かないか?」と打診を受けたことがあった。さすがにこの時には困り悩んだ(返事をする前に話が変わって自分は行かないことになったのだが)。
ともかく仕切り直して、マレーシアには今年中に行きたいと考えている。
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最近、ベトナム旅行した女性から絵はがきとささやかな土産をもらった。彼女は阪神淡路大震災の被災者なのだが、それでも変に自粛することなく、自分にとっての糧となる旅をしてきたのは好ましいことだと思う。
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夕方書店へ。渡辺 裕の『歌う国民―唱歌、校歌、うたごえ』(中公新書)など3冊購入。うち2冊に一通り目を通す。それから深夜に、村上春樹の9番目の長編小説『スプートニクの恋人』を読了。これは初めて読んだが、分かりやすいオチがある点で珍しいのではないだろうか。村上の長編小説、残るはあと3作(『カフカ』『アフターダーク』『1Q84』)。
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