2011年 04月 04日
◆ Kaushiki Chakrabarty (5)
Pandit Ajoy Chakrabarty, Kaushiki Chakrabarty & Chandana Chakrabarty / "Bhajan Dhyanam" (Sona Rupa, India, 2005)
傑作 "Pure" をリリースした翌2005年に、カウシキ(コウシキ)は2枚の作品を残している。まず一枚目のこれは父 Ajoy Chakrabarty を中心としたアルバム。全9曲とも彼の作曲で(作詞は Dna とクレジットされている)、(4) 'Ab Kaise Chhute' を Kaushiki が、 (6) 'Koi Kahiyo Re' を Chandana Chakraborty が歌っているのを除くと、歌も彼が主役のようだ。試聴した印象では、やはりカウシキの声が際立っている。
Kaushiki Desikan (Chakraborty) / "Hamaaro Pranaam" (Saregama, India, 2005)
もう一枚はカウシキ単独のアルバム(Desikan とクレジットされているのは、最近のダウンロード版に限ってのことだろうと思う)。'Ab Kaise Chhute' も良かったが、ここでの歌はさらに聴き惚れる素晴らしさ。
実はこれら2枚の最大の特徴は純然たる古典音楽ではなく、ポップソング集になっていること。カウシキの歌は普段より可憐、軽やかで明るい。一曲一曲が短めで、伴奏の方も時にシンセが入るほど。カウシキにこのような作品があることは、今回彼女について調べてみて初めて知った。こうしたポップな歌を歌っても彼女の別の魅力が伝わってくるのではないだろうか。
(どちらも iTunes などで購入できるので、丹念に聴き込んでみたい。だが、今はどうしても震災関連/原発関連の情報を追ったり、被災者の声に耳を傾けたりすることに時間を費やしてしまい、じっくり音楽を聴く余裕が持てない。ましてやガザルやバジャンについてまで語るのは無理。いつになったら誰もが平静に過ごせるようになるのだろう。)
近いうちに、まずは "Hamaaro Pranaam" を先に買って聴いてみようと思っている。有り難いことに、ここでも全曲フル試聴可能。これを聴いただけでも十分な気持ちになってしまうくらいに良い。
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◆ Kaushiki Chakrabarty (1)
◆ Kaushiki Chakrabarty (2)
◆ Kaushiki Chakrabarty (3)
◆ Kaushiki Chakrabarty (4)
◆ Discography of Kaushiki Chakrabarty Desikan
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