2011年 04月 14日
Tunde Nightingale (2)
欧米での評価はさておき、ゼロ年代に入っても度々リイシューされるからには、ナイジェリアンにとっては大切なヴィンテージ・ミュージックなのだろう。昨朝、LPが41枚あるらしいことを書いたが、そんなに出たのかなと常々疑問に思っていた。彼のレコードは熱心に探した訳でもないので、本当のことは分からないままだ。
70年代を中心に制作されたレコードの音源がどれだけCDリイシューされているのか、ちょっと調べてみた。取りあえず出て来たのは以下のアルバム。
・Thomas Organization 盤(3枚)
1) "Gbogun Gboro!" (JRFM/1)
2) Tunde & Fatai "Juju's Awesome Twosome" (FMTOPCD012)
3) "Tunetunes" (FMTOPCD013)
・African Songs 盤(1枚)
4) "The Best of Tunde Nightingale 1972-1977" (CDAS 89714)
・Evergreen Music 盤(6枚)
5) Tunde Nightingale, Ayinde Bakare, J. O. Araba "20 Evergreen Hits of 3 Music Masters of our Country - Nigeria" (HRS VOL 16)
6) "Complete 'Owanbe' Sounds of Tunde Nightingale Volume 1"
7) "Complete 'Owanbe' Sounds of Tunde Nightingale Volume 2"
8) "Complete 'Owanbe' Sounds of Tunde Nightingale Volume 3"
9) "Complete 'Owanbe' Sounds of Tunde Nightingale Volume 4"
10) "Complete 'Owanbe' Sounds of Tunde Nightingale Volume 5"
他に数曲のみ収録のコンピレーション盤などいくつかある。単独盤もまだあるようだ。彼のLPが何十枚も存在する確証は得られていないものの、これだけリイシューCDがあるということは、それなりの枚数作られたのだろう。
そうしたことよりも、録音が(恐らく)70年代に集中しているのにも関わらず、曲によってかなりはっきりした違いが認められることに興味が湧く。一聴雑駁で荒々しい印象の曲からモダン・ジュジュに逆影響を受けたようなものまで多岐にわたる。
残念ながら、リストアップしたいずれのCDとも、現在では入手困難かと思う。しかし、Evergreen 盤のうちの "Volume 1" と "Volume 2" はダウンロード販売が始まり、Amazon などで容易に購入できるようになっている。
#
#
#