2011年 04月 21日
雑記: Back Up
被災地からの報道で印象的だったことのひとつは、写真アルバムを収集する人々と、それを見つけて歓喜する人々の姿。「思い出」は誰にとってもそれだけ大切なものに違いない。ただしこうした光景はフィルム時代の名残でもあるだろう。デジカメ/ケータイ時代に移行し、デジタルデータのやり取りが全盛の今後は、様相が違ってくることだろう。
報道に接して考えたのは、デジタルデータのメリットをより活かしたバックアップのしかただ。年末年始に、写真や重要なデータのバックアップを取ることが毎年恒例になっている。行っていることはふたつ。ハードディスク・コピーに作ることと、DVDコピーを作って自宅以外の場所に保管すること。しかしこれからは外部サーバーの類をより積極的に使うことを考えたくなった。
海外旅行に出かける際には必要なデータをサーバーにアップしておき、どこからでもアクセス可能なようにすることを心がけている(最も簡便な方法は添付メールを保存するなど)。パスポートのコピーやクレジットカード番号まで、諸々「e-Thichet 化」する訳だ(実際は無精が災いして、そこまでは行っていない)。また、レコードについても、所有盤や探しているもののリストを自身のウェブサイトやサーバーにアップしておき(勿論多くは非公開)、持っているかどうか迷ったときにお店のパソコンをお借りしてチェックしたこともある。
そうした作業を思い起こすと、無くしたくない写真なども同様に外部サーバーにバックアップを残した方が便利なのかも知れない。折角撮った写真も HDD が飛んだら一巻の終わりだ。サーバーを活用されている人は多いので、もっと優れた方法がいろいろあることだろう。
気がつけばこのブログ、3.11のすぐ後から何となく毎日更新し、今日でもう40日間連続で書き続けている。多くは誰のためでもない日記やメモや写真ばかり。ウェブサイトのページも含めて、日記や個人的な写真の類は非公開にしているものも多い。こうした行為には、たとえ手元のものが全て失われてしまっても、記憶や記録が多少なりともネット上に残されるだろうという意図が、実はある。
将来的にはレコードの音源なども外部サーバーで保存する。写真も圧縮せずにどこかにアップしておく。そうしたことが「(手元に)モノを持たない生活」を実現する手助けになるのかも知れないとも思う。
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