2011年 05月 31日
春季・石垣/西表キャンプ(11)

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10日目(5月7日): 石垣島
快晴、いきなり暑くなってきた。全くイヤミな天候だ。けれども、来週からは本格的な梅雨になるという。帰路の便が1時間遅れになるなど、最終日もいろいろトラブル続きだったが、無事に帰宅。
自分への土産に石垣と西表のおちょこを購入(トップの写真のうち、左のものが西表の特殊な土を使った焼き物)。これで泡盛や日本酒を呑もう。

その他は食材ばかり。塩の専門店で買った八重山の塩各種。珊瑚入りのものなどは面白いかも。

ジャム、もずく、ラー油類なども。

石垣のフリーペーパーが大変充実していた。特に『やえやまなび』さえあれば、ガイドブックを買ってもっていく必要などないくらいに活用。
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天候には恵まれなかったけれど、たくさん歩いて運動して、そして地元の美味しいものをたっぷり食べられたことは良かった。
毎朝早起きして散歩したり走ったりするつもりだった(だから「キャンプ」なのだ)。しかし雨が多かった上に、それなりに疲れることが重なったことで、この目論みは頓挫。
本をたくさん持って行ったが、ほとんど読まなかった。読み終えたのは奥本大三郎の『楽しき熱帯』くらい。この本、ブラジルの植生や生態の説明がそのまま西表や石垣で見るものの解説になっていることが興味深かった。
日常にいると何も考えない時間がなかなか作れない。無理にでも頭を空にする時間を作る必要があるといつも考えている。今回も少しだけそのように出来たのではないだろうか。
10日間完全にネットから離れ、情報や音楽からも極力離れた。その分だけいろいろ思索できたのも良い過ごし方だったと思う(今回は、考えたことについて敢えて何も書かなかったが)。
読書などしているより、普段とは異なる環境の中に身を置き、早起きして太陽を眺めながら思い浮かぶことを反芻し、昼間からビール飲みながら光や音や熱や空気を体感することが、これから生きて行く上でも大切だったのだろう。
マレーシア/シンガポール旅行をキャンセルして以降もかなり思い悩んだけれど、最終的には無理な自粛はしなくて正しかったのだと考えるようにしている。
取りあえず10日間の行程をざっとメモしてみた。これだけ整理しておけば、そのときに考えたことを思い出せるはずだ。
…と、10日分を一気に書いてみた。だが写真を選んで貼付けるだけでも大仕事に。なので、色調整もコメントを綴ることも大してできなかったけれど、まあ旅の記録にはなっただろうか。時々振り返りながら、自分の余生でできることについて考え続けたい。
(了)
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